月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

121.だん王法林寺四天王門(月刊「祭」2019.7月2号)

2019-06-30 11:48:06 | 民俗・信仰・文化-伝承・信仰-
●寺院の仁王門
日本では多くの場合寺院の楼門には仁王さんがいらっしゃいます。



京都市光福寺



奈良県法隆寺

神社にも仁王さんがいることがかなり多かったと思われますが、明治期の神仏分離政策により、神社の仁王さんは破棄されたり、近くのじいんにあずけたりせぜるをえませんでした。

いずれにせよ、楼門には仁王さんがいるというのが一般的な認識と言って差し支えないでしょう。

●だん王法林寺の四天王門
ところが、京都市三条京阪近くのだん王法林寺は、四天王がいらっしゃいます。


増長天

広目天

持国天

多聞天

配置は下のように、それぞれの天が背中合わせで立っていました。



多聞天(北)↑ 通 持国天(東) ↑
広目天(西) ↓ 路 増長天(南) ↓

韓国には四天王門や天王門と呼ばれる門が沢山ありますが、四天王は内側、通路側を見ていていました。その点でも法林寺の珍しさが際立ちます。

だん王法林寺 京阪三条駅、地下鉄三条駅から徒歩2、3分。

韓国の寺院ではこんなかんじだったはずです。
とりあえず内側をむいています。
左多聞天 右持国天

左増長天 右広目天

日本の法林寺とは配置方法も違いました。
北↑
広目天(西) → 通 ←多聞天(北)
増長天(南)→ 路 ←持国天(東)


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