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最近はまじめな結婚相手探しのサイトが増え、敷居の低さから「ネット婚活」
が活況だ。
平日の午後8時。東京・目黒のしゃれた結婚式場に、緊張気味の男女が
集まってきた。恋人探しサイト「マッチ・ドットコム
![](http://www13.a8.net/0.gif?a8mat=1O557T+CJALBM+CIA+HV7V6)
今月開設した、婚活サイト「マッチ・ドットコム マリッジ」のオープニング
パーティーに、招かれた婚活中の会員たちだ。30代中心に男女半々122人。
団体職員の男性(45)は「多くの女性の写真やデータが、パソコン上で
見られて合理的」と期待を寄せる。「結婚相談所にも登録していますが、
年間数十万円かかる割に、紹介してくれる人数が少なく、不満があったんです」
マッチ・ドットコムは日本だけでも、100万人超が登録する、
マッチングサイトの最大手。
法律婚を重視する日本の風土と、婚活ブームに目を付けて、新サイトを設けた。
料金は180日間コース5万円(現在割引中)など、ネットの割には高いが、
写真やプロフィルを、紹介相手にしか公開しない、など情報保護を厳格化している。
手続きはパソコンから、職業、年収、学歴、体形などの自分のプロフィルと
写真、相手に求める条件などを送る。免許証などで本人確認を受け、無事登録
されると、1日最高5人のお相手が紹介される。双方「関心あり」となれば
価値観を確認しあい、メール交際から初顔合わせへと進む。
世界的に著名な人類学者、ヘレン・フィッシャー博士が、開発した性格診断
テストによって、「科学的に相性の良い結婚相手」を、紹介するのがサイトの
目玉だ。
登録の際に受けるテスト結果により「冒険型」「建設型」「交渉型」「指導型」
の4タイプに分類される。
この日のパーティーでも、タイプ別のグループごとに、ケーキのデコレーション
を競っていたが、脳内ドーパミン分泌量が多い、冒険型グループの男女が
最も派手に盛り上がり、交渉型の男性陣は、女性たちの作業を後ろで見守るなど、
行動に差が出ていたのが、妙だった。
「『婚活』時代」(山田昌弘氏との共著)著者、白河桃子さんはネット婚活に
ついて「今後メジャーになるだろう。あるサイトではメール5~10往復で対面、
平均5・5カ月で交際というデータもある」と指摘。
フィッシャー博士も「早くて安い、いわばファスト。21世紀の仲人になる」
と自信を見せた。職場や親類が相手を、世話してくれる時代ではない半面、
この不況下、結婚して安心や安定を得たい、との意識は高まっている。
パーティー会場でIT企業勤務の大島剛さん(37)は、婚活用の名刺を
差し出した。顔写真の裏には、出身大学学部や職歴、連絡先やブログのアドレス
なども記載。真剣さが伝わってくる。
「2年前に体を壊して、一人ボーッとしながら、仕事だけが自分の人生なのか
って考えたんです。(不況で)残業や休日出勤も減り、時間も取りやすくなった。
女性とお会いする機会を、増やすため合コン、サークル活動、勉強会、読書会…
ネット婚活以外にも、色々やってますよ」
自助努力は必須。婚活が流行語になったせいか、今時の結婚を目指す男女の
明るく堂々と、積極的な姿が好印象だった。恋愛に消極的な“草食系男子”が
増えているそうだが、受け身では婚活はキビシイ!?
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詳細:マッチ・ドットコム
![](http://www13.a8.net/0.gif?a8mat=1O557T+CJALBM+CIA+HV7V6)