最愛の両親
母に続いて 父が他界した・・・
もう、ひと月以上経った
母他界に続いて3年以内に 亡くなるという事は やはり母は父の事が大好きだったんだろう。
別れの言葉に 何度も何度も 「お父さん 有り難うな!」と言い続けたよ・・・
母同様 誰からも 愛された父・・・・
何万遍 感謝を言っても 言い尽くせない存在
私にとっては 最高の主であり 師匠であり 親であった人。
主師親とは 仏の三徳といわれる。
こりゃ何も 崇高で人間とはかけ離れ神格化された ご本仏だけに使われる仏教用語では無く
家族の長として 立派に使命を果たした 父にふさわしい用語だと思う。
だから 俺はあえて送りたい・・・金で買える どんな戒名や称号よりも 相応しいだろう
罰は当たらないだろう いいよね・・・
有言実行で 働き者で親孝行であり 家族を皆 幸せにした父・・・
私達にとって 仏のような存在だ。
毎度の事ながら 子供の頃から いつも 親の臨終を恐れて生きて来た私・・・
父も母と同様、老衰という 終わり方をしてくれた・・・
でもね 死に方に差別は無いのであります。
勘違いしないで欲しい・・・これは 俺たち遺族の納得であって
例え 事故死や急死であったとしても 当の本人は 案外平気で 遺族の臨終に対する捉え方も
千差万別なのではなかろうかと 人夫々だから 気にする事ぁ~無いのです。
ヘトヘトニなりながらも 長い人生マラソンを駆け抜けただけ・・・
人生の終わり方にゃ~そんなに多くの選択肢は無いのであります。
それは 本人が選んだ事・・・他人は その家の事情を知らない
他人の死に方が ど~のこ~のと 干渉したがるカルト宗教が居ますが
心配いりません 不安を煽って 金が欲しいだけなのであります。
全ては 遺族が如何感じるか・・・そこが大切なのであります。
葬式なんてものも 故人の為というよりは 遺族が納得するための儀式なのであります。
生きづらい 世の中をヘトヘトになりながらも 罪を作らず 増してや 家族に惜しまれ
生き抜いた人生・・・「ありがとう お疲れ様でした!」なのであります。
良き医者に恵まれ 良き介護士さん達が協力してくださり 実家の居間で亡くなった
無理な延命治療は反って本人が辛いのではなかろうかと思う・・・
今のご時世 核家族化が進み 生活もままならぬ事情で、やはり 病院で
臨終と言う事が普通なのかも知れないが・・・
本当は 普通の生活の中で 自然と衰えつつも 力尽きて死んでゆく事が本望なのでは
ないだろうか・・・まあ~それも 夫々の環境に違いがあるから これが正しいとは
言いきれないが 私を含め弟妹も納得している 親の送り方だ。
葬式の朝 あまりの恋しさに 父に問いかけた 「お父さん!今 居る所が良い所なら 何かサインを送ってくれ!」
葬式が終わるころ 子供たちが 「あ!爺ちゃん 笑っている」と・・・
私:「本当か?本当に そう思う? 俺だけが 思い込みで 笑っているように見えているんぢゃないだろうな?」と
何度も確認した・・・僕ぁ 悲しくないよ 寂しいだけだ でもね 感謝の涙が溢れて 溢れて 止まらない・・・
俺は父さんの子で本当に良かった。
ps 火葬した時 喉仏の骨がきれいに残った・・・職員の方が これはとても珍しい事ですねと・・・
これも 俺を安心させる サインだったのかも知れない
追記 幼少時代 ふろの中で父と歌った ウルトラマンの主題歌・・・
力強い父とウルトラマンがダブって見えていた事が懐かしい・・・
自分の番を待つ立場になりました
親想う心に勝る親心が身に沁みます
そうですよね 後20年後くらいにゃ~
私も そうなるのですよね・・・
よく母が言ってました 「アナタは父さんが
22歳の時生まれた子どもやけんねェ・・・」と・・・もう あっと 言う間ですよwwww22回正月迎えりゃ
同じ歳なわけっすから・・・