Happy in Seattle

コーヒー飲みながらの~んびりと日々の生活で感じたことをシアトルからお届けします。

オーディション番組:LAST COMIC STANDING

2006年06月07日 | Newspaper/TV

日本に比べて、一般の人が参加できる“参加型”の番組がとても多いです。そのひとつで、アメリカで今とっても人気があるのはオーディション番組。続々と人気の新シリーズ、新番組が登場しています。日本とはまた違った、個性的で大規模なアメリカのオーディション番組、視聴者参加型の番組をいくつか紹介していきます♪

Last Comic Standing
なぜこの番組から紹介するのかというと、実はいまこのブログの記事を書きながらみています。ワッハッハッ!!・・・と、笑えないのがちょっぴり寂しい。そう、お笑いです。早く英語のギャグも大笑いできるようになりたいものです。

“スタンダップコメディー(Stand-up comedy)”という言葉を聞いたことがあるという人も多いことでしょう。アメリカでは日本のようにコンビで漫才をするスタイルではなく、一人でステージに立つ、日本でいえば漫談スタイルでが主流です。

オーディションは全米の主要都市にあるコメディークラブで開催されます。まず審査員二人にお笑いを披露し、通過者だけがお客さんを入れた夜のステージに立つことができます。そこで選ばれた人がセミファイナル、ファイナルへと進んでいくというシステム。第一次審査は時間制限ではなく、話のネタを一つ披露し、それで審査されます。そこで面白くなければ容赦なく「ひどいもんだね。帰っていいよ。」と言われてしまいます。一人の審査員が気にいっても二人の意見が一致しなければ不合格。たとえ不合格と言われても、「もうひとつ話を聞きたい?これは自信作よ。」とアピールして、その話が面白くて合格!ということもありました。

スタンダップコメディーはストーリーだけで笑わせるので、日本のように変装したり、小道具を使ってとりあえず笑いをとるというようなことはしません。ときにはシーンと静まり返った雰囲気の中で話が始まり、そしてトークだけでお客さんを笑いの世界へと導いていきます。まさにトークの「技」が純粋に問われるわけです。政治的ネタ、人種ネタ、家族ネタなど内容は様々。でもその切り口は日本のお笑いとは少し異なっているようにも感じます。日々の生活に関係していることは、日本でもアメリカでも変わらないように思いますが、やはり政治や人種ネタとなってくると、その背景も知っておかないと笑えないことが多々あります。例えば、私の好きなTonight Showではこんな話がありました。「メキシコは子だくさんで有名ですよね。ひと家族5人なんて当たり前。でも最近は減ってきて2人くらいしか産まないそうですよ。そりゃそうですよ。残りの3人はロサンゼルスで産んでいるんですからねえ。」そして大爆笑!その背景には現在問題視されている不法移民の問題などがあるというわけです。また、ブッシュ大統領を取り上げたトークの数を調べてみると、昨年に比べて今年は増えているそうです。もちろんブッシュ大統領を皮肉った内容のトークですが・・。日本でもそうですが、お笑いを理解するには文化や習慣、国民性なども理解していないと笑えないことがありますよね。私もはやくアメリカに馴染んでIn Stitches(思いっきり大笑い)したいものです。

そういえば、日々の生活の中で時々、「あ、これネタになりそう!」と、まだ思ってしまうのはHowdy林美貴子がまだ残っているのでしょうか?!あはは。

まだLast Comedy Standingは進行中です。どんな番組でも私にとっては英語の勉強になるので、彼らの笑えるトークが少しでも多く理解できるよう、テレビにかぶりつきで楽しみたいと思います。あ、実際に14インチのテレビだから、とっても近くに寄らないと観えないんです。(涙)日本では大きなテレビに慣れていたので最初は驚きました。・・と、言っても買ったのは自分なんですけど。その話はまた別の機会にね。

では、またアメリカの番組を紹介しま~す!

コメント (7)
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