とりあえず空が青けりゃ それでいい

筋金入りのパニック障害。
同じ所をグルグルして
生きてます。

モーパッサン

2015-02-10 12:22:05 | 日記


初めてモーパッサンを読んだ時
頭がおかしいと思った。
病んでいる人。

中学のクラス担任が国語の先生。
生徒の誕生日には本をプレゼント。

先生は何らかの感情や意図をもち
本を選らんでいたようだ。
私はモーパッサン短編集。
なぜ、この本を選んだのかな?

モーパッサンといえば
皮肉な話、辛辣なオチが有名。
中でも「首飾り」は
何度も読み返してしまう。

あらすじは
魅力的な美貌をもつマチルド
しかし平役人の家に生まれ
結婚相手も小役人だ。
ある日、舞踏会にでる事になり
友人夫人からダイヤの首飾りを
借りたが紛失してしまう。
似たような首飾りを買い返す。
その後は膨大な借金の返済で
すっかり美貌もなく逞しくなった
マチルド。
10年後、偶然、友人夫人と再会。
今までの経緯を話すと
「まあ、どうしましょ、マチルド
あれは模造品だったのよ」end

あまりにもスパッとしたオチ。
読んだ後、心に穴が空いたような
喪失感。

人生はどこにでも転がっている
狂気でつまずくのかな?

それから
私はモーパッサンの狂気にはまり
ほぼ全作品を読むハメになったとさ。