続・最近のクレーンゲーム事情

(昨日からの続きです。)


ちっちゃいミッフィーと格闘する女性を応援中の私。

何十回目かに、女性がちょっと代わってみてくださいというので、200円分だけやってみる。
やっぱり結果は女性と同じ。

「これちょっと無理ですねー。」

って早々に諦めてまた交替。
そしてまた見知らぬ女性が何回かやるも一向に取れず。

マシンの中には、クレーンが届かない奥のところに見本のミッフィーが積み上げられていて、実際に手前に取ってください
状態で出されているのは2体だけ。

その黄色と青の服のミッフィーのうち、ずーっと青の子にこだわってた女性が、とうとう黄色に手を出し始める。

まぁ、結果は同じ。

で、黄色ミッフィーが景品落とす穴の枠の柵のようなものの手前に横たわった状態で女性はまたその子を諦め、元の青い
子に狙いを戻し再び格闘。

で、今まで青い子が何度かその低い柵に頭を乗っけた斜め状態になるも取れなかったのに、今度は黄色い子と柵に跨った
絶好の取れそう状態になる。

「お！コレ、今度こそイケるんじゃないですか！」

って思わず声を掛けたら、

「やりませんか？」

って、か細い声で言われたけど、いやいや、こんなおいしい状態で取れたらマジで気まずい。そして、こんないい感じの
ポジション二度と作れないかもなのに失敗するのも、また気まずい・・・。

ってことで、やんわりとお断り。

で、結果。

やっぱり女性は失敗・・・。

疲れたのか、何とも言えない表情で無言で私の後ろに並ぶので、とりあえず交替。
で、私がチャレンジしてみるも、やっぱうまくいかない。

ほんっとに！取れそうで取れないっ！！！

ポケットに入れてた100円玉を3枚使ったら100円玉が底を尽きたので、そこでその女性に別れを告げ、立ち去りました。


で、最初のでかいぬいぐるみゾーンに戻ってみると、さっきよりも人がいなくなって空いている。

さっきのちっちゃミッフィーが取れなかったので、ちょっとでかいミッフィーにチャレンジしてみる。


で、ここでちょっとびっくりだったのが、店内入り口付近のマシンは最新のやつなのかなんなのか、なんと、電子マネー
が使えたりするのです。


※こんなやつです。(画像はお借りしたものです。)

ちょっとびっくり。

で、早速スイカを使ってミッフィーにチャレンジ。

ヒカキンも言ってたけど、電子マネーだとほんとお金を使ってる気がしない。危ういです。

けど、3回くらいやってたら、ミッフィーが落っこち・・・たと思いきや、ミッフィーのでかい頭が二つの棒に挟まって
ミッフィーが首つり状態に。

係りの人を呼ぼうかと思ったけど、周りにいなかったので一旦もっかい課金してアームで押し込んでみようとしたけど
失敗。

で、しばらく誰かお店の人来ないか待ってみる・・・が、ちょっと空いてるゾーンになったことが仇になったのか、誰も
来ない。

ここでふと、さっき小ミッフィーと格闘してた女性を遠巻きに伺ってた時、なんかスマホ使って人呼んでたなーと思い
返してみる。

どっかに人を呼ぶ電話番号とか書いてんのかなと、マシンをつぶさに観察。

すると、ありました！
クレーンのところに係員を呼べるQRコードが！


※こんなやつです。

時代は進化しまくってます。
（んな、今時電話番号なんかであるはずがない。）

早速QRコード読み取って呼び出し。
自分の台の番号と、今何人待ちかっていうのが表示されます。

係員が来て、ミッフィーがひっかかちゃったことを告げる。

これねー、他のゲーセンだったらそのままくれたりするんだけどねー。(まー、その時はその時でまたちょっとした罪悪
感と山を九合目まで登ってあとちょっと、って思ったらいや、ここが頂上ですよ、って言われたような肩透かし感があっ
たりもするんだけども。)

絶妙に落ちそうで落ちないところにミッフィーを横たえる・・・。

そしてまたそっから2手頑張って、なんとかでかミッフィーをゲット！！
なんか、すごーく邪魔な荷物になったけど頑張って持ち帰りました。

戦利品。



とりあえず感想ですが・・・

とにかく、客にお金を使わせるための戦略がすごい！エグイ！


①まず、価格設定。
ヒカキンがやってた10円コーナーはよく見てなかったのでアレですが、その他は見た限り全部100円。

場所によっては、大物とかレアものは200～300円だったりするのに、敢えて大物も100円にして失敗を気にせずチャレンジ
できるような価格設定にしてる。


②それから、さっきも言いましたが、電子マネー利用できるマシンの導入。
コレ、実際に手元のコインがなくなっていく、100円玉が吸い込まれていく、お札を両替する喪失感やら罪悪感やらが薄れ
るので、チャージ残高があればあるほどやばいです。
(電子マネーのチャージができる両替機もありました。)


③さらに、両替機の乱立。
電子マネーが使えるマシンのとこは少なめでしたが、例の、小ミッフィーの台が並んでるあたりは、各島の両端にあるし、
ちょっと長めにマシンが並んでいる場所では5台置きくらいに両替機があったような印象。(もしかしたら言い過ぎかも？)
このせいで、あとちょっとなんだけど小銭が切れたから仕方ない、諦めるか、っていう人に「隣に両替機があるし、もう
一回やろうかな」って気にさせちゃうこと間違いなし。
(現に、ミッフィーに苦戦してた女性、ちょうどミッフィーの台の横に両替機があって、体を斜めにしながら私が側にに
いた間だけでも5000円以上両替して、最終的に1万円崩してたし。)


④そして、絶妙な景品配置とアームの弱さ加減
ちゃんと画像残せばよかったんだけど、大きめの景品はゴム素材で滑り止めとしてコーティングされた2本の棒が、絶妙な
隙間ができるように角度をつけて箱の中の景品が落ちる部分に架けられていて、その棒の間に景品のぬいぐるみ等が大きい
ものだと1個だけ置かれています。

なので、一見簡単に取れそうなのにアームが弱すぎて全然取れない。でも、ちゃんと芯をキャッチできればちょーっとだけ
動いてそれを繰り返すとなんとか取れたりする。
これがねー、「せっかくあと2回くらいやれば取れそうなのに、ここで終わると他の人が得するんじゃ？」っていう気に
させてさらにお金をつぎ込む誘い水になってるかと。

小さめの景品たちも、基本山のように積まれてて運が良ければ一回で一気に3つ取れちゃう、なんてことを防ぐためなのか
景品同士が干渉しあって取れやすい角度になるのを防ぐためなのか、基本一番下の平らな部分に2体くらいずつ置かれて
いるのがほとんどでした。


うーん、なかなかの心理戦。
人の購買意欲的なものを煽る作戦。
そういうのにただただ感心して帰ってきました。