幸せになって欲しい (後)
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幸せになって欲しい・・・・
もちろん、年上の方に対して おこがましい と思っています。
簡単になんか 変える事できない と思います。
十分承知です。 でも・・・・
「設計」で、少しでも、その方の中のものが変わったらいいな、と思ったのです。
少しでも肩の力が抜けたら 少し「楽」になるだろうな、と思ったのでした。
しかし、結果は、その入口で終わりました。。
別の会社との家づくりがうまくいく事を心の中で願っています。
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幸せ なんていう事は、ひとそれぞれだし、簡単に「それ」をお手伝いする なんてできません。
ただ・・・・「家」というものは、「幸せ」に作用する力がとても大きいと思います。
家を持つ という事は、とても幸せな事です。
ハウスメーカーで家を作るにしても、建売を買うにしても、「家」という夢を実現するのですから、そのひとの夢が実現して幸せになれればいいのです。
「じゃあ、設計事務所なんかいらないじゃない」
誰でもが、「それ」で幸せになるなら、そのとおりだと思います。
でも、、、世の中そんなに簡単にいくわけではありません。
ハウスメーカーも建売も、規格 です。規格の中から選ぶ部分がかなり大きいです。その規格が誰にでも合うものなのか・・・・そうではないです。ある程度の部分では「それでよかった」となります。でも、そうではない人達も、、、、多いのです。知らなくて、そうゆうものだと思っている人もたくさんいると思います。
そしてなにより、家には「気持ち」とか「心」の部分が影響を与える事がかなり強いものです。
その「気持ち」とか「心」に対応していく事は、とても時間がいるし手間がかかります。それを含めて採算をとるのは難しい。
設計 なんて、実は簡単な事だけど、、、でも難しい。間取りなんて誰でも時間をかければ作れます。でも、それが「気持ち」とか「心」とうまくまとまっているかというと、そうではない。
そここそが、設計事務所の仕事 なのです。・・・・と、私は考えます。形を作る事も大切ですが、住む人が、出来上がった家で気持ちよく暮らせるか、また、潜在的にある感性を刺激して、より豊かな気持ちになっていただけるか・・・・そこに心血をそそぎます。
物体としての家に満足してもらうだけでなく、施主が家に想う夢の整理や、話の中から見つけだす「本当にしたい事」を実現する事が 設計 なのです。
施主の語る事をそのまま実現する事が、必ずしもいい事ではないケースはたくさんあります。
「こんなはずじゃなかった」・・・・家が完成してから「そう」思うのは悲しいです。
100% 「本当の想い」が実現する事はなかなか難しいです。でも、できるだけそれにちかずけたいと思っています。
本当の想いが実現する ・・・・ そうしたら、きっと笑顔になると思います。
それが 幸せ だと思います。
その 笑顔 のために、私達は、できうる限りの事をします。
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笑顔になること ・・・ それは 幸せになること。
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