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ブログ・若手研

愛知でサークル活動をしています。授業づくり、サークル活動、初志の会について、ワイワイ、一緒にしませんか。

18年7月21日(金) 『授業分析の理論と実際』、『子どものための教育』-重松鷹泰先生の著作から-

2006年07月02日 | 読書
愛知県図書館(名古屋市)で重松鷹泰の著作について検索しました。
『授業分析の理論と実際』(昭和38年黎明書房:重松鷹泰、上田 薫、八田昭平編著)『続・授業分析の理論と実際』(同上)、そして『子どものための教育』(昭和54年:国土社:重松鷹泰著)などが見つかりました。
貸し出し手続きをして、今読んでいます。
『授業分析の理論と実際』は重松先生、上田先生、八田先生らが理論編を書き、現場の先生が、学年別、教科別に実践を行い、授業記録と、事後検討の様子、さらに大学の研究者が実践にコメントをつけるという大作です。昭和38年、今から40年以上前段階で、ここまでの授業に対する分析と展開の仕方が明らかにされていたことに驚きました。その後の教育界にこの成果が継承され、一般化ていたなら、授業というものがもっと変わっていたのでは、と思うのは、思い過ぎでしょうか。
『続・授業分析…』では、理科の授業について霜田先生が執筆してみえます。霜田先生は、よくご自身手塚山での実践でも、理科の授業のことをお話してくださいますが、理科についても造詣が深い訳がわかりました。

「授業研究を何のためにするのか」など、基礎的なことめから筆を起こされ、体系的な授業研究の書となっています。若手研の酒井先生にお話したところ「その本持っている」とおっしゃいました。さすが、と思いました。

また、
『子どものための教育』では、重松先生の教育に対する考え方がわかりやすく述べられています。先生の子どもから成人するまでのエピソードや問題解決学習に対する先生ご自身の考えが書かれていました。

時を超えて、今重松先生の教えを学ぼうと思っています。



9月23日(金) 『バカの壁』

2005年09月23日 | 読書
少し前のベストセラーに『バカの壁』がある。
題名の簡潔さに対して内容は案外難しい。

「人は、関心や問題意識のないものには反応しない」
このことは、次の一次関数で表わされる。
y=ax    a:その人の関心、問題意識
        x:刺激
        y:リアクシヨン
そして、関心や問題意識が違う人同士がどう話合っても理解し合えない状態(バカの壁ができた状態)が生まれるという。

これを人間関係から教育、宗教、国際関係にまであてはめて述べている。
自分の経験、学校の子どもたちの姿を思い浮かべる。
確かに当てはまりそうだ。

ではどうしたら、共通のaを持つことができるのか、また、どうやってaを育てていくのかが問題だ。
現在、y=ax 大きなxを与えることを教育の方法と考えることが多いようだか、いかにしてaを育てるかを大切にしたい。

『子どもの社会力』(門脇厚司)の言う社会力とはこの係数aのことのように思われる。




9月23日(金) 『子どもの社会力』 (kawa)

2005年09月23日 | 読書
「子どもの社会力」の著者・門脇厚司(筑波学院大・学長 教育社会学)の講演が新聞に載っていた。(2005.9.22 中日朝刊)

 「自分の中にさまざまな人を取り込むことができない状態の人間が増えてきた」という点に共感を覚えた。
 友達といるよりも1人でいるほうが安心する。自分から社会にでていけない。学校、会社、地域で人と接することが苦手な子が増えている。
 さらに、「人間は、人とかかわる高度な能力を持っていて、環境や働きかけをきちんとすれば、他者への関心、信頼感は確実に育つ」「人間に関する関心が強ければ、社会の出来事への関心も自然な形で強くなる」といわれる。

記事が気に入ったので、数年前に買った『子どもの社会力』(岩波新書)をもう一度読み直す。
その中にこんなエピソードが載っていた。門脇氏は1947年に小学校に入学した戦後教育1回生だそうだ。そして、コア・カリキュラムで育った。学級全員で水質汚染調査、原因追究の学習を行った。こうした学校での共同体験が他者を知り、他者への共感をつのらせる社会力を育てたと。(P139)

また、過日道徳教育の研修会で文科省調査館・永田先生のお話を伺う機会を得た。
そこで道徳は、様々な人の立場を考える場である、という趣旨の話をされた。
共感する部分が多かった。門脇氏の主張につながる部分があると思う。

※かって道徳は、その成立過程、ねらい、授業方法など問題点が多いとされたきた。
しかし、固定的に道徳をとらえず、現代的な要請に応える形で文科省の考え方が変わってきていることを感じた。

「社会」科の教員として、社会の様々な人たちとのかかわりを子どもたちに持たせたる実践をしていきたい。



月のしずく (kawa)

2004年12月14日 | 読書
12月若手研、名古屋にて反省会。
かぜでダウンの岩田君、当日朝連絡あり。岩田君が欠席ならと、川上さんも欠席。
名古屋6時集合。酒井先生、水谷さん、早川君、川合の4人で。
月のしずくは、クリスタル広場の直ぐ上。地下の迷路のような通路を通って、小部屋へ。場所がいい。
料理もおいしかった。川上さんありがとう。
少し遅れて山北君参上。五人で盛り上がる。
こうして今年も過ぎていくのかな。