第11話 「憧れの公認カップル」
※あらすじに、けっこう意訳した解釈を追加しています。
バスケの送別試合のゲーム中に、突然微微(ウェイウェイ)の隣に来たシャオ・ナイに驚くルームメイト3人。「席を詰めてくれるか?」とのシャオ・ナイからの問いかけに、驚きと緊張のまま席を詰めてシャオ・ナイの座る場所を空ける4人。
男神に話しかけられたことと、微微(ウェイウェイ)のすぐ横にいる男神シャオ・ナイに緊張し、背筋を伸ばしたまま固まってしまうルームメイトの3人。
微微(ウェイウェイ)の隣に座るシャオ・ナイを見て悔し気な表情を浮かべるモン・イーラン。
一方、シュートを決めて「よしっ!」っとガッツポーズをするバンシャン。ふと、観客席を見ると、シャオ・ナイが微微(ウェイウェイ)の隣に座っている。
その後ろで相手チームからボールを奪い、パスしようとバンシャンを呼ぶヨンホウだが、呆然と立ちすくんで反応しないバンシャンのせいであっという間にボールを奪われる。「学部の花だ」というバンシャンの言葉に視線をシャオ・ナイい向けて驚くヨンホウ。そうこうしてる間に、相手にシュートを決められてしまう。
微微(ウェイウェイ)の周りの観客席では、微微(ウェイウェイ)と隣に座るシャオ・ナイの噂話で持ち切り。
本人たちに聞こえるのもおかまいなしに口々に好き勝手言うギャラリー。
気まずそうにときどきシャオ・ナイの様子をチラ見してうかがう微微(ウェイウェイ)と、雑音が全く耳に入らない様子で試合を見守るシャオ・ナイ。
怒りをにじませた様子で聞いているモン・イーランだったが、噂話はモン・イーランにまで派生。
モン・イーランも(試合を見に)来てるけど、シャオ・ナイ目当て?でも、ミス慶大になるより男神を落とす方がすごいよね。などなど。
耐えきれず、「あなたのせいよ、来なきゃよかった。」とナナに八つ当たりするモン・イーラン。(そりゃそうですよね。無責任に煽るから。。)
私もしらなかったと言い訳しつつ、もう帰ろうかと言うナナに、モン・イーランは「今帰ったら笑いものになる。」と言って唇をかみしめる。
そうこうしているうちに試合が進み、リードしていた情報学部が建築学科に追いつかれてしまう。
不安そうに「追いつかれた」と微微(ウェイウェイ)がシャオ・ナイに話しかけると、シャオ・ナイがぐっと顔を近づけ「奴らが試合に集中すればまた引き離せる」と。(自分が微微(ウェイウェイ)と一緒に座ってるのに気づいたバンシャン達がそのせいで集中力を欠いていることはお見通しみたいです。)
急にシャオ・ナイに顔を近づけられ、動揺を気づかれないようにそっと深く息を吐く微微(ウェイウェイ)。(緊張を解くための微微(ウェイウェイ)の癖ですかね。)
ビーっと笛の音が響き渡り、点差を見たアルシーが「たった2点差なの!」と思わず大きな声を出す。
ふと気づいた微微(ウェイウェイ)が「紹介忘れてた」と言い出し、シャオ・ナイに向かって「私のルームメイトなの」とアルシー、シャオリン、スースーを紹介する。
「よろしく」とシャオ・ナイに手を振られたアルシーたちは、返事も忘れて舞い上がった様子で固まってしまう。
それを見て微微(ウェイウェイ)は、(私の方がずっと冷静に見えるはず)と思い、少し余裕を取り戻す。
微微(ウェイウェイ)にルームメイトを紹介されたシャオ・ナイは「愚公(ぐこう)と猿子酒(えんししゅ)がいる。後で挨拶する?」と微微(ウェイウェイ)に問いかける。自分が蘆葦微微(ろい・びび)であることを二人がまだ知らないということを聞いた微微(ウェイウェイ)は、少しいたずらっぽく微笑むと「いく」と答える。
