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「ちゃわんや15世 豊斎のblog」
茶陶、朝日焼の十五世、松林豊斎。
陶芸、お茶、日本の伝統的な美意識のほか、趣味のPCや携帯、そして祇園の遊び方。
 



結果は、すごくよかったです。 点数を付けるなら、70点で合格ラインとして、 88点から90点かな。 ここ5年で最高だったかも。 茶入などの小物や、茶碗、そして花生、水指などの大物も、 バランスよくとれました。 特に茶入は、鹿背、紅鹿背ともにいい焼き上がりがでした。 それでも、3分の2の作は破却しなければなりません。 登窯とは、そんなものです。 . . . 本文を読む

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昨日と言っても今朝、ようやく窯が揚がった。 窯の焼成終了のことを窯が揚がるという。 炎の勢い、色と明るさ、透明感。 それらが温度と雰囲気(酸化度と還元度)を示している。 そして時間と温度の軸がそれに絡まって、 ああ、頭の中が混乱する。 私の責任でこの玄窯を焚くのは、この11年で31回目。 この数字は多いのか少ないのか。 . . . 本文を読む

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愛宕さんはたしか京都で一番高い山で、 といっても標高930mぐらい。 しかし愛宕さんを登ることは、なかなかのもので、 よっぽど健脚なひとはともかく、 齢五十を半ば越えた私には、少々覚悟が必要です。 桜にはまだ少し早いけれども、 芽が膨らんで、まさに春が始まろうという空気を、 満喫できました。 . . . 本文を読む

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今日ようやく窯が詰まった。窯焚きはむしろ、お祭りみたいなもの。 ただ勝負は、窯焚き。 そして窯焚きは、祈りの世界。 今回も、いい窯が焚けますように… . . . 本文を読む

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今日はいい天気。 そしていい風がある。 昨日までに削りあげた茶碗を、天日乾燥させている。 この天気と風で、本当によく乾く。 気持ちのいい天気だ。 春近しか。 . . . 本文を読む

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 昨今のように寒くなり、水が冷たくなると、  どうしてもお湯を使いたくなる。  そしてお湯を使うと、2,3日もすれば手が荒れる。  もううちに帰って、お風呂にはいると、  飛び上がるくらいに、手の甲が荒れている。 . . . 本文を読む

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去年亡くなった父がよく言っていたが、 「いろいろいやなことがあっても、 ロクロをしていると、 ほんとにすべて忘れて、制作に熱中できる。 ロクロをすることが、自分の仕事でほんとに幸せだ」と。 私もこの父の言葉を思い出すまでもなく、 本当にそう思う。 もう何年もロクロで作品を作っているが、 この、水びきというロクロ仕事にはいると、 他のことをすべて忘れて、制作に熱中できるのである。 . . . 本文を読む

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窯出しの結果は、 最高とは言えないまでも、 今までの中でも、かなりいい方でした。 おかげさまで、表情もほころんできます。 しかし、今回場所によってばらつきがあり、 3カ所の結果は、 登1は、やや優。 登2は、最悪。 穴窯は、最高。という具合でした。 ですから、登2を窯出し終わった時点でがっくりとし、 疲れた不機嫌な顔をしていたようです。 ところが、穴窯は今までの最高クラ . . . 本文を読む

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今朝3時半に玄窯の焼成が終わった。 各間のそれぞれの、窯の表情が頭を巡る。 今回の焼成は、全般的には素直に進んだ感じ。 特に後半の登窯の方は、窯に引っ張られた印象だった。 今までの経験では、あまり素直に温度が上がる方が、結果がよくない。 果たしてどうだろうか。 いずれにしても、結果はもうでているし、 明日その結果がわかる。 じたばたしてもしようがないが、 窯の内部の色の変化が . . . 本文を読む

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ここ数日の間に、阪神が優勝しました。 タイガースの件もコメントしたいんですけど、 窯に夢中のまま時を過ごしてしまいました。 とりあえず、ご声援ありがとうございました。 昨日、10月1日は宇治神社の献茶式。 宇治にある流儀、松殿山荘流のお献茶でした。 大きなお献茶ではないものの、 おごそかに、そして宇治らしい献茶式でした。 今日は、宇治の茶祭り。 豊太閤が、宇治橋の三の間より汲んだ宇治川の水で . . . 本文を読む

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昨日夕刻ようやく登窯玄窯が詰まりました。 今日はあぶり、明日は本番。 明後日未明に焼成終了予定。 窯出しは4日火曜日。 今回の焼成は、明日明後日と 「土と炎に親しむ会で」一般公開の予定です。 デモストレーションとはいっても窯の作品は真剣勝負。 いつものことですが、昨日までよく頑張りました。 したがって、このブログも少々間隔が空いてしまいました。 私たちにとって登窯をひと窯焚く . . . 本文を読む

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昨夜、久しぶりにとんでもない失敗をした。 桟板にのせた焼成前の茶入三十点、 指を滑らせ、見事に床に落としてしまった。 茶碗なら十二個ぐらいしかひと板にのらないし、 茶入は茶碗の三倍も手間と時間がかかる。 茶入は三十もひと板にのってしまう 茶入って何かあると被害が大きい。 それを一瞬でパァーにしてしまった。 ちょっと悲しい。 トホーッ ほんとはちょっとでないけど… しばらくは声も . . . 本文を読む

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もう十数年続けていることだが、 この夏休みも「親と子の陶芸教室」に いろんな親子が参加していただいた。 制作も終わり、工房と窯の見学をすませて、 作品展示室で私の制作風景などのDVDを見ていただいていた時、 ある男の子とお母さんと話す機会があった。 お母さんが言われるには、 「私たちは上京区から来ているんですけど。 陶芸教室なんて、近くにもいっぱいあるんです。 でも、遠いけど . . . 本文を読む

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朝日の茶入  一般に、古い朝日は殆ど茶碗とされて いる。「殆ど」という言い方は逆に言うと 茶入や水指もあるということで、実際茶碗 に比べると茶入や水指は数が少ない。鳳 林隔冥記の寛文六年(1666)五月条に朝 日焼の茶入を注文し、十一月にそれが出 来てきて仕覆を誂えるという記述がある。  遠州流のお家元には「春霞」という銘の 茶入があり、胴の正面下部分に大きな朝 日の刻印が押してある珍しいものだ . . . 本文を読む

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松の炎で焼成 乾燥させた作品は、普通は素焼をするが、 朝日焼の鹿背や紅鹿背は「生掛け」といって、 素焼をしないで施釉する。 柄杓で釉を茶入の中に注ぎ、すぐにその釉を振り出す。 そしてすぐに胴の下の方をもって釉の中に浸し外側をかける。 素早く取り上げて、釉の最後の一滴を、正面で一筋真っ直ぐに流す。 これがナダレである。 このナダレも茶入独特の約束事で、そのタレ具合が景色となる。 一瞬の勝負でかつ . . . 本文を読む

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