(概説)今はあまり言う人もいなくなりましたが、以前は混変調歪率という言葉が有りました。それ専用の測定器もメグロから出ていました。二つのかなり離れた周波数の信号を或る比でアンプに入力し、歪をみるというものでした。二つの信号は低歪である必要が無いので便利であった筈ですが、実際に測った人は少なかっただろうと思います。古いアマチュア向け管球式発振器等に混変調歪測定用の信号が出るようになってるものもありました。(キクスイORC27、リーダーLAG55等)。
本機はその本格的なもので、恐らく主たる用途は混変調歪の測定ではなかったかと思います。今はアマチュアですらスペアナを持てる時代になったので混変調歪の測定はラクラクと出きます。
尚、本機は意外にも低歪で0.01%を下回ります。