試合はぎりぎり2点差で情報学部が勝利。立ち上がって喜ぶアルシーたちに、「一緒に帰るから待ってて」と話しかけると、息もぴったりに一緒に席から立ち上がり、シャオ・ナイのチームメイトの方へ向かう微微(ウェイウェイ)とシャオ・ナイ。
その様子を見て堰を切ったように二人について、黄色い歓声にも似た声を上げながら「あの二人お似合いよね」「これでまた掲示板は大炎上よ」と話すアルシー、シャオリン、スースー。
ハイタッチしながら勝利を喜び合うチームメイトのそばに行く微微(ウェイウェイ)とシャオ・ナイ。
「おい三男、お前もついに・・・独身軍団から卒業か」
とからかわれながらも微微(ウェイウェイ)が挨拶する。
「初めまして、微微(ウェイウェイ)です。」
歓迎ムードで挨拶を返すシャオ・ナイのチームメイトたち。
微微(ウェイウェイ)はそれに少し照れながら、愚公(ぐこう)、猿子酒(えんししゅ)の二人に向かってもう一度自己紹介。
「私が蘆葦微微(ろい・びび)なんです。」
と。
またもや呆然とした顔をするバンシャンとヨンホウ。
「ハァ?いったいどうゆうことだ?」
と言われ、
「見たままだ」
と嬉しそうなのを隠しきれない様子を見せながらもクールに返すシャオ・ナイ。
蘆葦微微(ろい・びび)のことを知らない他のチーム・メイトたちは、シャオ・ナイが学部の花を落としたと沸き立ち、どっちが告白しただの、シャオ・ナイは試合中なのに観客席に行っただの、男神の名が泣くだの、好き勝手に話し、結局真相はどうなのと微微(ウェイウェイ)に詰め寄ると、訳知り顔で顔を見合わせてニヤニヤするバンシャン、ヨンホウ(とシャオリンの彼)。
そこで得意げに口を挟むバンシャン。
「俺は知っている。2人は前から"濃密"だった。」
それを聞いたまわりは少しざわつき、微微(ウェイウェイも)戸惑った顔を見せる。それにはおかまいなしにシャオ・ナイにむかって
「何だよ、図星だったか」
というバンシャン。シャオ・ナイはすぐさま訂正する。
「"親密"だ。」
笑いをこらえていたチーム・メイトたちが一斉にバンシャンの背中にツッコミを入れる。さらに一歩詰め寄られ
「その言葉、むやみに使うな。」
とシャオ・ナイに諭されてしまうバンシャン。
ちょっと変な空気になってしまうが、そこは持ち前のキャラで形勢立て直し、二人はラブラブだし、試合にも勝ったし、お前がオゴれよ、と打ち上げに行こうという話になる。今日の主役なんだからと微微(ウェイウェイ)も誘われるが、彼女は行けないと断るシャオ・ナイ。お前じゃねーよと、直接誘われる微微(ウェイウェイ)だが、ルームメイトを待たせていることを口実に断り、帰ろうとする微微(ウェイウェイ)。
それじゃ、といって去ろうとする微微(ウェイウェイ)の手首をすかさず握って振り向かせるシャオ・ナイ。
「何時に図書館へ?」と聞くシャオ・ナイに、ときめいた様子で「7時半よ」と答える。「明日、前で待ってる」というシャオ・ナイに恥ずかしそうにうなずいて帰ろうとする微微(ウェイウェイ)の腕を引いてさらに引き留め「ウェイウェイ、俺の席も頼む」というシャオ・ナイ。もう耐えられない、って感じで「分かった」と一言言ってはにかんだ笑顔で走り去っていく微微(ウェイウェイ)。
(ロッカールームを広く使いたいからか、シャワーの数が少ないからか)まだ体育館で着替えの順番待ちをしているシャオ・ナイたちのところに、息を切らしてハオ・メイがやってくる。
「あの子は?三男の彼女だよ。」
「遅いよ。もう帰った。」
とタオルを投げつけるバンシャン。(軽い失恋の八つ当たりも入ってる?)
