ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

母かずえ ガラス越しの面会

2020-05-31 05:55:55 | 母 かずえ
マンション中庭の紫陽花が、色づき始めました。老健に入所している母とは、もう3ヶ月以上会っていません。新型コロナウィルスによって、施設に入っている母と会えないことが、仕方ないとはわかっていても、やはりどんな様子なのか気になります。


幸い母がお世話になっている施設では、1日6組、予約制でガラス越しの面会をさせて頂けるということで、先週の金曜日、待機日を利用して行って参りました。



約束の時間に、建物の外側から、指定された窓の前で待っていると、介護士さんに連れられた母がやって来ました。



あぁ、元気そう。髪の毛がちょっと伸びたかな・・・?



「お母さん、元気だった?」
「うん、元気よ。あんた一人?」
「うん、一人だよ。
サンバちゃんも一緒に来たかったけど、今日は無理だった」
「そうね。」



「お母さん、この間送ったアルバム見てくれた?」



しばらく目が泳いだので、あぁやっぱり覚えてないか・・・と思った時、急に覚醒したように・・・



「あぁ知っとるよ。覚えとる。ポンちゃんやら、サンバちゃんやら、可愛いのが一杯載ったの送ってくれてから」



「あれ、お母さん、ものすご嬉しかったんよ。何べんも見たけど、今日は持って来るの忘れた」
「サンバちゃんっていう名前、覚えてくれたん?」
「覚えとるよー。もう忘れんよ」 って言って、忘れるんだけどね~。笑



「今世界中で、新型コロナウィルスいうのが流行っとってね、面会にも来れんけど、また来れるようになったら、お母さんの大好物を沢山持って来るからね。それまで我慢しとってよ」
「うん、知っとる。テレビで見たよ。みんな大変なんやろ?」
なかなか会えないことを、母も寂しく思っていたのでしょう。ちょっとだけ、べそをかくかずえさん。



「あんたも無理せんように、気を付けるんよ」
母は、いくつになっても母ですね。還暦を越えた娘の心配をする。



あっという間の5分間でした。最後に介護士さんから「先日はご丁寧なお手紙を頂戴して、本当にありがとうございました。職員一同喜んで拝見しました」とお礼を言って頂き、いえいえお礼を申し上げるのは私の方です・・・と、恐縮しました。



1時間以上かけて、電車とバスを乗り継いで、たったの5分間しか会えませんでしたが、そんなことはどうだっていい。そう思えるくらい、母との面会は嬉しかった。


何もかもが当たり前だった日常を失くしました。でもだからこそ、感じられることもある。会えることがこんなに嬉しいなんて、ちょっと前の私なら、思いもしませんでしたから。

コロナ騒動が終わって、日常を取り戻した時、今のこの気持ちを忘れないようにしなくちゃね。


ところが今度はポンちゃんが不調。
あぁ、なんでそうなるの?って、思っちゃいますよね。
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