ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

山下達郎のチケットぐらいは、手売りに戻してほしい。

2015-09-28 21:07:21 | No Music,No Life.
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今日は福山雅治・吹石一恵の結婚で、芸能ニュウスは持ち切り。「スベらない話」でおなじみ千原ジュニアの結婚すらもスベッてしまった。
しかし、私としてはそんな事などどうでもいいニュウスを昨日聞いてしまった。
私の尊敬してやまない、日本音楽界の至宝・山下達郎のコンサートチケットが、実際に売れる枚数を超えて売られていた事が発覚したのだとか。

問題となったのは、11/15・16の神奈川県民ホール。9/26発売予定の800枚が、なんと手違いで1,600枚も売られてしまっていたのだとか。
これは全てローソンチケットのミスであり、ローチケ側は当該者に謝罪し他会場の公演に優先的に振り替えるなどすると言うのだが、そんな事でファンが納得するとでも思っているのか。

仮に年明けの大宮・中野・NHKホールなどに振り分けたところで、元々それらに行こうと思っていたファンが迷惑するだけで、本来のローチケの尻拭いになっていない。それでなくとも、達郎のチケットは達郎の「アリーナではやらない」というこだわりゆえ、需給バランスがとんでもなく悪いのだ。

そこで今回の尻拭いの方法として私が提案するのは、ローチケが全てのコストを負担したうえで達郎サイドに神奈川県民ホールでの追加公演を依頼する事だ。これによってあぶれた800人に加え、買えなかった1,200人が救済される。

それと同時に、来年のツアーから80年代のような「プレイガイドでの手売り」に戻してほしいのだ。
コンサートというのは、本来ローカルなものであったはずだ。名の知れたアーティストがオマエらの街に来てやる、というのがツアーだった。
しかしいつの頃からインターネットで全国どこでも買えるようになり、様相が一変してしまった。私でさえも、東京だろうと札幌だろうとコンサートチケットが買えるご時世になってしまった。
汗をかかなくても、簡単に全国のチケットが買える。その結果需要が膨れ上がってパニックになり、転売などのトラブルになるのだ。

その昔、私が京都会館でユーミンを観た時は徹夜でプレイガイドに並んだものだが、それでも誰も文句を言わなかった。コンサートチケットとは、そのように並んだりして汗をかいた人、およびファンクラブに属し高額な年会費を払っている人にこそ開かれているべきだ。決して電話やネットが偶然つながった人に開かれているべきではない。
達郎のフェスティバルホールのチケットは、大阪府下のプレイガイトのみ。神戸国際のチケットは、兵庫県下のみ。京都会館改めロームシアターのチケットは、京都府下のみの販売としてほしい。
達郎は自身のラジオ「サンデー・ソングブック」についてはハガキのみで、FAXもメールも受け付けていない。それはレコーディングこそデジタルで仕方ないもののライブではアナログなマニュアルプレイにこだわる達郎らしい選択であり、50円というコストをかけて手で書いて送ったハガキこそ尊いという達郎の考えだろう。
であるならば、上記の手売りに戻す提案もきっと理解してくれるはずなのだが…