ブログ・若手研

愛知でサークル活動をしています。授業づくり、サークル活動、初志の会について、ワイワイ、一緒にしませんか。

18年12月26日(火) 東海集会まであとわずか

2006年12月26日 | 初志の会・若手研
東海集会のお手伝いをさせいただいています。
各分科会の司会、世話役、協力者の方に資料が届くよう準備をしています。
各県の代表の方や提案者の方と連絡を取っています。

岐阜県では、25日(月)がまだ冬休み前でした。「愛知はいいですね」といわれてびっくりしました。
また、三重の司会の先生は「わたし自信がないんですが」と電話で奥ゆかしくおっしゃいました。でも私は、知っています。こうおっしゃる方こそ、力がある方であることを。
提案してくださる静岡の先生は、9月に一度実践の経過をお聞きして以来でしたが、ビオトープのその後、うまく行ったようでした。

たくさんの方が、東海集会に向けて動いてみえます。
わずか2日間ですが、ぞそれぞれの方が熱い思いを込めて参加されます。
当日お会いできるのを楽しみしています。

静岡の事務局の先生方が準備を進めて見えます。
大会当日まであと少しです。
お会いできるのを楽しみにています。
楽しみしています。

若手研のホームページから大会参加申し込み書をダウンロードされた方もみえまた。

お役に立てて何よりです。
申し込みまだの方、まだ間に合いますよ。ぜひどうぞう!

18年12月23日(土) 若手研忘年会

2006年12月26日 | Weblog

12月23日(土)若手研の忘年会を開催しました。
その様子を幹事の浅井さんが知らせてくださいました。


 12/23に「世界の山ちゃん」笹島店で忘年会を実施いたしました。 出席者は以下の方たちです。 霜田・酒井・水谷・宇野・山北・岩田・中島・浅井8時30分頃まで会は続きました。

私は参加できませんでしたが、盛り上がったようですね。
お茶の実践に燃えた中島君の慰労もできたようです。

いきたかったな…。
では、続きは、1月の静岡、東海集会で!

 


18年12月10日(日) 12月例会

2006年12月10日 | 初志の会・若手研
今日、12月の例会を行いました。
今日は、9名の参加がありました。
参加者 霜田(愛知淑徳大)酒井(三好北部小)水谷(愛西市・福原分校)
    宇野(十四山西部)早川(江南北部)山北(附属岡崎中)
    岩田(武豊町・衣浦小)中島(西尾・西野町小)川合(豊田・則定小)
   

■■■■■提案1 中島先生(西尾・西野町小)■■■■■
小3社会 単元名:お茶農家「杉田さん」の仕事をさぐろう
○授業のスタイル 見学→分かったことを出し合う(話し合う)ベースとしている。
◆導入「調べて考える」
  農家の人の手を見せる
・手が消毒であれる。防御服を着てやる。娘も消毒は手伝ってくれない。
  
◆杉田さんの工夫や努力に気づかせるための発問になっているのか
1「他の仕事は、他の人にやってもらっているけれど、消毒だけはわたしがやる」
(杉田さん)という言葉を授業でとりあげたらどうか。
 普通のお茶畑でやっていることと杉田さんのお茶畑の違いに焦点をあてる。そこに、杉田さんの思いがでてくる。
2「消毒し過ぎたらどうなるか」の本時の課題について
「極端な例で考えさせたい」という授業者の意図に対して、以下ような意見がでました。
・子どもの考えの中ら、消毒を肯定的にとらえている子と、否定的にとらえている子がいる。友菜ちゃんは杉田さんの孫。「消毒をし過ぎると、葉っぱが悪なって、おばあちゃんが悲しむ」と考えている。授業のこの場面で登場させてはどうか。
・消毒の仕方の工夫について
・抹茶は全て食べるので、消毒には特に気を使う。
・日光を当てないというのも、抹茶だから特に気を使う。
◆多面的な見方を育てるために。
1 消毒 メリット:虫を殺す。デメリット:多すぎると葉が弱る。
その間で、どのように配慮しているかに、その人のこだわりがみえてくる。
2 生産者、消費者、販売者という多面的な見方ができるのではないか。
◆子どもの生活の中に消毒剤で虫を殺す体験がある。そこから考える力をつけたい。自分の経験と重ねて考える子を育てる。
◆社会の授業で現実とぶつかることもある。
 二七市の授業→出す店の大きさの違いを子どもが追究し始めた。道路に出店するには、やくざへの寺銭がからんでいた。授業者の先生がヤクザによばれた。
 そのくらいのことは、あって当たり前。教師もそれを追究する覚悟をもつ。
有田さんのごみの実践のときにもあった。子どもたちがごみ収集車を追っかけ始めた。親から苦情がきた。

