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遠東ユースホステルは、天壇公園と天安門広場の中間に位置しており、観光するのに便利なところである。しかも、昔ながらの下町情緒あふれる胡同と呼ばれる地区に存在するため、朝食は地元の人たちに混じって、外食できる。肉まんのような小包子は、1元からと安い。
胡同内には、公衆トイレがやたらと多い。慣習なのか家の中にトイレがないのかもしれない。朝早く、赤いバケツを持った人たちがトイレに入っていく姿を見かけた。中に入ってみると、やはり仕切りはなく出入れ口に向かって、用を足していた。しかし、北京の中心部、水洗であった。
路上駐車と犬が多い。駐車中の車には、タイヤにダンボールや板でおおわれたものもある。犬のおしっこ予防のようだ。
観光客向けの胡同をめぐるツアーの企画もいくつかある。私は、そのツアーに参加した。しかし、トイレは整備され、道は石畳、中庭のある立派な四合院造の見学ツアーである。昔の上流階級の人の住んでいた地区と言う。人力車に乗ったり、あまりにも観光地化されており、私の胡同の思いとはかけ離れたものであった。
胡同地区は、北京市内にたくさんあり、足でかせいで見て回ったほうが、思いもかけない光景を目にするかもしれない。