「さっききいたばかりだぞ。」(って、他の人も、そして微微(ウェイウェイ)もだったりします。)
「三男、呼んできてよ。俺も見たい。」
と笑顔でお願いするも
「また今度な。」
と断られる。そして
「行こう、愚公のおごりだ。」
というシャオ・ナイ。
「何でだよ。今日はお前だろ。」
というバンシャンに、
「さっき彼女におごって金欠だ。」
と、なんだか今日イチの笑顔で答えるシャオ・ナイ。
「あ"ーーーー。ついに三男もバカップルの仲間入りか。先が思いやられる。」
と嘆く愚公君でした。
一方、シャオ・ナイに腕を掴まれた余韻でついニヤニヤしちゃいながら歩く微微(ウェイウェイ)と、一歩後ろを歩くアルシー、シャオリン、スースー。
ふと我に返った微微(ウェイウェイ)が立ち止まって振り向くと、待ってましたとばかりに微微(ウェイウェイ)を取り囲む3人。
微微(ウェイウェイ)は観念したように
「何でも聞いて」
口を開く。
「なぜ今まで隠してたの!」
と勢いよく肩を掴んで詰め寄るアルシーに
「隠してない」
「私も・・・知らなかった。」
と答える微微(ウェイウェイ)。
「よく言うわ。見たところ付き合って半年は経ってるわね。」
とスースー。
「半年?せいぜい30分よ。」
と微微(ウェイウェイ)は答えるが、全く信じてもらえず、「正直に述べよ」「どこまで行った?」「ファーストキスはいつ?」と畳みかけるように質問するルームメイトたち。正直に、シャオ・ナイ(奈何(ないか))との出会いから順を追って話す微微(ウェイウェイ)。
ようやく一笑奈何(いっしょうないか)がシャオ・ナイだと自分も今日知ったのだと出会ってからまだ2時間くらいだということをカミングアウトする。
「つまり、出会った瞬間に落とされたわけ?」
というシャオリンの問いかけに、まぁ、そうかなと答える微微(ウェイウェイ)に向かって一斉に両手の人差し指を下に向けたジェスチャー。(尻軽女を批判するジェスチャーなのかな?)
「『恋愛中みたい』って言ったでしょ。でも相手が男神だなんてビックリよ。彼もあなたの気持ちを知ってるの?」
と問いかけるシャオリンに、
「もちろんよ。ゲームの中でも彼に夢中だもの」
と得意げに答える微微(ウェイウェイ)に、呆れた様子の3人。
ふとスースーに「そういえばこの前言ってた自作動画は?」と聞かれ、肝心な話をし忘れたことに気づき(リアル男神の威力はすさまじいわね)と思いながら自分の首を絞める手つきで急に去っていく微微(ウェイウェイ)。
「人は恋するとあそこまでバカになるのね」
とさらに呆れた様子で見送るシャオリンたち。
打ち上げ会場に向かうシャオ・ナイたち。
微微(ウェイウェイ)にまだ会えていないハオ・メイは、シャオ・ナイにリアル彼女ができたことについて、ゲーム上の奥さんはどうなる?と蘆葦微微(ろい・びび)のことを心配する。その話を聞いて瞬時にいたずら心が芽生えたバンシャンは、ヨンホウに目配せしてハオ・メイに調子を合わせ「三男はクズだ。二股かけるなんて。」というと、ハオ・メイは「俺が義姉さんのために三男と話をつけてやる」と言って前を歩いているシャオ・ナイのところに勢い込んで苦言を呈しに行く。
「リアルで学部の花を彼女にできたことは兄弟として嬉しい。だけど・・・義姉さんのことは?どうするつもりだ」
とシャオ・ナイに問い詰めるハオ・メイ。
ハオ・メイの後ろから二人でシャオ・ナイに"ナイショ"のジェスチャーをしてみせながら
「義姉さんか彼女かどっちか選べ」
と同調したような発言をするヨンホウ。
シャオ・ナイは少し考え込むそぶりをしながら
「2人とも必要だ」
と顔色一つ変えずに答えるシャオ・ナイに
「お前はクズだ!」
