先週はクルマのみならず、飲み屋でも「もらい事故」に遭ってしまった。
まだ先週は生煮えだったが、あれから1週間が過ぎて落ち着いたので書く事にする。
毎月、決まった週と曜日に集まるプライベートな飲み会があり、私はここ4年ほどほぼ皆勤で出席していた。
レギュラーメンバーは私を含め5人ほど。うち4人は私と同い年だ。
そのレギュラーメンバーの中にひとり、書家の女性が居る。
私は仕事を片付けて駆けつけたのは20:30過ぎだったが、彼女らは18時過ぎから飲んでおり、完全に出来上がっていた。
まぁコレは、いつもの事。
すると書家が、何を思ったか紙と筆を取り出し
「この紙に、皆さんの名前を筆で書いて下さい。その字から皆さんの性格を判断します」
という余興をやり出した。
私は筆が持てないので激しく抵抗したが、最終的にはイヤイヤ書かされた。
すると書家は私の書いた字をメンバーに見せながら
「もう、この人はこんなデカい図体してこんな字書いて…」
と、字と私の体格をネタに笑いを取り始めた。
そこへメンバーの1人も、
「オレ、コイツ(私)を中学生の時から知ってるけど、元々こういうヤツやねん…」
と、尻馬に乗るように笑った。
私は怒りが臨界点に達し、千円札3枚を叩き付けて店を後にした。
店の滞在時間はわずか30分、1杯目の生ビールが空いて2杯目のハイボールに少し口を付けただけの状態だったので、3,000円でも払い過ぎだ(笑)。
酒の席とはいえ、なぜプロの書家に本域である筆文字の拙さを、あろう事か体格に結び付けて笑われなければならないのか?
私の事をよく知る人ならわかると思うが、私は不必要なまでに背が高い。
背が高いと、大きく堂々とした字を書かねばならないのか?
背が高いと、人より才能がなければならないのか?
背の低い人に「チビ」と言うと人権侵害になるが、背の高い人に「でくの棒」「ウドの大木」と言って人権侵害になった話は聞いた事がないのは何故か。
確実に言える事は、書家は芸術なので人の気持ちがわかる繊細さを持ち合わせていると思っていたのは、必ずしも全ての書家に当てはまるわけではなかった、という事である…
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