「ほぼBグループの会」のこと

以前「ほぼBグループの会」の合宿をしたという記事を書いた時に、え？Bグループって何？と皆さんから疑問を投げかけられました。

それにお答えするために、今日は記事を書いてみます。文字ばかり多い記事ですので、お時間のある時にご覧ください。

「ほぼBグループの会」の会員は全部で4名。私がAグループであとの3人がBグループなので、ほぼBグループの会と名付けました。安直か！笑

ではAグループとBグループとは何ぞや？
これは、元兄嫁で今は親友となったもこちんと私の二人で、長年に渡って考え到達した、ひとつの意見です。

ですからね、軽い気持ちでご覧くださいね。

互いに、夫に浮気･･･ではなく、本気の不倫をされた挙句、離婚せざるを得なかった私たち二人は、沢山の時間を掛けて、それはもう、色んな話をしてきました。

立ち直るために、自分自身を掘り下げて、自分たちのどこがいけなかったのか･･･と反省もしました。その内、こんなことに気付きました。「人は大きく分けて、二つのグループに分かれている」

私たちが考える、二つのグループとは？
便宜上AとBというグループ名をつけました。

【Aグループに属する人の特徴】
・自主性があり、自分の意見をハッキリ言う
・好む好まざるにかかわらず、リーダーシップを取ることが多い
・人に指図されることは嫌い
・売られたケンカは買う、買いますとも！

【Bグループに属する人の特徴】
・意見を求められるのが苦手
・出来れば目立ちたくない
・揉め事は出来るだけ避けたい
・相手を責めるより、自分を反省することが多い
・とかく目標を掲げたり、決めたりしたがる

これは、どちらが優れているとか劣っているとかいうことでは、決してありません。

私たちは、もこちんがBグループで、私がAグループだということに気付きました。
そして、夫婦や友人などの対人関係に、このグループ分けが、深く関係し、影響しているということに気づきました。

ザックリした結論から申しますと、基本的には、どのような関係であっても、AとBとの組み合わせが一番しっくりきて、上手くいくのでは･･･ということでした。
まぁ普通に考えるとそうですよね。昔から、陰と陽などに分けて、組み合わせには、双方が揃った方が良いとされています。

しかし勿論、組み合わせだけで上手くいくものではありません。まずは自分自身がどちらのタイプなのかを知ることが大切だと思います。人は案外、他人のことを分析するのは得意でも、自分自身については余り分かっていない方が多いと思うのですよ。

ではここでAとBの組み合わせ以外の関係性についても少々。

Aグループ同士は、意気投合し、とても仲良くなります。しかし、時として意見が食い違い、口論になったり、その挙句、相手を遠ざけるようになったりもします。ただ、いざという時、Aグループは頼りになります。困ったことを相談すると、解決に導いてくれる確率が高いのはAグループです。

Bグループ同士は、何となくその場では仲良くなりますが、どちらも積極的では無いので、次に繋がることは余りありません。しかも、相手を助けるなどということは、殆んどありません。ケンカもしない代わりに、親密になることも余りありません。

これまでの話で、ご自分がどちらか･･･お分かりになりましたか？
人間関係で悩まれている方がいらしたら、まずはご自分を知る、ということから始められ、そして相手のことも知っていけば、解決できる問題はかなりあるのではないかと。

男女にかかわらず、自分がBグループだと感じたら、Aグループの意見に従った方が事はスムーズに運びます。

ここでとても重要だと思うのは、Aグループの人は、自分の意見が通ったからといって、自分の方が優れているなどという勘違いをしないこと。意思がハッキリしているのは、たまたまそんな風に生まれてきただけのことです。

そして、強く生まれついた人は、そうでない人を助ける義務があると私は考えます。Bグループの人は、勘違い野郎のAグループと出会ってしまったら、さっさと縁を切りましょう。笑

このグループ分けで、一番厄介だと思うのは、本当はBグループなのに、Aグループだと思い込んでいる人。
日本はまだまだ男尊女卑がまかり通っていますので、比較的男性に多いパターンです。

