以下は、昨年作られた「総合計画」を策定するにあたり行われた「町民会議」の当初に、私が提出させて頂いた「提案」です
この「町民会議」は、役場側も町民側も手探りで行われたため、うやむや!?でもないですが、いつの間にか「海」に沈んでいたものです
今回、ブログを立ち上げるにあたり、以前使っていた Macに保存していたほとんどの「駄文!?」を救出した、その中にあったものです
美幌町総合計画における
キーワード
(三浦作)2005.10頃
全体の目標/
笑顔づくり
第1部会:モノづくり
仕事・自信など
第2部会:ヒトづくり
教育・福祉・医療など
第3部会:関係づくり
情報・観光など
○全体キーワード「笑顔の溢れる街づくり」
「笑顔」は幸せで満足していなければ、生まれないもの
それが溢れるマチを作ろう!
○それを支えるキーワード「ヒト」「モノ」それらを支える「関係」
1.モノづくり
「産業」「物流」「経済」「労働環境」など
2.ヒトづくり
「子育て」「教育」「生涯学習」/「文化」「スポーツ」など
3.関係づくり
「地方自治」「福祉」「環境(ハード・ソフト面)」
…前記の2つを支え、それを有機的に結びつけるもの
それぞれの部会での内容の進行
1)あるべき姿(理想像)
2)いまの美幌の状況の把握
3)そこから見えてくる、短期的および長期的な「展望と現実化へのステップ」を考える
○現状把握と「やらねばならぬこと」
1)循環(リサイクル・リユース)型社会の確立
消費型社会(作る→使って→ゴミにする)または拡大型社会(作れば売れていく「右肩上がり…」)の行き詰まりと、それからの脱却
2)「自治体」としての自主独立(身の丈にあった、今あるものの有効活用を含む)
中央に集まった富の循環が期待出来なくなった(交付税や補助金の減少)こと
中央から見た「消費地」「労働力の供給源」としての地方の利用価値がなくなったこと
改めて、行政という「スタッフ」と、住民という「メンバー」の意識の喚起と、その役割分担の確立
3)「美幌」の特性の把握と、それを伸ばす道筋の確立
「モノづくり」では、美幌ブランドや観光資源の開発など
「ヒトづくり」では、自然との共生、住民同士の「助け合い、思いやり」などの意識の育成
「関係づくり」では、それらを有機的に結び付けるための状況づくり
○行政サイドの課題:ハードからソフトへ(「箱モノ行政」からの脱却)
今までは、中央から補助金などをもらって「箱モノ」を作れば仕事をやったと思えた
しかし原資がなくなった(国や道の財政の破綻)こと、またその不足分を補えるほど町税が爆発的に増えるはずもない
縮小するであろう
収入に見合った行政をしなければならないことは周知のごとく
ゆえに、まず「あるモノ」の有効利用と、「人的資産」の効率的な結びつきを含めた「地方行政の再構築」が必要である
また、この規模の自治体では、「情報は役場に集中する」であろうから、その有効な発信基地としての役割(情報収集と、その交通整理と有効な発信)を果たさなければならないだろう
○住民サイドの課題:「他人任せ」から「自治意識」へ(意識の変革「お客様じゃない!」)
今までは、自分で直接、払ったもの(町税など)以外の財源が「行政サービス」のバランスをとっていた
それが当てにならない今、これからは「町としての体力(この地域が生み出す価値)」に見合った行政サービスの規模でやっていかなければならない
しかし、基本に立ち返ると「町は自治体!」である
つまり、「行政サービス」とは、そこで暮らす住民(構成員)がお金を出し合って、全員に関わることを「役場」に替わりにやってもらっているが基本である
本当は、「自分たちのために、自分たちで考え、自分たちの手で」やらなければならなかったことである
ゆえに、もう一度、今まで行政サービスとして提供されてきたモノを、「個人でやれること」「自分たちの役割分担でやれること」「行政に任せること」に整理し、その分担の明確化と再構築をしなければならない
○環境としての課題:「安らぎ」の確保
「安らぎ」には、安心・安全・安いなどの意味が含まれる
もし、自由に住む場所を選ぶことが出来たなら、誰しもが「安心して暮らせるところ」に住みたいだろう
それは平成5年、今年(平成17年)に行われた住民アンケートの結果でも、同じようにみることができる
つまり、治安や消防、医療を含めた、何かトラブルにあったときの、その地域でのシステムの充実度が重視されている
特に、「医療」に関する要求水準は高い
