Home Room ・シンプルな暮らしと家

最近の住宅では、大きな窓を作る事が多くなった。
大きいどころか、気持は全てが窓(ガラス)だ。
それは理解できる。
狭いスペースを大きく感じさせるために有効だ。
ただ、その窓(開口)にあまり魅力がないものも多い。
『窓』というものは、
採光換気という機能的側面の他に、
物語りロマンみたいなものがある。
昨今の大きな窓は、「窓」ではなく「開口」なのだ。
建物の形状をみると、そうゆう家は「BOX」だ。
つまり、
 箱(BOX)がまずあり、
 それに切り込みを入れ、
 ある「一面」を開放したり、
 ずらし、
 それによって発生した「すきま」を作る
という意識なのだ。
そうゆう立体的なカッコよさやダイナミックさを作ろうとしている。
造形物ならそれで完結するが、建築の場合、そうはいかない。
だから、その面やすきまにガラスを入れる。
本当はそれで終わりたいのだが、それは受け入れられるものではないから、開閉する機能を取付ける事になる。
「窓」ではなく「開口」とは、そうゆう事なのだ。
「窓」の物語りロマンなど情緒的側面は、そこには・・ない。

建築を設計する者にはいろいろなタイプがある。
 造形的なモノを作ろうとする者、
 情緒的な面を形にしようとする者、
 単に建築物を作る者・・・
依頼する人にも同様にいろいろなタイプがある。
依頼する者とされる者のタイプがうまくマッチすれば、
それは「幸せ」なのだ。。

窓(or 開口)に対する考え方から、そんな違いが見えてくる。

コメント一覧

しだ
窓ふきって、普通の窓ガラスをきれ~いにする事す...
雑誌に出て来る、吹き抜けに巨大なガラスをつけた家を見ると、御気の毒に、と思ってしまいます。脚立や足場が必要ですもんね。。
でも、金持ちならいいのか・・・業者にクリーニング頼めるから。。

イニシャルコスト・・・
ソーラー発電設備もだいぶ安くなったとはいえ、まだまだ高価です。
シックハウス対処のため、本末転倒の換気設備を義務づけるより、
ソーラー発電設備の設備を義務付ける方が、エネルギー問題に関しても、流通量の増加による低価格化につながるので、よっぽどましに思うのです。。
ichide
ああ、それは共感します。FIXは窓拭き辛いですし。
また、光だけでなく風薫る事も重要でしょうし。液晶の硝子は電気で透過度を変えるものですが、消費電力が極小なので良いかもとおもいました。また、ソーラーを埋め込んで自家発電兼ねてるのもあるので屋根に使うとオモロイかもです。けど、イニシャルコストがかかりそうです。
しだ
ichideさん
電気を通す事で透明から不透明に変わるのありますよね。
液晶・・・それは知らないです。
オフィスや医院などではいいんでしょうね。
現に使ってるけど・・・

私の中では、外皮となる部分の開口は、全て開閉するようにしたいんです。
現実にはむずかしい場合もあるけれど、
眺望のために、大開口をFIXにするは、なんとなく、納得できないんですよね・・
ichide
壁という解釈で窓があるとオモシロイと想います。
液晶で透過度が変わる窓があります。
(つまり、壁になったりまどになったり。)
ああいうの、どっかでつかえんかなあ。
なんて思ってます。
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