このブログに個人名を掲載させていただくことは、まれです。
今回、関係した方の了解を得て、そして敬意を込めて今回掲載させていただきます。 昨日、メールが届きました。
長崎原爆の被爆者6000名余りの名簿作成と、遺族を訪問する活動を続けてみえた原圭三様の訃報連絡でした。
昨年、6年生の社会科で子どもたちが身近な戦争体験の掘り起こしの活動をしたところ、子どもたちの親戚に原圭三様がいらっしゃいました。原圭三様の弟様が教えてくださいました。
わたしが原圭三様のことを知ったのはそのときがはじめてでした。
◆教務日記:17年1月19日(木) 6年社会・「身近な戦争を探る」(3)http://blog.goo.ne.jp/goonorisada/e/3e6785f7e45c748b2c0f24b2490d7564
いただいた弟様からのメールを紹介させていただきます。
ご無沙汰しています。お変わりありませんか?
先日、兄が死亡しました。(原圭三 原爆被害者調査に力を注いだ)
その節は先生や生徒さんとの(「戦争体験を掘り起こす」)交流の輪が広がり
兄も大変喜んでいましたが、先日安らかに永眠いたしました。
本当に有難う御座いました。地方版ですが、長崎ではテレビ及び新聞で
死亡報道がありました。
HPに掲載すべきか悩みましたが、「核兵器の絶滅」の願を込めて掲載いたしました。
TOPページのNO5「被爆体験記」の中に追加更新いたしました。
カワセン先生の活動も1部記事で掲載させて頂きました。
何か不都合が有れば、即修正致します。
こらからも、益々子供達に「平和を築く」気持ち考えさせる教えをお願いいたします。
詳しくは下記ホームページをご覧下さい。
◆パソコン教室で学ぶ63 歳 お父さんのホ-ムペ-ジ チャレンジ (2002)
http://www.asahi-net.or.jp:80/~wu9t-hr/index.html
◆死去を伝える新聞、テレビ
http://www.asahi-net.or.jp/~wu9t-hr/hibaku05.html
◆原さんの活動
http://www.asahi-net.or.jp/~wu9t-hr/hibaku06.html
この中で本校の6年生の子どもたちとの交流についても掲載していただきました。
戦後61年を経過し、平和な日本では「戦争の風化」は仕方ないと思いますが・・・。
しかし、そんな中で豊田市の小さな山村の小学校の社会科でK先生は戦争体験の無い世代ですが、
長年にわたり地道に「戦争体験を掘り起こし」に努力され、シッカリと子供たちが「戦争と平和」
について考えさせるご指導をされている姿勢に大きな感動を覚えました。
たまたま、冬休みの宿題に「身近な人達に戦争体験を聞く」で孫はおじいちゃんのホームページから
「被爆体験記」を紹介した際にK先生とも交流が始まりました。
私は、ずっと遺族を尋ね続けた原圭三という方の生き方を思いました。
死んでしまった方のために生きる生き方。
ご冥福をお祈りします。
私は、教師です。
折に触れて、今回のこと、原圭三さんのことを子どもたちに語っていきたいと思います。
今回先生が、”私は教師です。折に触れて、今回のこと、原圭三さんのことを子供たちに話していきたいと思います”のお言葉に天国の兄もさぞ喜んでいることでしょう。
先生とも偶然に交流が始まりましたが、これも母、兄達の「平和への願い」が結び付けてくれたと信じています。
本当に有難う御座いました。
昨年のことが思い出されます。
私には到底できない生き方だと思いました。
ご冥福をお祈りします。
harajiji様もお元気で。
写真、素敵ですね。
そのときの思いを忘れ、また日々のんきに暮らしていたのだなと思いました。改めて拝読し、こうして人のために尽力を尽くしていらした方々に敬意を表します。
子供を持つことで私もまじめにいろんなことを考えるようになりました。次の世代へ引き継ぐということの重みを最近感じています。また、その次の世代へと平和が永遠に続いていくことを、心から願う毎日です。
お亡くなりになられた原圭三様のご冥福をお祈り申し上げます。最後の最後まで立派な方だったのですね。
現代は「人のため」とか「使命感」という言葉が軽くなっている、という指摘があります。
まじめにこうしたことを口にすると「まじめ」と言われそうです。だからこそ、原様の生き方に学ぶことがあるように思います。
>子供を持つことで私もまじめにいろんなことを考えるようになりました。
sinyuumamaさん、さすがですね。
でも、そのときに読ませていただた以上に、今回の記事で、お兄様であるこの方の「生き様(いきざま)」を知り、胸が熱くなる思いがいたしました。
>「原爆で死んだ同僚みんな、葬儀もできなかったのだから俺の葬儀はするな」
この遺言、そして白米のおにぎり。
本当に、一生貫かれた想いと、それを支えたご遺族の皆様に、涙が出そうになりました。
ご冥福をお祈りいたします。合掌。
原圭三さんは、原爆で亡くなった方のために自分の人生を生きた。
つぼみさんが、原様の思いを汲んでくださったこと、何よりの供養になると思います。
ありがとうございました。