mix_berry

テレビっ子のひとり突っ込み

『プラチナの恋人たち』感想・概要紹介

2022-10-25 23:41:43 | 中国ドラマ

2021年 中国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
ユー・トゥー(宇宙航空研究員、ジンジンの高校の同級生):ヤン・ヤン
チャオ・ジンジン(ヒロイン、人気女優):ディリラバ
スー・イエ(ジンジンの元カレ):ジー・シャオビン
シア・チン(ユー・トゥーの元カノ、高校の同級生):ジン・チェン
チェン・シュエ(ジンジンの親友、女優):ウー・チェン
ペイペイ(ジンジンの従妹):ジョンホー・フイズー


◆感想・概要

私が中国ドラマにハマるきっかけになったイケメン俳優ヤン・ヤンと、同じように好きな女優さんのディリラバが主演の作品
です。(そして、このブログを再開するきっかけになったのも、「シンデレラはオンライン中!」の作品紹介がしたかったから
ってことだったんですが、ちょっとそっちの更新は止まっちゃってます・・・。)

ヤン・ヤンの現代ドラマはこれが4本目ですが、この作品含めそのうち3本がゲーマー的な役柄・・・。
もう、そういうイメージがついちゃってるんだろうか。ただただ日本に配信されてるのがそういう系なだけ??



原作はグーマン。
シンデレラ3部作って言われてる「お昼12時のシンデレラ」、「マイ・サンシャイン」「シンデレラはオンライン中!」と
同じ作者の方の作品です。機会があったら他の作品も読んでみたい。


※上海にもベイブリッジみたいなものがあるってことを初めて知りました。

新し目なドラマなので、詳細なあらすじ紹介は差し控えさせていただきますが、ざっくりと。
(多少、ネタバレしちゃうので、気になる方はご注意を。)


ヒロインは人気女優のチャオ・ジンジン(ディリラバ)。
彼女は高校の時に、イケメンかつ秀才の同級生、ユー・トゥー(ヤン・ヤン)に告白してフラれたっていう苦い思い出がある。
そして未だにそのことを引きずりつつ、未練がある節も・・・。

あるとき、彼女がイメージキャラクターを務めるゲームをプレイする動画が、ネットに拡散されてしまいます。そして、それ
だけならよかったものの、問題はイメージキャラクターにもかかわらず、ジンジンのアカウントと思われるプレイヤーが下手
クソだったこと。

ジンジンは非難の的となりますが、使い慣れないキャラでプレイしたためと苦しい言い訳をし、ゲーム会社のエキシビション
マッチで腕前を披露するという話でなんとか炎上を鎮めます。


そして、ジンジンのためにマネージャーの夫を先生としたゲームの強化訓練プログラムが組まれることに。
しかし、なかなかにゲームの才能がないジンジン。訓練に対するやる気もイマイチ。

そんな中、高校の時にユー・トゥーとこっそりお近づきになるために取得していたサブアカにユー・トゥーから誤ってゲーム
のパーティへの招待が来ちゃいます。(高校時代、ユー・トゥーにフラれたにも関わらず諦めきれず、サブアカでユー・トゥー
が良く使う宇宙関連の掲示板で友達申請していたものだったことが後に明らかになります。)

驚きつつも嬉しくなってすぐに誘いに乗るジンジン。

ジンジンの下手くそさ加減にユー・トゥーやその友人たちはあきれつつも、声の主が女子だと知ると、歓迎してくれ、その後も
度々誘ってくれるようになります。(ユー・トゥーは無表情で無関心な様子ですが。)


そして、男主人公であるユー・トゥーは、中国宇宙航空研究所に勤める職員。高校時代から成績優秀でかつ宇宙が好きだった
ユー・トゥーは、夢をかなえた形で宇宙航空開発の仕事に就きますが、好きだけでは家族を支えていくことができないという
現実に直面し、転職を考えます。

現在は、辞職を申し出たユー・トゥーに考え直す期間として長期休暇が与えられ、ユー・トゥーとしては迷いながらも転職の
準備を進めているといったところ。

そんなユー・トゥーが、自身が研究している宇宙航空技術を応用した空気清浄機を開発し、商品化したという話を聞きつけた
ジンジンは、早速その空気清浄機を購入し、ゲームの合間の会話の中でその空気清浄機が壊れたといった体でなんとか自宅に
ユー・トゥーを呼び出すことに成功します。

そんなジンジンの策略で再会した二人。

ゲーム上でも少しずつ仲良くなっていたところに付けこみ、ジンジンはプロ級にゲームが上手く、そして現在休職中でヒマだ
というユー・トゥーに、ゲームのコーチを依頼します。

そうやって再会したばかりの二人はさらに急接近。

高校時代から変わっていないユー・トゥーに、またまたときめいちゃうジンジンと、高校時代の自分が感じていた印象とは
違い、意外にも努力家で素直で善良なジンジンに惹かれていくユー・トゥー。

しかし、激務な上に安月給である宇宙航空研究所の仕事と自分の立場に悩むユー・トゥーは・・・。



◇◇


簡単に言うと、元同級生だった現在は女優のヒロインと高校時代の夢を叶えつつも将来性に悩む宇宙航空研究員の男主人公が
ゲームを通して再会し惹かれ合っていくっていうラブストーリーです。

前半はひたすらゲームの話が多く、ちょい「マスター・オブ・スキル」色がちょっと濃い目。



けど、後半は「下町ロケット」と、宇宙にはいかない「宇宙兄弟」な雰囲気で、ラブコメ色がちょっと半減。けど、日本の
ドラマのラブコメを一切排除した「下町ロケット」的な職人や技術者たちのひたすら働く男たちの苦悩と奮闘の日々、って
いう感じが詳細に描かれている訳ではないので、そこと比べちゃうとやや中途半端感が否めない。

そこは、中国の宇宙開発系技術を外に出せない、っていう事情があるのかも?けど、それでいて、中国の宇宙開発事業はかなり
進んでいるっていうところは押し出したい、みたいな?

