自民党安倍派の政治資金パーティーの裏金問題を巡り、鈴木淳司前総務相は15日、2018~22年の5年間で
計60万円のキックバック(還流)を受けたと発表した。60万円は安倍派から割り当てられたパーティー券販
売ノルマの超過分。還流は「慣習」として行われていたと説明した上で「この(政治の)世界では文化と言っ
ては変だが、そういう認識があったのかなと思う」と言及した。総務省内で記者団の取材に応じた。
「派閥から交付された活動費と認識しており、政治資金収支報告書に記載しなければならないという発想
に至らなかった。おわびする」とも述べた。いずれも派閥事務所で秘書が現金で受け取ったという。近く収
支報告書を訂正する。議員辞職する考えがあるかどうか問われたが、否定した。(共同通信 12/15(金)
完全に開き直った発言だ。「政治の世界は特別だから許される」と言っているようなものだ。一般国民がこ
のような行為をすれば脱税で大変な追及を受ける。国会議員が役職を辞すれば済むような話ではない。おそ
らく今回の件も検察はある程度で矛を収めることになるだろう。そうしなければ国会議員の大半が捕まるこ
とになるからだ。
この程度の認識しか持ち合わせていない国会議員が多すぎるので、税金が信じられないような無駄使いをさ
れている。首相が政策を発表する度に巨額の予算とそれに見合わないだろう稚拙な内容にため息が出る。い
つまで自らの保身しか考えない自民党議員を好き勝手させるのか、国民の声を反映することが出来る選挙が
しばらくないことが残念だ。