とりあえず空が青けりゃ それでいい

筋金入りのパニック障害。
同じ所をグルグルして
生きてます。

あっかーん な 日々だった。

2015-02-21 09:19:52 | 日記



東京の空気に馴染めない私。
高校卒業後、大阪の専門学校に
入学した。

専門学校には様々な年齢の人が
いて、ほとんどが地元から通って
いる人達だった。

入学初日
新潟県から来た18才ですと自己
紹介。

すると授業終了後に何人かに
取り囲まれて、いきなり…

お嬢ちゃん、大阪は怖いとこやで、
新潟の田舎から出てきたんやから
気をつけな あかん。

どこに住んでるん?

なに?西成区…ニシナリク…?
また、えらいとこ住んでんな。
そりゃ、あかんとこやで。

周りから質問責め。
あかん…て、何が?
しかも今日が初対面なのに
大阪って…。

それからというもの

休み時間に太宰治の本を読んで
いれば…

お嬢ちゃん、その本はな
そういう人になったら あかんと
思って読む本やで。

朝ごはんを食べていないと言えば

朝ごはん食べな あかんで。
モーニング行くで。

アイスコーヒーと注文すれば…

アイスコーヒー言うたら あかん。
大阪はレイコー言うねん。

難波から岸里まで歩いたと言えば

歩いたら あかん。
道に寝てる人、一杯おったやろ?
危ないで、新潟の田舎とちゃうで。

まあー、あかんの大山だった。

みんな度を越した親切。
悪く言えば、
みんな度を越したお節介。

ついには、
この田舎モン、何を仕出かすか
わからんと思われたようで、
授業が夜遅くなる日は
順番に車で送ってくれるように
なった。

当然、住んでいたアパートの
周りの住人も同じ。

朝から晩まで学校が休みの日まで
近所のおばちゃんやおばあちゃんに
囲まれていた。

杉さま、観に行こかー?
お好み食べ行こかー?ってね。

結局、
ガードが固くて出来た友達?は
年上ばっかり。
夜遊びもできず、
当時、専門学校は入学は簡単だけど
卒業は大変と言われていたが、
無事卒業できた。

そして私は
四六時中テレビで放送されてる
吉本新喜劇にはまり、
阪神タイガースの熱狂的ファンに
なり新潟県に帰ってきた。

いや本当!
大阪はあったかい人情味ある
ところだったよ。

真夏の暑い時のベタベタする汗
みたいな感じもあったけどさ。
( ̄▽ ̄;)