愛知県東海市は市を挙げて授業改革に取り組んでみえます。
その様子は、以前、このブログでも紹介させていただきました。
◆ブログ若手研:平成17年12月10日(土) 『授業改革に挑む』(東海市教職員会)
http://blog.goo.ne.jp/hnk333/e/da19f5c6a95a8de205cb5257d86b5e98
昨年11月には、中学校区を単位として全小中学校で研究発表会を実施されました。
◆東海市教育実践中間発表会
http://www.medias.ne.jp/~yokosuks/
今日はその東海市の教員研修センターにおじゃましました。
この施設は、今年4月、教員の力量向上を目的に開設された施設です。
◆東海市立教員研修センター
http://www.city.tokai.aichi.jp/~school/kensyu-c/newpage1.html
そして、午後から、東海市の教職員全体研修の様子を拝見させていただきました。
11月の研究発表の様子を各中学校区ずつ、校長先生が舞台に立ってプレゼンを行われました。そしてその後、代表の方によるパネルディスカッションを行われました。
「教育改革は授業改革」「授業改革は教師の力量向上」を全面に掲げ、全市を挙げて切磋琢磨してみえる姿に深い感銘を覚えました。
実は、この東海市で、社会科の授業をさせていただくことになりました。
クラスをお借りして、一単元を行います。
担任でない者がどこまで子どもをとらえ、子どもの追究を支えていけるのか、
また、地域のことを十分にとらえていない者が、社会科の授業ができるのか、
正直、大変不安に思いました。
それでも、
機会を与えてくださった方に感謝の気持ちをこめて、
精一杯取り組まなければと思いました。
担任の先生との連携など、お願いしなければならないことがいくつも出てくると思われます。
授業づくりについて多くの方と共に学ぶことができたらと思います。
単元は、戦後史をと考えています。
東海市は、戦後「製鉄の町」として発展した新興重工業都市だと知りました。工業化、人口の流入、産業構造の変化など、変貌していったこの地域の歴史は戦後日本の歴史の一つの典型ではないかという教材のおさえです。
アプローチとしては、自分の父や祖父といった家族、地域の方を足場として、もともとの地元の方、故郷を離れ転入してきた人々がどんな思いで、どのような生き方をしてきたのか追究したいと思っています。
今日は、教員研修センターの小林さんからお話を伺い、
東海市役所情報課の森課長様をじめ何人もの方から情報をいただきました。
お忙しい中、大変丁寧に対応していたき、頭がさがる思いでした。
そして、東海市の戦後を考える上でのいくつかの視点と、行政サイド、企業サイド、転入された方、地元の方など、単元の柱となる人を何人も紹介していただきました。単元の構想を少し膨ませることができました。

市役所の1階に上の掲示板がありました。
東海市の人口、現在10万5,710人。
この数字の中にいくつもの人間のドラマ、そして一人一人の思いが込められている気がしました。
これから、子どもたちと、そして、担任の先生と一緒にさぐっていけたらいいなと思いました。
教員研修センターの山本所長、小林さん、お忙しい中、ありがとうございました。
そして、深谷先生、機会を与えていただき本当にありがとうございます。
きっと思うようには進まないと思います。
でも、そこから学ぶことがあると信じます。
心を込めて取り組ませていただきます。
-参考-
◆東海市教育委員会
http://www.city.tokai.aichi.jp/~kyouiku/kyouiku.html
◆書籍「授業改革に挑む」チラシ(PDF版)
http://www.funajima-e.aichi-c.ed.jp/a_home/syuppantirasi.pdf