今日のお寺の天気は、朝のうちだけ雨かと思いましたが、結局、終日、霧雨が降るお天気でした。今日も永代供養の納骨があったのですが、雨の中、お勤めをすることになりましたが、お墓の内部は広くできているので、お参りの方皆さんに入っていただき、内部で、お経をあげさせていただきました。先日、施設に入っている方に、面会に行ったのですが、自立型の施設から、介護型の施設に移られ、まだ慣れないせいか気持ちが落ち込むとおっしゃっていました。足腰が不自由になってしまい、1日中、部屋に閉じこもってしまうことが多いそうです。そうすると、どうしてもテレビを見て過ごすことが多い。だけども、テレビを見ても何も面白くない。逆に気持ちが、おかしくなるとおっしゃっていました。その通りです。特に昼間の番組は暗いニュースばかりです。テレビを見て、気分が晴れ晴れとする事は無いのです。そして、健康食品やら保険や葬儀社、お墓、人間の不安につけ込むコマーシャルばかりが流されるのであります。それでは、どんなに健康な方でも、不健康になるのは当たり前であります。私のお寺の近くには、相模川が流れています。その河川敷は、とても良い散歩コースです。雨が降ろうが、風が吹こうがレインスーツを着て散歩している方は多いです。その方にとっては、それが日常なのであります。家に閉じこもってテレビを見ているより、雨でも散歩した方がよっぽど良いのです。私も昨日は1日中雨の中、山登りをしてきました。わざわざ雨の中、山登りなんかして、何が楽しんだ？と思うかもしれませんが、楽しいのであります。天気が悪い日は、誰にも会うことなく、静かな山は最高なのです。その施設に入られてる方も、先日、少しの時間だけれども、買い物に連れてってもらって、とても楽しかったとおっしゃっていました。女性は特に買い物すると、ストレス解消になるのではないでしょうか。また来ますねと言ってお別れをしたのですが、最後に、部屋で1人でいる時は、テレビよりもNHKのラジオを聴くのが、1番ですよとアドバイスをしておきました。車に乗って帰り道、あぁそういえば、亡きご主人に、お経を勤めてあげたらいかがですかとアドバイスすればよかったと思いました。そういえば、天気に良い悪いわ。ないんですね。良いか悪いか決めてるのは私たちの都合であります。
