ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

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スタレビ「SHOUT」ツアー@京都・城陽。

2015-05-31 22:53:33 | No Music,No Life.

ダービーは、やはり皐月賞馬ドゥラメンテの圧勝に終わった。私は昨日の予想で、大観衆を前にテンションが上がり過ぎてしまうのを懸念し敢えて本命には推さなかったのだが、パドックでも本馬場でもあれだけ落ち着いていれば圧勝は当然だ。
本命・リアルスティールは、ドゥラメンテ1頭をマークして大事に乗り過ぎたのがアダになった。目標にされてもいいので、もう少し前で競馬してもよかったのかもしれない。だがこれも競馬だ。
オルフェーヴルが引退した後、久々に世界で戦える怪物の出現ではないか。ドゥラメンテの今後の活躍に、大いに期待したい。

「スター」ホースの活躍を見届けてすぐ、「スター」ダスト・レビューのライブ参戦である。
今回の「SHOUT」ツアーは守山・奈良に次いで3回目である。スタレビ初である文化パルク城陽(ウチから10分!)に来てくれた嬉しさもさる事ながら、今回はとにかく要さんの声の調子が素晴らしかった。ここ数年にない調子の良さで、何より本人がノッているのが伝わってきた。声の調子が良いせいか、名物のアカペラも今回のツアーでは出色のデキだったように思える。

もうツアーも終盤なので多少のネタバレは許されるだろうが、恒例の「日替わり曲」は「Baby,It's You」と「Smiling Face」だった。
私がスタレビにハマッた最初のアルバムは86年の「VOICE」である。「今夜だけきっと」という、核になる名曲を含む名盤だがそれ以上に私の心をつかんだのが「Baby,It's You」だった。軽快な8ビートに、通奏音ぽく刻まれるシンセのフレーズが最高で、イントロの瞬間に向こう4分間の心地良さを保証してくれる曲である。あれから30年近く経った今も、ドライブのお供に。またイヤな事があった時の気分転換に欠かせない曲である。
一方の「Smiling Face」も名曲なのだが、この曲を含むライブアルバム「Face To Face」がリリースされた92年というのは、スタレビにとって微妙な時期だった。88~94年、アルバムで言うと「RENDEZ-VOUS」から「楽団」あたりは、初代キーボードの三谷泰弘が力を持ち過ぎていた頃だ。もちろんどのアルバムも大好きで名曲も沢山あるのだが、生ドラムの曲はほとんどない。意地悪な言い方をすれば三谷が自宅でシコシコMacに打ち込んだプリプロ音源にメンバー全員が付き合わされているような印象で、翌95年のアルバム「艶」がものすごくハジケているだけに、余計にそう感じる。
案の定三谷は94年を持ってメンバーを脱退してしまう。

作り込まれ過ぎて今ひとつライブ感に欠けるアルバムとは裏腹に、当時は動員のピークでもあった。夏やクリスマス前になると、大都市ではアリーナでもライブをやっていた。ただ、ホールではなくアリーナをやると演者と客との距離は遠ざかる。
そんな中の「Face To Face」は、自分達がライブハウス出身のライブバンドである事を確認するために敢えて渋谷ON-AIRなどの小さなライブハウスで収録した音源である。既発曲はホーンセクションを迎えて躍動感たっぷり、書き下ろし曲も粒揃いだ。
あれから23年、当時24歳の若造だった私が大学生と高校生の子を持つ親となった47歳の今聴くと、あの頃より今のスタレビの方が断然ライブバンドだ、と再認識出来る。要さんは先日58歳になった。なんという現役感であろう。恐ろしいバンドである。

もうすぐツアーも終わる。1本ぐらいは夏イベントに行きたいが、今年こそテアトロンに行ってみようか…


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