◆お茶という教材化の視点
1 お茶の消毒について
 「お茶づくりでいちばんきつい仕事」と杉田さんは言っている。
・濃度をしっかりすれば、人体に影響はない。
・濃度が濃すぎると、残留がでて、お茶屋さんで売れない。
・防除委員会が、虫がでると、どんな薬をどの濃度でやるかを速報として出す。
・その地域全体がやらないと効果がないため、「防除速報」を出して行う。
2 今年の夏、野菜の残留濃度の規定が決まった。(ポジティブリスト制)西尾に入ってくるお茶も変わってきているのでないか。
3 消費者が商品を作る。→無農薬茶へのアプローチ。子どもたちにそうした視点はないか。
4 農家の人の話:ペットボトルのお茶は嫌いだ。あんなのはまずいお茶を使っている。
5 西尾のお茶は、桑畑を変えたもの。戦後のもの。60年くらい。ガチャ万景気の過ぎ去った後始まった。
◆今後の単元構想について
①覆い (お茶をつむ前におおいをする。)
・日照、発育状況に応じて。タンニンの量に影響する。(苦味)
・トレネット、クロレラなどを使う。遮光率も違う。
・おおいをすると成長が妨げられる。若さを保つ。
②茶摘と台刈り
・杉田さんは、自分の背の高さに台刈をする。
・「なぜ手摘みで行うのか」
③消毒をもう少し取り上げて、子どもの考えをひっくりかえすことはできないか。
・消毒が一番大変な仕事。消毒に気を使う杉田さん。
・消費者の願い→「無農薬茶への挑戦」
◎杉田さんの消毒の仕方を取り明けではどうか。
商品の背景、裏側には、お金には計算できない苦労があることを知らせる。それが社会科を学ぶ意義。ていねいに作ろうとしている。
④後継者の問題も大きい 
◆この回の実践で伸びた子:I君。他の授業では、意見を言わない子。この社会のお茶の授業では意見を言う。家の人も喜んでみえた。


■■■■■社会体験型研修報告(江南北部中・早川)■■■■■
JALでの2カ月間の研修について、プロジェクターを使って写真を提示しながら報告してくださいまた。
・研修先:名古屋空港
・最初の4日間は事務研修
・5時半出勤。早番、遅番。
・チケット販売。可搬を持っての仕事。
・空港で働く人々 カウンターの中。
・ディスパッチャーがかなり細かい情報を与えてた
・欠航で文句を言うお客さん。
・企業パーティJAL10周年に参加。
・JALビル(本社、東京)でも研修を受ける。安全管理について
・羽田空港安全啓発センター:鴛高山の事故の残留品、遺品の展示。JALの員はここで研修。
・車椅子の乗客を乗せるリフトも運転。
・シューマッハが鈴鹿F1用に車を運搬しているのを目撃。
・11月1日:名古屋(小牧)-福岡便の就航 お客さんになって搭乗。
・避難訓練:飛行機の離陸失敗という想定。消防車、自衛隊、警察官も。お客さんをケガの程度(重傷、軽傷)により分け、搬送する仕事。みなさん真剣な取り組み。ケガ人は、みんなメイクをしていた。
◆最も学んだこと
・安全管理:「ヒューマンエラーは必ず起こる」
◆雇用について
・CAはみんな契約社員 時給は高くない1,290円 
・人材派遣社員も増えている。
◆企業のヒエラルキー 会社はJエアー。JALの子会社。JALからの出向も多い。 

■■■■■3 水谷先生 「花さき山」 学芸会脚本■■■■■
11月7日に上演。(上演時間23分)
・4人の学校。3年の双子の男子と1年生双子の女子2人。
・双子の出てくる劇。「自分さえよければいいのか。」というセリフもあり、この花さき山を選んだ。
・夏休みから構想を練り始める。テーマソングは「ゲド戦記」から。
・子どもたちのセリフの言い方も変わってきた。
・全校4人で学習発表会の午前中を持たせる。鳥の発表、この劇、ストーリーテラーの3つで持たせた。
・一週間後、本校から歩いて1,2年生が校外学習でやってきた。そのとき、この劇を見てくれた。よい交流になった。よい自信をもつことができた。
・個別懇談では、兄弟けんかがへってきたことを保護者が伝えてくれた。ゆずるところはゆずることを学んだ。

<コメント>
・先生の熱い思いを感じた。
・学習との関連は?花さき山の学習はどうやってやったのか。(早川)
・昔、私もこれをやった。

充実した会をありがとうございました。

18年12月5日(火) 今週の日曜日です

2006年12月05日 | 初志の会・若手研
今週の日曜日若手研を開催します。

 
  ◆ 日 時 平成18年12月10日(日) 午後2時~

  ◆ 場 所 愛知県西加茂郡三好町立北部小学校

このブログでも紹介しているN先生のお茶の実践、見学後どうなったのか、とても楽しみです。
また、今回、霜田一敏(現愛知淑徳大学、元愛知教育大学名誉教授、愛知教育大学附属小学校長)に参加していただけます。

