ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

ホワイティの串料理とピザ、「ミアスタンド」のトルコライス。

2020-09-15 20:00:00 | うまいもん
改装されて以来なかなか良い店が沢山出来た、ホワイティ梅田の東端。
ひとつずつランチで潰しているのだが、今回はこちら。

「ミアスタンド」と云う。
グランドメニュウは、串料理とピザ、それに野菜推しのようだ。

串焼きや串揚げが1本200〜400円でいただける店だが、ひとつひとつのボリウムは知れているため少し飲んだらアッという間に1人5,000円はいきそうな感じだ。
私も料理をやるのでよくわかるのだが、大した具材でなくても串に刺すだけでランクアップするうえ、ボリウムがなくても許される。
現に、串を10本頼んで全て串から外し、皿に盛ってみるとよい。
串10本分の値段の、半分くらいの価値にしか見えなくなる(笑)。

そんなミアスタンドのランチは、コレがイチオシ。

「梅田トルコライス」だと云う。
トルコライスと言えば長崎県のご当地グルメで、たいがいは炒飯・揚げ物・パスタの3点セットにカレーがかかっている。
揚げ物にバリエーションがあったり、ソースがカレー以外にドミグラスソースだったりもするし、店によってはカスタマイズ出来る。

しかし「梅田トルコライス」を標榜するのは、どんな意図があるのか。
ご当地を連想する、例えば神戸なら「ぼっかけ」やら広島なら牡蠣やら、そういうものが梅田には全くないので何がどう梅田なのかさっぱり理解出来ない。

そんなこんなでカウンターに陣取ると、しばらくして梅田トルコライスが着丼。

スパゲティは、ナポリタン。
ごはんは炒飯ではなく、ターメリックライス?ドライカレー?のカレーがけ。
それに豚カツが載っており、ボリウムは充分。

カツは揚げたてのサクサクで重くなく、実にウマい。
カレーは「えっ?」と思うくらい本格的な、「玉ねぎやリンゴをすりおろして小麦粉は使っていません系」の、意識の高いカレーだ。
トルコライスのカレーなんてほんのOne Of Themなのに、ここまで専門店的なカレーがいただけるとは思わなかった。

しかしその本格的なカレーを食べた瞬間に抱いた、この店へのこだわりへのリスペクトはナポリタンによって見事に打ち砕かれた。
とにかく、麺が固い。
私の持論で、ナポリタンにアルデンテは要らない。ケチャップがからむものは、グダグダがウマい。
しかしこのトルコライスに添えられたナポリタンは、アルデンテはおろか鉄板の上で長時間放置されて火が通りすぎたのかもしれない。
ランチというのは短時間に多くの客をさばかねばならないため、多少の作り置きは要る。
スパゲティは開店前に茹でて1人前ずつまとめておき、オーダーが入ってから軽く炒める事が多いのだが、どこでどう間違えたのか?

「画竜点睛を欠く」
という言葉がある。すなわち立派な竜の絵であっても、竜に目がないと完成しない。
しかしトルコライスにおけるパスタは、竜の絵の目どころの比ではない構成要素だ。
あくまでメインは夜の串とピザ、野菜料理なのだろうが、ランチのパスタへの扱いを見る限り夜にも大きな期待は出来ないのである…








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