過去記事・・・・
幼稚園児だった頃の話だ・・・
わんぱくに育っている 私は 近所の 悪そう坊主達と
駄菓子屋の店先で 水鉄砲の打ち合いをしていた・・・
私 一人 水鉄砲を持っていなかったのだが
発泡スチロール板を盾代わりに持つ役となり
無邪気に遊んでいた。
母が遠くから手を振っている姿が見えた・・・
「まだ 遊びたい まだ 帰らんけん!」と
返事をする私・・・
日も暮れ 家に帰ると 母が言った
「汚れとるけん 手足をあらっておいで」
風呂場に行くと 木の湯船に 水鉄砲が浮かんでいた。
それも さっき 友達が持っていたものより
随分格好の良い 紺色で羽根がついた 宇宙戦争に
使うような水鉄砲。
子供心に 母の優しさが伝わった・・・
別に 欲しいわけではなかったのに
嗚呼 持っていない 僕を可哀そうに思ったんだろうな・・・
アノ時の水鉄砲の形は 今でも鮮明に覚えている。
五十年以上も経つが 忘れない・・・忘れていないよ
母が亡くなって 2年過ぎた・・・
一時の間 寝たきりになってしまったので
腰の少し上に 褥瘡ができて 痛々しかった。
こうやって母を思い出すとき 何故か 私も同じ部分が
ヒリヒリする・・・
ひょっとしたら そういう時 あの時の眼差しで 傍に居て
様子を見てくれているのかも知れない・・・
ユーミンが作って下さった 母の故郷 島の高校の校歌・・・
「瞳を閉じて」
今朝も 夢で この島の風景を見た。
ps 天の加護ってのも あの母の優しさのような物で・・・
健気に真面目に生きていれば 欲しがっていなくても
意地らしくなって 与えてくれる物なのかも知れない。
宗教にカブレた人は ご利益を欲しがり 騙されて
銭や時間、思想迄巻き上げられガチだが 変な活動や御呪い
ばかりに時間を費やすより 足元に居る 家族をとことん
大切にしてれば 自然とご利益がありそうなものだが・・・
大そうな事はいいから 自分の家族や友人知人を大切に・・・
欲に付け込まれて 肝心な事から 逸らされてはダメだ
家族を愛せない奴が世界平和なんて とても とても・・・
恋愛も然り