上海の近郊である江南地方は、至る所に運河があり、水郷をメーンにした観光地がある。
私は、生活感漂う蘇州の運河、観光客で賑やかな周荘の古運河、風光明媚な水郷である西塘、烏鎮の水郷、水路がめぐらされた魯迅の故郷紹興など各地を観光したはずなのだが、あまりにも多くの箇所をまわったため、どこがどうだったかなのか思い出せない。特に印象に残った事が断片的に入っただけであった。
その中で一番印象に残った出来事は、中国女性に身振り手振りで呼び止められた事であった。私のほうから声をかけたいぐらいなのに、相手のほうから「写真を撮ってください」と言わんばかりの内容であった。異国の若い女性からのアピールに私の胸は躍った。彼女は自らポーズを撮ってきた。彼女は、素顔でありのままでじゅうぶんきれいだ。日本語や英語での会話も間々ならず困惑していたとき、ツアー仲間で少し中国語が話せる人を交えて、彼女とお友達になろうと私は懸命にアッタックをするのだが話はかみ合わない。知り得た情報は、彼女は江南大学の学生と言うこととメールアドレスのみ。
帰国後、早速彼女に写真を添えてメールを試みた。パソコンでの自動翻訳の助けを借り、英語と中国語の文で送っても通じない。手書きのアドレスが間違っていたのか、それとも何かのトラブルであろうか残念!