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オール光

2008-11-08 13:40:21 | ニュースに一言
2015年以降の大容量ネットワークは「フォトニック」で、NICT

今の通信を支えるテクノロジーは電気である。光ファイバーを使っているという指摘もあるが、それはただの伝送路の問題である。実際に通信とは、何かと何かのコミュニケーションの媒介をするという定義であるとするならば、媒介しているのはあくまでも電気を使った機器である。

電気処理には限界がある。40~100 Gbpsが実現できる限度であるとされる。光は違う。桁が変わる。

話は変わるが、カメラという商品がある。ニコン、ミノルタ、オリンパスなどの光学機器メーカーという会社が、フィルムという化学処理を必要とするものを使って写真を残せるというビジネスを展開していた。

今は、電子機器メーカーである、ソニー、パナソニックの牙城である。電子機器も強かったキヤノンはきっちりと生き残っている。

電話会社はおもしろい。デバイスにこだわりがなく、業態にこだわりがある会社だからである。故にその業態がある限り存続し続ける。代替手段で浸食されるということはしかたがないところか。

「オール光」という変化には「業態」を変えゆく力はない。代替手段への対抗について新たな軸を出さなければ、電話会社の未来も暗いだろう。

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