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浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

GW1日目

2024-04-27 20:34:00 | お知らせ
今日は、ご法事が終わった後、施設に入られている方の、部屋の片付けに行きました。引っ越したばかりで、まだ段ボールに物が入った状態で、どこに何が入っているのかがわからず、手伝って欲しいとお願いされたのです。体がご不自由なので、住職さん何とかお願いできないですかと頼まれ伺いました。行ってみると、とにかく物がたくさんあって、ベッドにまで物が散乱し、寝るところもないそんな状態でした。とにかく服がたくさんあって、申し訳ないが、私にとっては、これは捨てるべきものだろうと思うのですが、その方は、いつか着るかもしれないからと捨てるのを、拒むのであります。ですから、全くものが片付きません。結局、片付けというか、物を右から左へと移動しただけのような感じでした。限られたスペースの中で、一体どのように整理していいのか、全くわからないのであります。時々テレビで断捨離のプロとか、整理整頓のプロの方が、仕事をされているのを見ますが、本当に凄いと改めて思いました。しかし、私もなかなか自分の物は捨てられません。いつか着るだろう。いつか使うだろうと思うと捨てられないのです。しかし、他人のものは、お金以外は、みんなゴミに見えるのです。しかし、確実に言える事は、いつかその方が、亡くなったら全部ゴミです。日本は、これから先、ますますゴミの山になるのであります。今から、少しずつでも、思い切って捨てなければなりません。残った方が大変な思いをするのであります。なぜ、物が増えるかと言うと、だんだんと体が不自由になると、物を探すのが面倒だから、見つからなければ、また買ってしまうのです。その方のお宅も、同じものが未開封のまま出てくるのであります。帰りに、ホームセンターに寄って、棚を買い、ゴールデンウィーク中にまた伺うことになりました。物のない時代に育った方は、なおさら捨てられないのだと思います。でも、私もいつか体が不自由になったとき、その方の思いが辛さを、初めて気づくことだと思います。人は、自分がその人の立場になってみないと、その方の思いはわからないのです。

今日はつなぎ姿で行ったので、施設の方から住職さんですか?と言われました。





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