「ちゃわんや15世 豊斎のblog」
茶陶、朝日焼の十五世、松林豊斎。
陶芸、お茶、日本の伝統的な美意識のほか、趣味のPCや携帯、そして祇園の遊び方。
 



今回新潟に来てあることに気がついた。 それは上越市の上越と上越新幹線の上越とは意味が違うってことである。

越後の国を、上越、中越、下越と三つに分けて呼んだのが、上越市の上越。 上野(こうづけ)と越後を結んだ線が、上越新幹線の上越だってことである。 上中下の上と群馬の上野と全然違う言葉からきている。

以前、上越市の大和デパートで個展をした時から、 「なんで、上越新幹線も上越線も通っていないのに、新潟とも遠いのに、 上越っていうんだろう?」って漠然と思ってた。

そんなに深く考えていたわけではないけど、ある日突然答えを発見して、ちょっとうれしくなる。 たいしたことではないけど、自分一人でちいさな満足感。そんな感じ。

今回新潟に来るのに、新幹線の東京経由ではなく、途中、高岡でギャラリーを始めた大学の同級生を訪ねたいこともあって、 日本海沿いを使った。 その方が 時間はかかるけど、交通費は三分二。

親不知を通ると、山が好きなぼくには、北アルプスが日本海に落ち込んでいるという印象を受ける。 いわゆるフォッサマグナがここなのだと。 そして越中と越後の国境(くにざかい)だけでなく、北陸と甲信越つまり、関西と関東をここが隔てている。 そんな感じを実感する。 そういえばJRも西日本から東海を経ずに東日本になる。 文化圏も東海圈をとばして東京圈に入った印象。 当たり前だけど、人の文化圏は自然の地形に規定されているんだ。 おもしろいものだ。

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コメント
 
 
 
Unknown (UJI kuro)
2011-11-12 16:18:05
実家の、荷物を整理していたところ
「朝日焼の湯飲み」に目が留まり、
ネットでサーチしましたら、
ブログがみつかり、コメントさせて頂きました。

父が、御窯元から頂いたようで
時は不明(?)ですが、
熨斗には、
朝日閣改築、玄軒新築 記念品
朝日焼窯元 松林 豊斎 と書かれています。

素朴でやさしい焼き物ですので
これから愛用します。

当方が幼き頃、故井上静子(静山荘)から、
「朝日焼」の話を聞いたことが思い出されます・・・

ますますのご発展をお祈り申し上げます。

以 上
 
 
 
コメントありがとうございます。 (豊斎)
2011-11-15 16:49:00
コメントありがとうございます。

玄軒新築とは、昭和48年頃で、
私は大学生でした、
38年ほど前になるかと思います。

また機会があれば窯元展示室も見に来て下さい。
ではでは
 
 
 
Unknown (UJI kuro)
2011-11-15 19:41:26
豊斎さま

玄軒新築は、昭和48年頃の事とか・・・
時のたつのは早いものです。

市内に在住していますので
御工房の窯元展示室へ寄せていただきたく。

ますますのご発展をお祈り申し上げます。

以 上


 
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