今年5月で結成35周年を迎える、我が愛してやまないバンド、スターダスト・レビューのベスト盤「スタ☆レビ」が、本日入店である。
オリジナル盤は「ライブベスト」「スタジオベスト」の2枚組、初回限定盤はさらに「シングルのカップリングベスト」「ライブのMC集」、さらにDVDまで付いた5枚組である。
まだ2枚しか聴いていないのだが、ライブベストは「夢伝説」「トイワライト・アヴェニュー」「Northern Lights」「今夜だけきっと」など、ライブの定番曲のうちここ数年内のものと思われるテイクがズラリと並んでいる。初めてスタレビのライブにこれから行く人は、この1枚で充分な予習が出来る。
ヒジョーによく考えられた選曲で、例えば「木蘭の涙」は敢えてバンド・バージョンを収録している。このあたりは、ピアノバージョンに飽きたというシビアなファンに配慮した結果か。
「木蘭」と色が似ているためセットリストから漏れる事も少なくない「追憶」もちゃんと入っている。
「ふたり」などは、アルバムのオリジナルバージョンとはケタ違いのスケールで聴かせてくれる。
出色なのは「と・つ・ぜ・んFall In Love」だ。
ライブでは断然の人気を誇り、私などこの曲を演らなかった日は消化不良だったりするのだが、この曲のライブバージョンは過去3タイプCDになっていながらいずれも現状のこの曲の再現になっていない。
シングル「もう一度抱きしめて」のカップリングのバージョンは、ライブアルバム「FACE TO FACE」のアウトテイクなのだが、録音が信じられないほどデッドでしかもBPMがユルく、踊れない。
ライブアルバム「No BALLADS」にも収められているが、これは米米クラブでおなじみホーン・セクションのBIG HORNS BEEとの共演であり特殊なバージョンで、参考にならない。このブラスのフレーズが「と・つ・ぜ・ん」だと思われては困る。
もう1テイクはアルバム「THANK YOU」のリマスター盤のボーナス・トラック。初めてのライブビデオ「THE ROCK SHOW」のテイクで、初期メンバーであるキーボード・三谷泰弘のシンセブラスが冴えまくっているのだが、これまた残念な事にショートスケールなのだ。
このアルバムで、やっと今の完璧な「と・つ・ぜ・ん」が聴ける。入手以来、もう何度リピートした事か。
2枚目のスタジオベストは、ここ10年のオリジナル・アルバムの中で人気の高い曲をまとめてある。
私も加齢と共に柔軟性がなくなってきているので、アルバムの中でも好き嫌いがハッキリしてきた。そのためアルバムをそのまま聴く事が減り、聴きたい曲だけ飛ばして聴いたり好きな曲だけ1枚のCD-Rに焼いたり、という作業をやる。
この選曲は、まさに私が好きなものばかりで、どストライクである。
オープニングは新曲の「愛はいつも偶然じゃない」だが、第一期・三谷時代の「Lonely≠Story」「素敵なWink Cat」に通じる胸キュンポップで、これまた好きな曲調だ。
まだあと3枚もあるではないか。じっくり聴いていく事にして、3/20の守山と5/28のオリックス劇場に備える事にしよう…
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