バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

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全日本女子バスケ世界最終予選へ向けて

2011年10月13日 | 全日本バスケ

 

   全日本男子のロンドンへの道は、世間的にほとんど注目されないまま静かに幕を閉じた。
  男子は、いったいいつオリンピックに出場したんだ?
  調べたところ、1976年モントリオールオリンピック。35年も月日が経つの・・・
  これでは期待されないのも当たり前か、おまけにアジア選手権の結果を調べてさらに唖然。
   この十数年すべて5位~10位の成績で、アジアにおいてさえも取り残された感がある。
  バスケットは、学校教育やアマスポーツの中でも競技人口がトップランクだろ。

   日本人にそんなに向いていないスポーツ競技なのか?

   そんなことはないでしょう。サッカーがあれだけ世界と戦えてるのだから・・・
  アジア予選で日本が負けた相手国は、国内でプロリーグが盛んに行われているチームばかり。
  体格的には日本と変わらないフィリピンにどうしてズルズルと競り負けたのでしょう?
  フィリピン選手たちは、日本選手より稼ぎが少ないかもしれないがバスケでメシを食べてる
  プロ選手。日本はプロ化さえトップのゴタゴタで実現できないバスケ後進国と認めざるを得ない。
  男子のことはもうやめよう。愚痴っぽくなるから・・・

   全日本女子は、アジア最大のライバル中国と韓国に負けはしたが、その内容において
  アジアトップの力を有する可能性が高い。来年2012年6月下旬からの世界最終予選に向けて
  8ヶ月余り、今回の戦いを十分に分析し振り返り、全日本チームとして練習に励んでほしい。
  中国、韓国ともにベテランから若手まで幅広い年齢構成のチーム。日本も高3の長岡筆頭に
  ビッグセンター渡嘉敷(20)と若い芽が使えそうな雰囲気がある。

   日本と中国の試合を観てたぶん誰もが思う率直な感想は、高さの違い。202センチのセンター
  のみならずフォワードも長身だ。やけにリバウンドを取られていた。獲得リバウンド総数が
  中国34本に対して日本16本。準決勝は、よく14点差で収まったものだ。
   しかし、日本とサイズ的に遜色のない韓国が、中国に対して敗れはしたもののリバウンドでは
  10本も上回ったと後に知って驚いた。平均身長で10センチ上の相手に互角以上のリバウンド。
  世界を相手にする場合、最終的にはこれなんだろうね。

   高さの中国、巧さの韓国に対して、日本はスピードと激しいディフェンスを売りに
  対抗しようとした。その通りだと思うが、韓国の巧い部分ではない、泥臭くても体張った
  リバウンド、ルーズボールに飛び込む凄まじいまでの精神力・執着心って、日本も参考に
  ならないだろうか?


   敗戦後、大神の悔し涙と泣きながらのインタビューを見て、
  女子は世界最終予選、5位以内をもぎ取るかもしれないと思った。

   ヨーロッパ、アメリカ大陸、アフリカ大陸、アジア、オセアニアの1位通過5チームが
  まもなく揃うだけ。あと、ヨーロッパ・アメリカは2位~4位、アフリカ・アジアは2位~3位
  オセアニアは2位のみ、計12チームによる最終予選。上位5チームにロンドンオリンピック
  出場が与えられる。どの試合も激しい接戦になるだろうな。




 



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