夏と秋、そして南と北の間へ 【Ⅳ】

お帰りなさい。


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二日目の朝、朝食は5時30分からでしたが、
朝焼けの山をみんなで見ようと、携帯のアラームを早めにセットしておきました。




しかしっ！

小屋のスタッフの方が、朝食が出来たと知らせに来てくれるまで、誰も起きず…。

「だれっ、アラームを止めたのは!?」　

「私じゃないわよ。鳴ったの知らないもの」　
　
「ヒサちゃん、あなたの携帯よね。ちゃんとセットしたの？」　
　
「えっ…、私は機械オンチだから相方にセットを頼みました。」　

「げっ…、オ、オレ？」　

「そうね」　「うん」　「まったく…」　　　

「………」　


ヤマオトコ　　オボエ　ナクトモ　　ジットタエ　　　季語なし…。


朝食をしっかり食べて、今日は天狗岳に向かいます。




今日もいいお天気です。




オーレン小屋から約40分の箕冠山(みかぶりやま)を経由して、根石岳(ねいしだけ)に向かいます。




根石岳(2,603ｍ)山頂で会った方に、
「せっかくだから皆さんで撮っておいた方がいいですよ」と説得された相方、
みんなで一緒に撮った希少(?)写真です。




天狗ちゃーん、いま行くよー！




岩場に咲く花を眺めながら、まず東天狗岳を目指します。

　　

　　


途中には、雲に向かって優しく微笑みかけるイワオトコさんが…。　




東天狗岳への登りには一部クサリもありますが、ほぼ使わずに登れると思います。



根石岳から約40分で東天狗(2,646ｍ)到着～！
まるっとした西天狗が見えます。



小休止してから西天狗に向かいます。
気持のいい尾根道です。




東天狗から約20分で、西天狗岳到着～！




天狗を下って、お昼前にはオーレン小屋到着。
小屋前のベンチで昼食にします。
小屋で用意して頂いたオムスビ(300円)とパンセット(500円)です。
えへへ、今回も手抜きでゴメンナサイ。　

　　

でも、山で食べるゴハンはサイコーです。


空と山と木々に囲まれた山ランチをゆっくり味わってから、桜平に下ります。
今回の山はもうすぐ終わりだと思うと、後ろ髪を思いっきり山に引っ張られながらぐずぐず歩いてます。






温泉は皆さんおなじみの尖石(とがりいし)温泉．縄文の湯。
休憩室で“牛乳ソフト”を食べて、ゆったり、まったり。

　　　




天候にも恵まれて、いい山行でした。

ゆきネエが無事に山デビューしました。山に向いてると思うな。　

なつネエも久しぶりの山で生き生きしてました。また来ようね。　

私もめまいが出ずに岩場をこなせました。もう大丈夫かな。　

相方は…「次、どこにしようか？」という3人の声を聞こえないふりしてました。逃げられないよ、相方。　



さよなら、夏空さん。

また来年！





夏と秋のふたつの季節、そして南と北のふたつの八ケ岳を味わえた山行でした。
拙いレポにお付き合い頂き、ありがとうございました。

次は秋山ですねっ！


【一日目】桜平→オーレン小屋→赤岩の頭→硫黄岳→横岳→硫黄岳→夏沢峠→オーレン小屋
【二日目】オーレン小屋→箕冠山→根石岳→東天狗岳→西天狗岳（復路は往路同様）　→桜平