みなさまの参加をお待ちしています。ご連絡ください。

    

12月3日(日) N先生お茶実践・報告NO4

2006年12月03日 | 授業実践

N先生の現在進行中のお茶の実践報告です。

11月24日(金)分です。


11.24(金)授業進行NO.4

☆今回は,前回まで学んできた工場へお茶の葉を送るお茶畑の仕事に視点を移して授業を行いました。

☆今回は,副読本「にしお」についているお茶畑の仕事「肥料をやる」「消毒をする」「覆いをする」「茶摘み」「台刈り」の5つの仕事を挙げました。目的は,お茶畑に見学に行く前に,クラス全員でお茶畑の仕事の1年を確認することです。

11.23(祝)の宿題の時点で,子どもたちは「お茶畑で働く人に聞ける子は聞いてくる」「聞けない子は,近くにあるお茶畑を見た感想と,お茶畑の各仕事は何のためにするのか予想をする」という準備をしてきています。

☆授業に入る前の段階から,知り合いにお茶畑で働く人がいる,いないで子どもの情報量に差があるわけです。情報量の少ない子は,ここで友だちの発表を聞き,「その差を埋めてやるぞ」という気持ちになれば今後の展開に役立ちますし,情報量の多い子は,もっと実際に働く人に聞くことでしょう。

☆「肥料」「いつやるか」「何の為にやるか」を発表していきました。Aの畑では「2,3,9,10月」Yの畑では6月もやる,Hの畑では12月もやる,と意見が出ました。それぞれの畑によって肥料をやる時期は違うのか,同じなのか,という問いが生まれました。

☆「消毒」3~11月と,Aが発表しました。Mは「春,夏と虫が多いときにやる」と言いました。正確には,農協が出す「消毒速報」に従って消毒をまき,茶摘みの直前3週間は消毒をしない(手摘みのため),などの事実があるのですが,このことは今後の調べでつかんでいくことなので黙っておきました。

☆「おおい」Hが3,4月,それを詳しくAが,3月25日~4月20日と発表しました。これは,だいたい毎年その通りで,「茶摘みの直前の太陽の光を遮断して色を良くする」などの理由がありますが,これも,今後の調べでつかんでいくことなので黙っておきました。Tは,「暑い時期に日陰を作ってやるため,葉が悪くなるのを防ぐため」と予想したことを発表しました。切り返して聞くと,「工場でも日光を防いでいたからこう思った」と言いました。覆いを使うことの正確な事実ではないのですが,自分でイメージ出来たこと,前までの勉強が生かされていること,そしてそれを言えたことを賞賛しました。知り合いにお茶畑で働く人がいなくても,しっかり予想できている子の意見を,大切にしたいからです。

☆「茶摘み」AYが5月,それを詳しくAが5月7,8日~5月下旬と発表しました。具体的な日付がでると,分かりやすく,「その位の時に手もみ茶つくりをしたよね」という意見が出ました。ちなみに,手揉み茶は,毎年5月1日ごろ(八十八夜ごろ)に西野町小の3年生が,茶業組合の方監修で,機械で作る以前の製法でお茶をつくる行事のことです。これは,今から始まるお茶摘みシーズンのデモンストレーションのようなものだと思うのですが,ここまで調べてくる子はいないかな,と思います。

☆「台刈り」は,5,6月(H,W),お茶摘みの終わった後(A),秋にして,(Y)新たな芽を出すため(M)古い葉を刈るため(W)という意見が出ました。予想では,木がどんどん伸びると,おおいを破っちゃう(I),という意見が出ました。また話し合いを聞いて,丸坊主にしないと,次の葉が生えないからという意見をTIが言いました。思いついたそうです。(前の授業で,「ゴミが入ってると,お店がつぶれちゃうから」と言った子です。)子どもの表現は,なんて分かりやすいんだろう,と感心しました。私が,「台刈りは,機械でお茶の葉を切りそろえることです」と説明するより,「お茶の木を丸坊主にして,次の葉がでるのを待つ」と言った方が,どれほど3年生の子に伝わるでしょうか

☆予想は,事実を調べたときに絶対役立つと思います。直接働く人から話を聞いて来た子と,予想してから調べた子と,知ったときの喜びはどうなるのかな,と思いました。もしかしたら,全然お茶畑と関わりない子の方が,びっくりするのかな,このことも,調べられたら調べたいと思います。

☆授業感想では,詳しく日付まで説明したAの意見が良かった,という感想がほとんどでした(24人中17人)。やはり,働く人の言葉と,正確な日付は説得力がある,ということでしょう。

次回は,1129日(水)に,実際にお茶畑に見学に行き,お茶畑を見て,疑問に思ったこと,調べてみたいことを実物を通して考える時間です。本単元で,子どもたちは,ここからが一番面白くなるはずです。(私もどうなるか,不安であり,とても楽しみでもあります。。。。。)

 

ここ

<o:p></o:p>