大好きな伊吹有喜さんの作品を読みました。
直木賞候補になった「ミッドナイト・バス」より
先に読んでしまった
文庫サイズって手に取りやすいんですよね~
題名は『バールおいわけ』と読みます。
新宿追分(新宿三丁目交差点付近らしいです。)近くの
架空の「ねこみち横丁」にある『BAR追分』を舞台に、
シナリオライター志望の宇藤くんと、「ねこみち横丁振興会」の人たち、
お客さんたちのお話です。
夜は『バーおいわけ』なんですが、昼は『バールおいわけ』となって
美味しい食事を出してくれるお店に。
コンソメスープに牛すじのカレーとかボンボンショコラとか
伊吹さんの本は本当に美味しそうな食べ物が出てきて
読んでるとお腹が空いてきます
そして、BARならでは
「カナディアンクラブ」というウイスキー
ジンジャーエールで割るカクテル、飲んでみたい
張り詰めていたり、落ち込んでいたりする心を暖かくしてくれる
こんなお店があったら通いつめてしまうな~。
優しい1冊です。