事実、中国は2019年に世界初の月面裏側着陸に成功していて、ほんと、技術革新がヤバいことになっています。

そういった中国の宇宙開発事情を知っていてこの作品を見ると、「嫦娥」(中国の無人探査機の名前)とか、「玉兎号」(中国の
月面探査車の名前)とか出てくるので、ちょっと「おっ!」って感じでやや楽しくなったりもします。


まー、でもやっぱメインはヤン・ヤンとディリラバのイチャラブっぷりなので、後半それが少なくなってくるとちょーっと
失速感があって、なんか一応ドラマとしては一仕事終えた宇宙航空研究所の人たちとそれを支える伴侶たち、って感じで感動的
な感じで終えているけど、見てる側としては若干求めていたものとは違うかなーって気もしました。

なので、途中まではすごく面白いと思ってみてたのに、終わってみると面白い作品だった印象が薄れてました。


気になった点、いくつか。

まず、ちょっと驚いたのが日本だと公務員て高給取りなイメージがあるけど(私が庶民だからだろうか)中国ではそうでもない
らしいっていうところ。

特に、宇宙航空研究所が安月給っていうのがちょっとイメージつかない。ユー・トゥー自体が高学歴かつその中でも優秀って
ことで、本来であれば一流企業、もしくは第一線で活躍する証券マンとしてもっとお金を稼げていたはず、なのでそれと比べ
たら、ってことなんだろうか?あくまでも。

それとも、ユー・トゥーがそういった収入面に悩んでいたのが、今現在から7年か10年くらい前の話であって、そっから飛躍的
に中国っていう国が進化しているので現在の話として見てはいけないのかな?

とにかく、崇高な夢を実現させたにも関わらず、収入面や仕事に拘束される時間、そして過労による体への影響とか、それらを
考えた時に果たして愛する人への責任も果たせるのかっていうところに悩む姿はかなりリアルに描かれていて良かった。
(まわりのみんなの何気ない一言がグサグサとユー・トゥーに突き刺さって、けどみんなそれに気づいていないっていうのが
見ていてツライっていうね・・・。)


そして、どーでもいいけどこのボートに乗るシーン。



ライフジャケットが「YAMAHA」!!!
え?なんでヤマハ?って思ったけど、ヤマハってオートバイ→発動機→モーターボート→ボートグッズ、ってことでライフ
ジャケットかーって、納得。

手広くやってるんだねー。(むしろテニスラケットとかの方がどっからそうなったのか分からないかも。)


そして、「恋愛できない僕のカノジョ」に引き続き、こんなとこにも出てました。「マイサンシャイン」でイーチェンが落と
した財布に入ってたモーションの写真を見てモーションに財布を渡したスーパーの警備員さん役やってた俳優さん(笑)。



あとは、すーごくちょっとしか出演してないけど、ジンジンの親友の女優役でウー・チェンが出てました。
私の妖怪彼氏」の時に比べたら、なんかめっちゃ大人になった感。


ユー・トゥーの元カノ役で、ジン・チェンが出てます。「女医明妃伝」ではめっちゃムカつく悪女をこなし、「萌妃の寵愛絵巻
でコミカルなヒロインをやってた女優さん。

彼女のせいでちょっとしたドロドロな展開になるかと思いきや、そうでもなかった。スー・トゥーが清廉な男子役なので、そう
いう打算で近づいてくる女子に惑わされないっていうのが理由のひとつかと思うんだけど、だったらなんで付き合っちゃったん
だろう?わざわざジンジンを振って。その辺の言い訳エピソードがちょっと欲しかったなー。

さらに、ジン・チェンとディリラバとの絡みもなかった。(スケジュールが合わなかったのか、共演NGだったのか・・・なんて
勘ぐっちゃいます。)

それから、ジンジンの元彼役で「2度目のロマンス」でチャン・ハンの親友で共同経営者役で出てたジー・シャオビンが出てます。
「2度目のロマンス」では、けっこう2番目くらいに好きでしたが、今回はちょっとだけやな役。

彼のせいでちょっとしたドロドロ展開になるかと思いきや、そうでもなかった(笑)。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 胡蝶蘭の植え替え | トップ | 今頃になってようやく「ジョ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トヨタのエンジンも (ボッケニャンドリ)
2022-10-26 11:32:10
ヤマハはトヨタのエンジンも作ってますね。
それと楽器もやるという不思議な会社。


豚足の煮込みって日本で言う肉じゃが的なポジションなんでしょうか?
返信する
>ボッケニャンドリさん (miso)
2022-10-26 23:30:16
>ヤマハはトヨタのエンジンも作ってますね。
え、車のエンジンまでやってるんですか!
知りませんでした。
ほんとに手広くやってますねー。

>豚足の煮込みって日本で言う肉じゃが的なポジション
うーん、言われてみればそうなのかも?
安い材料で作れる家庭料理的なもの?
返信する

コメントを投稿

中国ドラマ」カテゴリの最新記事