心のドアをノックして *あいのひろ

あいのひろ学園主宰しています。心理カウンセラー・チャイルドセラピスト・アート・カラーセラピスト養成講座 開講してます。

人を愛する課題 ~子供の叱り方

2008-06-21 22:45:02 | 子供の心
今週、八王子市が主催する子育て学級に出席してきました。

今回は、長年、八王子市の小中学校で養護教諭をしていた先生の
お話を聞きました。
その中で一番印象に残った話がこれです。

「人には、成長の過程の中で、課題があります。

・幼少期~小学校3,4年までは、『人から愛される課題』
・小学校3,4年~思春期までは、『自分を愛する課題』
・成人期は『人を愛する課題』
・最後の老年期は『人を許して感謝する課題』

があるんですよ」と。

わあーーーーそうかあ、となんだかすんごく感動しました

人から愛されると、自分を大切にする心が養われる。
自分を大切にすると、今度は人を愛することが出来る。
人を愛することが出来たら、最終的に人を許すことが出来る。

心の成長ってこういう流れになってるのかもしれないですね。

「人から愛される」「自分を愛する」そして「人を愛する」
これを心の三大栄養素というそうです。

心にドーンと来ました


☆ 人を愛するということ

小学校で働いていて気づいたのですが、
私あんまり児童を怒れないんです。
なんでなのかなあって思ってました。

例えば、給食を運び終わった空になったカートを
ぐるぐる回して遊んでる子がいるとする。
広いスペースでゆっくり回していたので、
すぐの危険はなかったのですが、
私は「ホラホラ、あぶないからそろそろやめようね」と言う言い方をするが、
楽しくてしょうがない子供にそんな注意では伝わらない。

そういうときに、担任が「いい加減やめなさい!」と大声でいうと、
ピタっと止まる。

あ、そうだよね。
それくらいちゃんと言わないと伝わらないんだよねと気づく。

私は自分の子供にもそうなんですが、
(感情で怒ることはよくあっても
叱るというのがうまく出来ない。

それをある人に相談しました。
「私ね、あんまり児童を叱れない。
もうちょっとビシっと叱らなくちゃ」と。

いつも物事の本質を突いて来るその人から、こんな答えが。
「児童を叱れないのは、思いやりや愛情が足りない証拠なんじゃない?」って。

あーーーーーーーーー

そうだ。そのとおりだ。

その子に、きちんとルールを教える、悪いことは悪いと教えることは、
愛情であり、私がその子に責任を持つということなんだ。

ベテランの先生が言ってました。
「教師はね演技が必要なんです」と。
きちんとルールや叱るべきところは言わないといけない。

人を愛するって、そういうことなのかもしれません。
もっと客観的に児童を見て、
私がどう接するのがその子の人生のために一番いいのか、
考えていかないといけないなって思いました。

私にそうやって、本質を教えてくれる人も、
それは私のことをちゃんと考えてくれるからだと思うのです。


小学校で、児童に勉強や心のことを教えてるつもりが、
私が勉強させてもらっている日々。
この環境に、心から、感謝

<今日の名言>

本当に誰かに愛されたいのなら、
まず自分から、打算のない愛を人に与えること。

        by 私の友人

人を愛するって難しいですね。とっても。

今日も私のブログに遊びに来ていただきどうもありがとうございます。
皆様にたくさんの愛情があふれ出ますように。