花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

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バリ島フォトエッセイ~その3:バリダンサーをモデルに

2012年08月09日 10時04分41秒 | 旅エッセイ⑧~バリ島
        

              

 ここでホテルで起きたハプニングを紹介しょう。シャワーを浴びようと、蛇口をひねっても、お湯どころか水もチョロチョロとしか出てこない。シャワーを浴びた爽快感は得られなかった。

 私達の泊まったホテルは、別館の3階で宿泊客は他にはいなかった。それでも、水はチョロチョロ。朝食時にそのことを話すと、浴槽にお湯をためていた部屋があったと聞く。そのためかと思ったが、次の日も同様であった。そもそも水圧が低いのだ。半年前に泊まった釧路プリンスホテルは、あっという間に浴槽にお湯がいっぱいになった。外国では、水や湯のトラブルはたえない。お湯の出具合で、その国の文化度がはかれるかも。

 待ちに待ったダンサーをモデルにしてスケッチをする日が来た。料金は、こちらから100ドルと指定した。ガイドさんは、ウブド地区の田舎の出身と言うことで、急な要件にもかかわらず、各方面に電話をし、モデルの手配をしていただいた。その地区に住んでいる人々は、当たり前のように小さい時から踊り続けているようだ。日本でいう盆踊り感覚かもしれない。

 ウブドの繁華街からかれこれ車で1時間ぐらいは走っただろうか、田んぼの中に立つ一軒家に到着した。高雅な作りの家である。ダンサーは2人もきた。ひとりは既婚者で幼子をつれていた。もうひとりは、かわいい少女であった。

 私たちは、キャンパスに汗がしたたり落ちるのもかまわず、必至に筆をとった。彼女等は、化粧と衣装をまとい、バリダンスの決めポーズをした。彼女等は、やはり腰をひねったり手のひらの独特なポーズは、さぞきつかったに違いない。我々以上に汗をかいていた。

 
 天気とはうらはらに、旅の目的が達成でき、心の中はハイテンションになった。

 
 帰り道、祭礼に向かう大集団に出くわした。正装した、男女が、トラックの荷台の乗ったり、車、バイク、徒歩で頭にお供え物を持参した姿である。宗教心を持たない私にとっては、異様である。日本なら即、職務質問を受けるだろう。

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