しかし、医療は、それを受ける側、提供する側その双方に取って「安く」はない
基本的に、誰もが病気(妊娠以外は)になって病院には罹りたくはない
しかし、ある一定の患者さんがいなければ、医療機関は成り立たない(医療水準を確保するには、最新医療機器の導入も必要)のである
そんな微妙なバランスの上に成り立っているのが「医療」である
基本的な方向性としては、 ・病気(認知症を含む)にならない、怪我をしないようにすること
・予防医療の確立(医療機関の収入の最低水準の確保を含めた)
・地域として最低限必要な「医療」の洗い直し
※「安い」は、スケールメリットからは逃れられない
落としどころは「どこか?」である
○三浦から見る、感じる美幌の課題 『 柔軟さ 』が足りない…
まず基本的に押さえたいことは、「可能性のある町」であること
考え方の角度や立場を変えると異論があるとは思うが、地域での住民活動も活発であるし、役場職員の皆さんも頑張っている
敢えて、問題点を上げるとすれば、「ヒトの話しを聞かない」「直ぐ諦める」「個々の活動が孤立している」ことである
考え方、やり方など、その組み立て方を変えれば「乗り越えられること」がまだまだあるのに…と思う
私の経験から感じることは、原資としての「住民意識」は高い町なのに、自分と違う考え方を取り入れることに抵抗があるヒトが多く、また「それは出来ない」という判断が速すぎるように思われる
そして、それらのことを含めて、個々の活動の「横への拡がり」が感じられない
まだまだ、ある面「情報」が偏っている
その原因としては、俗に言う「縦割り行政」により、各活動の担当窓口の細分化という問題もある
それにより「情報」が横に繋がらないため、知っているヒトには充分な情報はあるが、知らないヒトは知らないままである
ある面『柔軟さ』ということが、いま美幌にとって、もっとも必要なキーワードであると思われる
この「総合計画町民会議」という組織は『公募』という方法だけ!?で集められた、新しい取り組み方である
その基本は「自分の手で!という意識」にある
その意識を大事にしながら、既成の考え方、そして現状だけに縛られず、有意義な話し合い、ポジティブな未来像『総合計画』が出来ればと思う
もっと笑い合える町を目指して…
この「町民会議」は、役場側も町民側も手探りで行われたため、うやむや!?でもないですが、いつの間にか「海」に沈んでいたものです
今回、ブログを立ち上げるにあたり、以前使っていた Macに保存していたほとんどの「駄文!?」を救出した、その中にあったものです
美幌町総合計画における
キーワード
(三浦作)2005.10頃
全体の目標/
笑顔づくり
第1部会:モノづくり
仕事・自信など
第2部会:ヒトづくり
教育・福祉・医療など
第3部会:関係づくり
情報・観光など
○全体キーワード「笑顔の溢れる街づくり」
「笑顔」は幸せで満足していなければ、生まれないもの
それが溢れるマチを作ろう!
○それを支えるキーワード「ヒト」「モノ」それらを支える「関係」
1.モノづくり
「産業」「物流」「経済」「労働環境」など
2.ヒトづくり
「子育て」「教育」「生涯学習」/「文化」「スポーツ」など
3.関係づくり
「地方自治」「福祉」「環境(ハード・ソフト面)」
…前記の2つを支え、それを有機的に結びつけるもの
それぞれの部会での内容の進行
1)あるべき姿(理想像)
2)いまの美幌の状況の把握
3)そこから見えてくる、短期的および長期的な「展望と現実化へのステップ」を考える
○現状把握と「やらねばならぬこと」
1)循環(リサイクル・リユース)型社会の確立
消費型社会(作る→使って→ゴミにする)または拡大型社会(作れば売れていく「右肩上がり…」)の行き詰まりと、それからの脱却
2)「自治体」としての自主独立(身の丈にあった、今あるものの有効活用を含む)
中央に集まった富の循環が期待出来なくなった(交付税や補助金の減少)こと
中央から見た「消費地」「労働力の供給源」としての地方の利用価値がなくなったこと
改めて、行政という「スタッフ」と、住民という「メンバー」の意識の喚起と、その役割分担の確立
3)「美幌」の特性の把握と、それを伸ばす道筋の確立
「モノづくり」では、美幌ブランドや観光資源の開発など
「ヒトづくり」では、自然との共生、住民同士の「助け合い、思いやり」などの意識の育成
「関係づくり」では、それらを有機的に結び付けるための状況づくり
