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買物代行アッシーくんの目的

2007-05-09 | 買物代行アッシーくん
(2005.04記/2000字)

○趣旨と目的(真面目な内容/より詳しく説明すると…)

現在、美幌では「高齢a者の増加」と「少子化と人口の減少」という課題に直面している
そして、それに付随いた問題が徐々に表面化している
このままでは近い将来、この地域で生活する意義がなくなり、住民は生活がし易い地域に行けば良いということになるだけである
そこには、それが困難な人だけが取り残される…
そして最後は、この地域そのもの「まち」そのものが失われてしまうだろう

そのようにならないための対策として、一番身近で、経費の掛からない、基本的な方法は、
1.高齢者の方には、怪我をしないようにし、また。認知症(ボケ)にならないようにすること
2.子育て家庭の方などには、それに付随した家事の負担の軽減をはかること

それが引いては『子育ては、そして引退後も美幌で!(…働くのも !? ) 』という状況を創ることになる


人間は、「社会」というシステムを創り、色々なモノ事を『分担すること』で、お互いの生活を豊かにしてきた
原始、モノ事は物々交換で行われていたが、それを「お金」という接着剤で交換することで、お互いの存在を認めあい、助けあって、それを高度化してきた(はず!?)である
コンピュータ社会と言われる現代は、その電脳と言われる機器を利用して、「情報(概念)」というモノをも、瞬時に交換できる時代を創ってきた

しかし、それらは逆に「人間関係」の物理的な距離を縮めはしたが、心理的な面「自分と他者の存在感」を薄めることにもなった
「振り込め詐欺」「紙幣の偽造」などの犯罪は、その「人間のモノ事を何かに置き換える能力」と「お互いの信頼関係に基づくシステム」の狭間を利用した、実体感のない人間関係の増大した現代社会の歪みを利用したものである
それの防止は「刑罰を重くする」とか「防止システムの高度化」という方法もあるが、所詮は『イタチごっこ』である
根本的な対策は、それが起こらないような「実体感のある人間関係の構築」である
なるべく人間同士がお互いを感じ合える、意識し合える関係をもう一度構築すること
「技術をデジタル」と呼ぶならば、より「アナログ的な関係」をどのように創り出すことが出来るか?に、これからの『人間の未来』は掛かっていると言えるのである
それが、真に人間が幸せを感じる根元となると考える


話しは基に戻るが、高齢者や子育て家庭の抱える問題を単純化(大づかみすぎるが…)すると、『移動することの困難さ』ということでくくることができる
本人の身体的な負担もあるが、その本人を含めた状況(目を離せない子供や、要介護者がいること)が、簡単には外出を認めない、仕事(勤務時間や農作業など)の関係で量販店などの利用を困難にしている
それらが「元来、楽しいはずの買物」を負担に感じさせる原因になってはいないだろうか
そのことが、ストレスを生み出し、日々の人間関係もギスギスしたものにしているとは言えないだろうか
いつの間にか、子供は言うことを聞かなくなり…!?、家人の認知症が進行してしまう遠因になってはいないだろう
それぞれの人間が、それぞれに人間関係が面倒になっていく…そんな悪循環を繰り返している

そこに着目したのが、この企画である。「ご用聞き」という形態は、高収入者のためだけのシステムではない
それを利用するみんなで、そのシステムを維持していくことが出来れば、ちょっとした「家庭内でのストレス」の解消になると思われる
「買物」は、生活する上で欠かせないこと
なるべく負担に感じないように出来ないか?その解決策の一つが、この「買物代行アッシーくん」である

買物を、
・自分で見て、買いたいモノは、自分で出掛けて「選ぶ楽しさ」と一緒に買う
・日々の生活で欠かせないモノや、いつも買っているモノは、誰かに任せて買ってきてもらう

というように「分担」すれば、日々の「買物」に関わる精神的、物理的な負担は軽減されるだろう。あとは、たぶん、この形態を維持するために、各会員の月 2~3,000円程度の出費を想定しているのだが、それをどう考えてくれるかに掛かっている。企画者としては、それで緩和されることへの対価としては、安いとは思うのだが…


この企画の付随した効果(本当は主目的)としては、参加会員の家庭には最低でも、週に1回以上は担当者が訪ねることになる
このことにより、立ち話し程度ではあるが会員が家族以外の人と少しでも接触があるということ
ヒトは他人を意識したときに「人間」になる!? 若さを保つこと、ボケ防止には、他人とのコミュニケーションが必要である
「若い!」と言われる人は、より多くの人間と接触している…
また、独居家庭や高齢者だけの家庭では、その安否の確認、子育て家庭では何らかのトラブルの予兆の察知なども、期待できると思われる

また、会報「アッシー通信(仮称)」も随時発行する予定なので、それを使った「より身近な情報の入手」や「会員間の情報交換」も考えている
情報が溢れているから、それを事前に選んで提供することが必要な時代である
住民(会員)が、病気になったり、もっと大きなトラブルに巻き込まれた場合は、もっと大きな公的な機関の世話にならなければならないだろうが、そうならない「予防システム」「人生を楽しめるまち、美幌づくり」として、この企画は有効だと考えている。
小さな幸せ」の運び人、お届け人、それがアッシーくんである


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