ブログ・若手研

愛知でサークル活動をしています。授業づくり、サークル活動、初志の会について、ワイワイ、一緒にしませんか。

11月19日(土) 『人間形成の論理』から

2005年11月19日 | 社会科教育
『人間形成の論理』(上田薫著作集・黎明書房)を読む。

とばしとばし読む。
難しくわからない、と思っていたものだが、開いてみよう、という気になった。

◆目標について
 ・目標は単一では具体的意味を持たない。(目標関連)
 ・目標は具体化されれば、とりかえがきくものとなる。(目標の可変性)
 ・目標は重層性を持つ。

◆方法について
 ・計画は破られるためにある。
 ・計画が複線的重層的であること。
 ・計画が破れ修正されていくプロセスこそ、指導する核心である。
  
◆評価について
 評価とは、指導の終点ではなく、出発点である。さらに正しくいえば中途である。
 理解とは、ことがらとことがらを結びつけることである。
 3つ以上を連続させて統一するとき、その子なりの理解が成り立つ。
 評価とは理解の構造をとらえることである。これにより、はじめて指導の進め方が決ま る。(関係追究法)
                    (「動的相対主義とは何か」より)
◆教材について
 ・教材は、見渡す限り整然と区画された分譲地のようであってはならない。
 ・縦横に優秀な道路が作られていて教師が観光バスの運転手を勤めてやるというので は、力のある教材とはいえない。
                     (「教材研究の根底」より)
なるほど、と思う。
40年以上前に書かれたものだが、輝きを失っていない。どれだけ実現されていだろう。

そして、自分の日々の授業はどうだろう、自問する。
自分の行いは子どものためになっていたか、と。

今尚、上田先生から学ぶことは多い。

「初志の会はわかりにくい。」という声を聞く。(この点については、上田先生は『考える子ども』2005年9月号でご自身も語ってみえた。)
しかし、これほど明快に語ってみえる。
この本は『知られざる教育』よりも授業づくりについて、
具体的に述べられていると感じた。

初志の会には会らしさがある。今、それが十分実践に生かされていないのだ。

私は、まだ自分のものすることがまだできていない。
ここに自分の不勉強さ、非力さを感じる。

だからこそ会で学んでいる。

会の存在意義は大きい。
社会科の授業実践がどんどん単純になっている今だからこそ…

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11月13日(日) S先生のお父さんの通夜に

2005年11月13日 | サークル
若手研を設立された、S先生のご実父が逝去されました。
今日、お通夜がありました。
初志の会、若手研のメンバーが通夜に参列させていただきましたた。

一緒にサークルを行ってきたS先生です。
遠く、愛西市や、江南からもメンバーが駆けつけました。
名古屋大学のM先生も見えました。

私は、同じ市に住む元・愛教大教授のS先生をお連れして、会場に向かいました。

S先生、お疲れさまでした。元気を出してください。
今後ともよろしくご指導ください。(kawa)