○行政サイドの課題:ハードからソフトへ(「箱モノ行政」からの脱却)
今までは、中央から補助金などをもらって「箱モノ」を作れば仕事をやったと思えた
しかし原資がなくなった(国や道の財政の破綻)こと、またその不足分を補えるほど町税が爆発的に増えるはずもない
縮小するであろう
収入に見合った行政をしなければならないことは周知のごとく
ゆえに、まず「あるモノ」の有効利用と、「人的資産」の効率的な結びつきを含めた「地方行政の再構築」が必要である
また、この規模の自治体では、「情報は役場に集中する」であろうから、その有効な発信基地としての役割(情報収集と、その交通整理と有効な発信)を果たさなければならないだろう
○住民サイドの課題:「他人任せ」から「自治意識」へ(意識の変革「お客様じゃない!」)
今までは、自分で直接、払ったもの(町税など)以外の財源が「行政サービス」のバランスをとっていた
それが当てにならない今、これからは「町としての体力(この地域が生み出す価値)」に見合った行政サービスの規模でやっていかなければならない
しかし、基本に立ち返ると「町は自治体!」である
つまり、「行政サービス」とは、そこで暮らす住民(構成員)がお金を出し合って、全員に関わることを「役場」に替わりにやってもらっているが基本である
本当は、「自分たちのために、自分たちで考え、自分たちの手で」やらなければならなかったことである
ゆえに、もう一度、今まで行政サービスとして提供されてきたモノを、「個人でやれること」「自分たちの役割分担でやれること」「行政に任せること」に整理し、その分担の明確化と再構築をしなければならない
○環境としての課題:「安らぎ」の確保
「安らぎ」には、安心・安全・安いなどの意味が含まれる
もし、自由に住む場所を選ぶことが出来たなら、誰しもが「安心して暮らせるところ」に住みたいだろう
それは平成5年、今年(平成17年)に行われた住民アンケートの結果でも、同じようにみることができる
つまり、治安や消防、医療を含めた、何かトラブルにあったときの、その地域でのシステムの充実度が重視されている
特に、「医療」に関する要求水準は高い
しかし、医療は、それを受ける側、提供する側その双方に取って「安く」はない
基本的に、誰もが病気(妊娠以外は)になって病院には罹りたくはない
しかし、ある一定の患者さんがいなければ、医療機関は成り立たない(医療水準を確保するには、最新医療機器の導入も必要)のである
そんな微妙なバランスの上に成り立っているのが「医療」である
基本的な方向性としては、 ・病気(認知症を含む)にならない、怪我をしないようにすること
・予防医療の確立(医療機関の収入の最低水準の確保を含めた)
・地域として最低限必要な「医療」の洗い直し
※「安い」は、スケールメリットからは逃れられない
落としどころは「どこか?」である
○三浦から見る、感じる美幌の課題 『 柔軟さ 』が足りない…
まず基本的に押さえたいことは、「可能性のある町」であること
考え方の角度や立場を変えると異論があるとは思うが、地域での住民活動も活発であるし、役場職員の皆さんも頑張っている
敢えて、問題点を上げるとすれば、「ヒトの話しを聞かない」「直ぐ諦める」「個々の活動が孤立している」ことである
考え方、やり方など、その組み立て方を変えれば「乗り越えられること」がまだまだあるのに…と思う
私の経験から感じることは、原資としての「住民意識」は高い町なのに、自分と違う考え方を取り入れることに抵抗があるヒトが多く、また「それは出来ない」という判断が速すぎるように思われる
そして、それらのことを含めて、個々の活動の「横への拡がり」が感じられない
まだまだ、ある面「情報」が偏っている
その原因としては、俗に言う「縦割り行政」により、各活動の担当窓口の細分化という問題もある
それにより「情報」が横に繋がらないため、知っているヒトには充分な情報はあるが、知らないヒトは知らないままである
ある面『柔軟さ』ということが、いま美幌にとって、もっとも必要なキーワードであると思われる
この「総合計画町民会議」という組織は『公募』という方法だけ!?で集められた、新しい取り組み方である
その基本は「自分の手で!という意識」にある
その意識を大事にしながら、既成の考え方、そして現状だけに縛られず、有意義な話し合い、ポジティブな未来像『総合計画』が出来ればと思う
もっと笑い合える町を目指して…