OpenID + SAML + CardSpace = ?

ID管理は電話の歴史を繰り返さない、リバティ

IDという分野は、将来性があり参入しやすかったということもあって、３つの大きな陣営の標準と多数のサービスや商品にあふれかえったおもちゃ箱である。つまり結局のところはガラクタだ。

この記事は、その混沌に一石を投じて統合に向かおうというコミュニケーションがはじまったということを意味している。

ただの棲み分けで終わるのか。それとも、新たなアイデアで全体を一つとする統合になるのか。

ところで、IDとは何だ？Identifierすなわち、その実態を表すためのユニーク識別符号のことだ。当然だが私はこう考える。その実態は一つのIDしかもたない。IDは複数の実態で共有されない。

情報システムの利用現場ではどちらも実現されていないのだ。IDをIDたる状況にするために。我々技術者は知恵を絞り、情報システムとは関係ないような社会通念を含めて理解し、IDのあるべきを実現しなければならないのだと思う。