実は私の息子もそのタイプ。（息子よ、ごめん）
私は彼をBグループだと思っていますが、本人は自分のことをAグループだと思っている節がある。傍からは、どう見てもBグループだな、と思えるのに、本人はAグループだと思い込んでいるので、Aグループっぽい行動をします。するとそこには無理が生じます。

どちらが優れていて、どちらが劣っているという事では無いので、自分を客観的にみればよいだけなのですが、Aグループの方が、男らしい･･･と感じるのでしょうか。自分を客観的にみることが出来ていないように感じます。

因みに二度の結婚に失敗した私の、第一夫もそのパターンでした。
本当はBグループなのに、Aグループに憧れて、自分はAグループだと思い込んでいた人。
そして私も逆パターンで、彼と同じでした。本当はAグループなのに、自分はBグループだと思い込みたかった。きっとね、男尊女卑が当たり前の家庭で育ったので、その方が女性として価値がある様に思えたからでしょうね。

第二夫は明らかにBグループです。彼はその自覚もありました。その頃はもう、私も自分がAグループだという事を自覚していましたので、そういう意味での夫婦関係は、とても上手くいきました。いわゆる、かかぁ天下で上手くいくっていうパターンですね。笑

この、大雑把にグループ分けしたABのタイプですが、これは「性格」と言い換えてもいいのかもしれません。
性格というものは、そうそう変えられるものではありません。
でも、考え方を変えることは、努力次第で十分可能なことです。

Bグループの代表選手のようなもこちんは、兄嫁だった当時、自分は偉い、優れている、と勘違いしていたAグループの夫（私の兄）に従順だったことで、益々彼を増長させました。そして、彼をモンスターにしてしまった一因は自分にあったと、自分を責めました。

でもそんなもこちんも、呪縛が解けて、考え方を変えることによって、大きく変わりました。土台となる性格は変わっていませんが、考え方を変えると、その行動が変わってきます。人に意見することなど、全く考えられなかった人ですが、今では職場の後輩たちに「言いにくいことをちゃんと言ってくれる頼りになる先輩」と言って貰えるまでに。

1年ほど前に発足した「ほぼBグループの会」は、冒頭でも申し上げましたが、私がAグループで、他の3名がBグループ。
もこちん以外のBグループ2名は、私の職場の同僚です。その内のひとりは、最近自分がBグループであるということを自覚して、強く考え方を変えたいと願った人です。

思えば彼女は、これ迄最悪なAグループの人との関りで、大変な損をし、酷い目にもあってきました。自分の人生はそんなものだと諦めて生きてきた。そこでもこちんの話を聞いて、自分も変われるかもしれない、幸せになれるかもしれないと、初めて思ったのでした。

何をどう変えたら、Bグループであっても、毅然として生きていけるのか･･･それが知りたいから、是非もこちんの話を聞きたいと言い出しました。自分からそれを言い出した時点で、私は、彼女は絶対に変われると思いました。それは、ただ騙されて利用されるだけだったBグループから、脱することを意味します。

考え方を変えることによって、既に彼女を取り巻く環境は、かなり改善されてきました。何より笑顔が増えました。生きていればストレスもありますが、人生は楽しいんだと思える毎日を送れる。

世の中には、騙される方が悪いなどと言う人もいるでしょう。
でも本当にそうなのか？人は誰しも、今の自分の様に生まれてきてよかった･･･と思える人ばかりではないと思います。言うまでもなく、持って生まれたものは、その人のせいではありません。

今の自分をもっともっと好きになるためには、そして一度しかない人生を謳歌するためには、まずは自分を知り、それを受け入れ、自分自身が努力するしかない。

「ほぼBグループの会」は、不定期に我が家に集まって、私が料理をし、それをみんなで食べながら、ずっとお喋りしているだけの会です。今はコロナ禍でなかなか集まることは出来ませんが、これからもきっと、ずっと続いていくことと思います。

え？そうですよ。ずっと我が家で開きます。Bグループの人たちだけでは続きませんからね。Aグループの人間が最低一人は必要です。笑

そんな「ほぼBグループの会」を、これからもどうぞ、温かくお見守りくださいね。

文字ばかりの長い記事に
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