と怒って言い放つハオ・メイ。それを聞いて二人で喜ぶヨンホウとバンシャン。
「何がおかしい?俺が間違ってるか。」
と聞くハオ・メイに
「何も間違ってない。三男は純度100%のクズだ」
と笑いながら答えるバンシャン。
そこでようやく微微(ウェイウェイ)と蘆葦微微(ろい・びび)が同一人物か?ということに思い当たるハオ・メイ君でした。
打ち上げの場で、チームメイトたちの話題の中心はまたもシャオ・ナイとウェイウェイについて。学部の花を秒殺でモノにしたと、どんな手を使ったんだと羨ましがるチームメイトたち。
「これも才能だろう」
と、涼し気に応えるシャオ・ナイ。と、そこで1つ分かったと言って立ち上がって話し出すバンシャン。
「三男と外出した時学部の花に会ったんだ。俺が"これは縁かも"と言ったらこいつは"縁があったところでお前には関係ない"」
(この話をするとこもけっこう好きなシーンです。過去の会話は事故るちょっと前の会話ですね。)
話は、ウェイウェイが準ミス慶大だっていうことになり、モン・イーランとは接戦だったのになぜ1位ではなかったかの話に。そこで、シャオリンから話を聞いているダーチョンが話し出す。まず、ウェイウェイの写真は盗撮されたもので映りが悪かったこと、そして、清純さに欠けると言われたということ。
それを聞いて少し顔色を変えるシャオ・ナイ。
「どういうことだ」
噂話に疎いシャオ・ナイにバンシャンが美女ランキングの掲示板の存在を教える。
その中の一つ、危険指数ランキングではウェイウェイがNo.1だと。
厳しい顔つきでハオ・メイに「PCを貸せ」というと、PCを使ってなにか操作をするシャオ・ナイ。
なにやってんだ?まさか投票じゃないよな?とからかうチームメイトたちの言葉に反応して、バンシャンが確認すると、さっきまであったはずの掲示板が軒並み消えている・・・。
「デタラメなランキングだ。残してどうする。」
というシャオ・ナイ。(ハッキングして削除しちゃったんですね・・・。)
一方、歓天喜地がアルシーだとも知らずにゲームの中でウェイウェイと伴侶になれたと思っているツァオ・グァン。ショップで女性用のバッグやアクセサリーを吟味。
ショップ店員に「彼女への贈り物で?」と聞かれ「ええ。見せてもらえます?」と答えているツァオ・グァン。
プレゼントを買ってウキウキで帰るツァオ・グァンに、新聞部の友人がやってきて並んでバスケの試合を観戦するウェイウェイとシャオ・ナイの画像が載った掲示板を見せる。
二人がデキてると聞いて憤り、友人を付き合わせてヤケ酒をあおるツァオ・グァン。
そこに、モン・イーランの機嫌を損ねて彼女のための買い物に来たナナが通りがかる。面白い話が聞けるかもという感じで近くの席に座ったナナは、酔っぱらったツァオ・グァンの盗撮を始める。
「あんなにも軽い女だとは夢にも思わなかった。」「ゲームではペアなのに、現実はシャオ・ナイを選んだ。ゲームなら人の気持ちを弄んでいいのか。勘違いしてたよ。外見は派手でもいい子だと。結局、見た目通りだった。」「彼女を侮ってたよ。あんなに芝居上手だとは思わなかった。」
立て続けにウェイウェイ批判をするツァオ・グァンに、友人も同調する。
「だよな。ゲームではあんなにお前にべったりなのに、現実ではシャオ・ナイをつかまえた。」
ゲーム上で芝居を続け、ウェイウェイを公開させてやらんとばかりに友人の前で宣言するツァオ・グァン。
そして、いい画が撮れたとばかりに満足げに席を立ち去るナナ。
シャオ・ナイたちの打ち上げも終わりに近づき、シャオ・ナイたち4人を残して他のチームメイトは退場。
(「さよならー。See you tomorrow」って、ハオ・メイの言葉にちょっと日本語も入っててびっくり。)
