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レガシー・エンジニア(hsato)の日記です

Apple vs. Google

2010-03-21 07:29:03 | ニュースに一言
世の中の方向は、非PCデバイスへのネット進出である。Googleが、iPhoneやApple TVとほぼ同様のもののビジネスに進出するのはその現れである。最先端をいっているであろう2社は相互に補完しつつ、お互いに競合するという関係の中でトレンドを作っていくことになるだろう。

日本は、これらの動きに乗ること、また、全く別のアプローチを作り出すこと。日本企業で結集し、この2社に世界を席巻されることなく、自らの地位を向上させることが必要だ。

さらなる関係悪化の予感! 怒るジョブズ、グーグルに全面戦争布告へ... : ギズモード・ジャパン

原因は、iPhoneの対向のAndroidを準備したこと。マルチタッチというAppleのアイデアも、最初は封印していたが、Google Nexus Oneで解禁してしまった。デバイス中心会社のApple、ネット広告中心会社のGoogleのコラボレーションは、Googleがデバイスに手を出しはじめたことから、関係が悪化してきている。

Google TVがくる! : ギズモード・ジャパン

Apple TVとコンセプトは異なっているが、狙うターゲットとしてはバッティングしてしまうGoogle TVを発表した。

この技術のポイントは、3 mユーザインタフェースをどうするかである。スマートフォンは、0 cmユーザインタフェース、パソコンは、50 cmユーザインタフェースと呼べるだろう。これら二つのユーザインタフェースは、iPhone、MacOS Xのおかげで著しく向上している。

しかし、3 mユーザインタフェースを使ったTVについては、決め手となるモノがないというのが現状である。Googleがそのコンセプトを作れるのか。注目すべき点である。なぜなら、このジャンルのデバイスの売れるかどうかの鍵は使い勝手にあるからだ。

Google製のJavaScript規格準拠テストでOperaとSafariがChromeより好成績

Microsoft Internet Explorerを標準に準拠していないと攻撃するGoogleだが、Opera、Apple Safariの方が、標準の準拠度が高い。

ビジネスとしては、ロックイン戦略をとっているのだろう。すなわち、GoogleのJavaScriptエンジンが広まれば、標準準拠より実際のブラウザの挙動に合わせて作られるサービスが増えていくからである。

そういう意味でもGoogleの戦略、戦術、ふるまいは巧妙である。

アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者
小川 浩,林 信行
インプレスR&D

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