月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

393.コロナ禍中の屋台・だんじり運行の中止、決行の選択とその理由(月刊「祭御宅」2022.8月2号)

2022-08-22 17:31:18 | 新型コロナと祭、民俗
●新型コロナウィルスの大流行下での屋台・山車・だんじり運行
新型コロナが再び流行しています。管理人は家庭の事情でかつては屋台・だんじり運行の決行については強い反対意見を持っていました。しかし、反対すべき家庭の事情が大きく緩和されたことと、新型コロナウィルスによる死亡率がかなり減少してきたことから、屋台、だんじりの運行をしたいという気持ちになっています。
だからといって、絶対に運行すべきだとはいえません。また、個人単位で参加を取り止める人の意思も尊重すべきであると考えます。
ここでは、開催の是非はさておき、運行する地域しない地域の特徴をみていきます。

↑京都市八坂神社祇園祭の鷹山。今年、196年ぶりに復活した。




●運行する地域、しない地域
祭見聞をしていて、屋台や山車、だんじりなどを運行する地域ととりやめる地域それぞれにわかれています。そして、管理人が見聞する限りでは、とりやめる地域と運行する地域は、はっきりとした特徴がみられました。
まず運行を実施する地域は、比較的人が多い地域です。一方運行をとりやめる地域は、人が少ない地域・いわゆる過疎化が進んでいる地域です。
その理由としては、とある運行をとりやめた神社のご神職さんの言葉が印象的でした。
「やりたい気持ちはある。だけど町中ほど病院や検査所があるわけでもない。担い手も恒例の人が多いなかでやるのは怖い」
とのことでした。
過疎化による担い手の高齢化と、医療資源の不足が、運行中止の決断の要因となっているようです。

管理人としては非常に残念でしたが、責めることはできませんでした。




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