トイレに行くと立ち上がったハオ・メイは、トイレ帰りに学食の盛り付け係の男を見つけ笑顔で話しかける。料理が上手だよねと他愛のない話をしながら「最近よく学食にも行っているよ」と話すと「知ってる」と返され、何も考えずに「知ってる?もしかして、俺のことも?」と返すハオ・メイに、男は何も答えられなくなり、ちょっと変な空気に。学食の野菜炒めが薄味だというハオ・メイに、それは担当が違うと話、自分の学食での担当についてメモを書いてハオ・メイに渡す男。それに気を良くし、「連絡先教えてよ」と気安く聞いちゃうハオ・メイでだったが「俺はただの料理人だから」と断られてしまう。それに対し、めげずに「待って。俺もただのプログラマーだから。」と無邪気に言って食い下がるハオ・メイ。
ウェイウェイたちの女子寮の部屋。シャオ・ナイとの今日の出来事を反芻してなかなか眠れないウェイウェイ。
そこに、お腹を壊してトイレに走るアルシー。ひどい下痢だというアルシーに、心配してタクシーを呼んで病院に連れていくウェイウェイたち。
結局アルシーは入院となり、付き添う3人。
朝になり、昨日のおやつが男神からの差し入れが男神からのかどうか聞くアルシー。そうだとウェイウェイが答えると「神様の食べ物には要注意ね。凡人には消化できない。」とアルシー。本当はスースーのダイエット茶を飲んだせいでしょ、彼のせいにするなとウェイウェイ。図星を疲れたアルシーはウェイウェイのご機嫌を取るためか
「本当に美人ね。男神が惚れるはずだわ」
というアルシー。ウェイウェイはアルシーに白湯を差し出しながら
「違うわ。彼は私の内面に惚れたのよ」
と答えるが、それを聞いてむせてしまうアルシー。
ウェイウェイが時間を気にするとすでに7時。シャオ・ナイに連絡しなくてはと、アルシーのスマホを借りて病室を出ようとすると、病室の入り口にシャオ・ナイが。驚くウェイウェイとアルシー。
シャオ・ナイに車で寮まで送ってもらう4人。
ウェイウェイはシャオ・ナイの助手席に乗りながら、アルシーとの会話が聞かれて(早速ナルシストがバレちゃった?ただの冗談なのに。どうしよう?反応を待つ?)と気にする。
シャオ・ナイは、シャオリンの彼ダーチョンがシャオリンと今朝電話しているところに来て事情を知り、迎えに来てくれたらしい。
後部座席に座る3人は好き勝手に会話を始める。
「男神を迎えに来させるなんてよくない。」
とアルシーがいうと、
「いいじゃない、身内なんだから」
とスースー。それを聞いたウェイウェイは、(身内ですって?なれなれしいわよ。)とやきもきする。
アルシーは続けて
「でも男神の車よ。私たち凡人には・・・」
と言ったところで、今朝の会話を思い出したウェイウェイはアルシーに先を続けさせまいととっさに
「スースーの言うとおり、もう身内よ」
と言ってしまう。それを聞いて思わず笑ってしまう3人。
そんな様子を見てウェイウェイにやさしく微笑みかけ
「朝食まだだろ?何か食べよう」
と言うシャオ・ナイ。
(優しいわ。助け舟を出してくれた)と嬉しくなるウェイウェイ。
「これ以上迷惑かけられません」
とシャオリンが遠慮すると
「身内だろ。遠慮しないで。」
とさらりとさっきの会話を受けて答えるシャオ・ナイ。
女子寮の前につき、男神の車からさっと降りた後部座席の3人は、ごちそうさまでしたと挨拶すると、シャオ・ナイにドアを開けてもらうウェイウェイに自分たちは先にいくから先輩にお礼して「3分間ね」と言い残し、先に行ってしまう。
残されたウェイウェイに向き直って
「準備したら」
というシャオ・ナイ。
「何の準備?」
「3分間、お礼をするんだろ?」
「冗談よ。真に受けたの?」
