ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

この国の文化は、明らかに変わりつつある。

2019-12-23 20:00:00 | 思うこと
大半のサラリーマンは、今週が仕事納めである。
今年はカレンダーの並びが良く、12/28(土)〜1/5(日)まで9連休の人も多い。
では一斉に27(金)が仕事納めか?というと、意外にそうでもなく26(木)で納めるという会社も少なくない。
例の「働き方改革」以降、休みの取り方も変わってきている。

変わってきていると言えば、今年は年賀状をやめるという企業が急増している。
確かに63円のコストをかけてまで送る事に意味があるのか?と言われれば疑問だが、もし送らなくてもよくなれば気持ちの上では寂しいが圧倒的に楽だし、経費削減の効果も大きい。
何年か前までは年賀状を出さずメールで済ませるなんて味気ない、と思ったものだが、今はそれほど抵抗感もなくなってしまっている。

反対に、年始はゾロゾロと得意先を回って担当者のデスクに名刺を置きにいくのが営業マンの風物詩だが、「来ないで下さい」という企業も出現し始めた。

これらはあくまでビジネス上の話だが、世間一般に目を向けてみるとやはり傾向は変わってきている。

あくまで個人の感想だが、今年のクリスマスは全くムードを感じない。
これは私が東京ではなく、死ぬほど景気の悪い大阪で働いているからかもしれないが、明らかに盛り上がらない。
むしろハロウィンの方が盛り上がっているように思え、逆転したのではないかと感じるほどだ。
やはり、恋人や家族がいるいないで盛り上がりに差が出るクリスマスと、リア充か否かに関係なく仮装をして盛り上がれるハロウィンの方が、地味を好む若者にはよいのかもしれない。
クリスマスと違って、ハロウィンにはプレゼントも要らない(笑)。

しかし、ご存知の方も多いと思うが先日の
「除夜の鐘がうるさいので、大晦日の昼間に鳴らす事にしたお寺」
のニュースは、心が寂しくなった。
子どもの声がうるさいからと、保育所の建設が住民の反対運動で中止になった話しかり、時代はどんどん不寛容な方向に進んでいるように思えて仕方ない。

休みやすくなった一方で、季節の風物詩が廃れ不寛容になってゆくペースがこのところ早すぎる気がするのは、私だけだろうか?
確かに年賀状はめんどくさいし、他にせねばならない事は年末には山ほどあるからクリスマスも要らないのかもしれないし、除夜の鐘も近隣住民にすればうるさいだけなのかもしれない。
しかしそのめんどくささ、うるささも共有せずに済み、言いたい事が言える世の中になったという解釈なら悪くはないのだが…

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