「そうか。すっかり本気にした」
と残念そうなシャオ・ナイに、それじゃ、私も行くわねと恥ずかしそうに走って立ち去るウェイウェイ。
アルシーはすっかり元気になって、ネットショッピングなんかしちゃってて、昨日アルシーのとなりの空いてたベッドで寝ていたシャオリン、スースーも元気。
アルシーの横で椅子に座って看病してたウェイウェイだけ疲れたって感じでベッドにもぐりこんで寝ている。
と、なにやらゴハンを買ってきたシャオリンとスースー。美味しそうな匂いがすると言って起きだすウェイウェイ。(昼ご飯かと思いきや、10時らしい。朝ごはんも食べたのによく食べるなーって思ってたけど、みんなシャオ・ナイに緊張して朝食がほとんど喉を通らなかったってことか。)
10時からのタイムセールまでの時間つぶしに校内のゴシップ記事を見ていたアルシーが、「あれ?ミス慶大のランキングが消えてる。」と言うが「みんなゴシップが好きね。あなたも」と言って、興味のない様子。(シャオ・ナイが昨日ウェイウェイのランキングに怒って消しちゃったんだけどねー)
タイムセールが始まり、みんなアルシーの周りに集まる。ウェイウェイが一人ゴハンを食べようとしていると部屋の電話が鳴る。
それは、シャオ・ナイからのお誘いの電話だった。
外に出ると、シャオ・ナイがまた自転車でお出迎え。自然な手つきでウェイウェイの鞄を受け取り自転車のかごに入れると、ウェイウェイを後ろに乗せて走り出す。もう見られても平気ねと思いながら遠慮がちにシャオ・ナイの腰につかまっているウェイウェイ。
(12話へ続く)
(第11話 感想)
11話もめっちゃ好きな回で思い入れが強いのか長くなってしまいました・・・。
この回の冒頭も、10話をそのまま引きずって(きゃー)って感じが止まらない。
10話は二人の出会い、で11話は友人たちへのお披露目の回、って感じで。
特に、愚公絡みのシーン。
バスケしながらふとシャオ・ナイと微微(ウェイウェイ)に気付いて、(シャオ・ナイのデートの相手は)学部の花だった・・・と試合中なのに呆然としちゃうするシーン。第8話の車の中で、「縁があるかも・・」って言ってたの、けっこう本気だった?
そして、微微(ウェイウェイ)が、「私が蘆葦微微(ろい・びび)です。」ってカミングアウトして愚公がびっくりしてボールをぽとりと落とすシーン。ここのシーンだけめっちゃ好きで、30回くらい繰り返し見ちゃってます。
そんな前からシャオ・ナイは二人の仲を温めていたのかとショックを受けつつも、「2人は前から"濃密"だった。」って言うとこ・
これ、中国語分かんないんだけど実際なんて言ってるんでしょうね。濃密だと体の関係含めた親しさの表現、親密だとピュアな関係の親しさの表現って感じですが、中国語では全く違う言葉だとしたら、翻訳してる人けっこうここだけはすごいなーと。
それから、シャオ・ナイがおごれってみんなに言われてたのにちゃんと了解しないし、ウェイウェイのことも「彼女は行かない」ってなんで勝手に断るんだろうと思ってたら、
「さっき彼女におごって金欠だ。」
って。このやりとりも好きなシーン。この時のシャオ・ナイの笑顔がめっちゃいい。で、その後の愚公のハァーやれやれ、って感じのセリフ言うところも好き。
ちょっと疑問なのは、シャオ・ナイがチームメイトの前から立ち去ろうとするウェイウェイの手を掴んで明日の時間を聞くシーン。
時間聞いて、その時間に図書館の前で待ってるなら、微微(ウェイウェイ)がわざわざ席取らなくてもシャオ・ナイと一緒に入館すればよくない?って思っちゃうのは私だけ?それとも、図書館の開館と共に一回図書館に行って席を取ってから朝ごはんとか済ませて7時半から自習開始ってことなのかな?
そして、ウェイウェイが友人たちにいつから付き合ってるのと問いただされるところ。
「半年?せいぜい30分よ。」
って答えるんだけど、どゆこと?
シャオ・ナイと会ってからゴハンも食べて試合もやってるし、到底30分ではきかないし、シャオ・ナイにさらっと「そういう関係だろ?」って言われて自転車の後ろに乗ったってことがそれを受け入れたってことなら、でもやっぱり試合時間30分以上あると思うし・・・。
そもそもバスケの試合って、どのくらいかかるの?と思って調べてみた。
まず、試合は第1クォーターから第4クォーターまであって、1クォーター10分で、第2クォーターの後に10分くらいのハーフタイムと各クォーター間に短いインターバルがあるらしい。(クォーターといいつつ15分じゃないのか。1試合を4分割ってことか?)なので、1試合やったら少なくとも1時間はかかると思うんだけど、いったいいつから換算して30分なんだろう?
シャオ・ナイは、第2クォーター終わって試合抜けて、第3クォーター始まってから微微(ウェイウェイ)のとこに来たから30分てことは、シャオ・ナイが微微(ウェイウェイ)の隣に座ってからの時間かも。てか、微微(ウェイウェイ)の中でその瞬間で線引きされたの?
まー、注目されるのが嫌いな微微(ウェイウェイ)的に、自分とシャオ・ナイの中がある意味実質的に公言されたような瞬間だったからなのか?
あと、ツァオ・グァンがウェイウェイとシャオ・ナイが付き合いだしたっぽいことを聞いて怒るシーン。
これは、ツァオ・グァンがゲーム初心者なせいで、ゲーム上のパートナーとリアルのパートナーを混同しちゃってるからそんなに怒るの?
確かに、奈何(ないか)みたいにグイグイきて王子様発言連発しといてリアルでは別に彼女が、っていうんだったらハオ・メイのように複雑な気持ちにはなるかも知れないけど。真水無香の伴侶だった頃のウェイウェイだとしたら、どっちみちリアル彼氏ができる可能性はあったのでは?ゲームキャラの微光がツァオ・グァンだと知っててプレイしてるならまた別だろうけど。
ツァオ・グァンの友人のこの発言。「ゲームではあんなにお前にべったりなのに、現実ではシャオ・ナイをつかまえた。」っていうやつ。これ、全部間違いです。ツァオ・グァンが同じ授業に出てる女子を使ってコッソリ手に入れたIDがそもそもウェイウェイのものでもなければ、ゲームでも現実でも、シャオ・ナイの策略にハマってつかまっちゃったのはウェイウェイの方だしね・・・。
シャオ・ナイたちの打ち上げも終わりに近づき、シャオ・ナイたち4人を残して他のチームメイトは退場し、酔った愚公が事故の時にシャオ・ナイが自分を庇ってくれたことについて、「命の恩人だ」と改めて話す場面があるのですが、ここ、なんでこの場面でこの話をするのかなってずっと思ってて、でも今回改めて見返すと、どうも試合中にシャオ・ナイの彼女がウェイウェイだと気づいた時からちょっとおかしい。(なので、思ったことを勝手に行間読んであらすじに書いちゃいましたが。)
ウェイウェイが蘆葦微微(ろい・びび)だとカミングアウトする時も、遅れてきたハオ・メイにタオルを投げつけるとことか、飲み会初めに学部の花とのエピソードについて"縁があったところでお前には関係ない"と言われた発言するとこも。
やっぱ愚公ってば学部の花がけっこうほんとに気になってたんでしょう。その流れで急な「命の恩人」発言は、失恋したけど相手がお前だったら仕方ない、っていう完敗宣言なのかも?
このシンデレラ3部作と呼ばれてるグーマン原作のドラマに必ず出てくる"RIO"っていうお酒が気になってしょうがない。パステルカラーで色んな色があってきれいだしたくさん並べると可愛いんだけど、不自然で仕方ない。ビールとか一切出てこないってとこが。やっぱ、スポンサーなのかな。
そういう訳で、11話は以上です。
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