心のドアをノックして *あいのひろ

あいのひろ学園主宰しています。心理カウンセラー・チャイルドセラピスト・アート・カラーセラピスト養成講座 開講してます。

とりあえずお肉を、買う前に。

2011-06-20 14:47:08 | 心のおはなし
先日、ラジオで

世界を旅してきたジャーナリストさんが話していた、

こんなお話を聞いて、

びっくりしました。


先日、生肉問題がありましたが、

日本でも昔はお肉は贅沢品でしたよね。

私も小さいころ、

「今日はスキヤキだ」と

”すき焼きの舞”を兄と踊った記憶があります。(。。どんな兄弟じゃ・・^^;)


だけど今、お肉というのは、

日常の食卓に並ぶものになりました。


ジャーナリストさんによると、

『世界の約69億人が

肉を食べるとなると、

そのために豚や鳥や牛を育てないといけません。


それを育てるためには、

エサとなる植物が大量に必要となります。

植物を育てるために、大量の水も必要になります。


いま、世界では、

人口以上にお肉を消費していて、


69億人しか生きていないけど、

100億人分くらい消費しているんです。


つまりその分の豚や鳥や牛を育てなければいけないので、

生態系にとても負荷がかかっているんです』と。


ああああ、そうなんだ・・・知らなかった・・・。


なのになのに、

人口以上にお肉を食べられているはずなのに、

世界では、お肉が食べられる国というのは少ないそうです。


そのジャーナリストさんが、

ほとんどお肉が食べれないミャンマーから日本に戻ってきた時、

しばらく肉は食べられなかったそうです。

「こんなに食べてしまって、大丈夫なのか」

と、怖くて、と。


長い長い、地球や人類の歴史の中の、

たった、ここ100年くらいで、

確実に、何かを壊している気がして、

怖くなりました。


私は今まで、

メニューを決めずにスーパーへ行くと

とりあえず、

調理方法も多く手頃な豚肉を

買っていました。


何も知らないで、

なんの危機感も持たないで。


私がしていることを、

こうむるのは、

私でなく

私の未来の子孫なのかもしれないなあ。


だからといって、

私が何が出来るのか?

何もできないじゃないか?

とも思ってしまうのですが、


何も知らないままに

何も感じないままに

いつも通りにお肉を買うのではなく、


「昨日もお肉だったから、

今日は野菜多めのお鍋にしよう!」って

思えるようになったらいいな

と思いました。


スーパーで、簡単に豚肉に手を伸ばす前に、

ほんの少しだけ、想いを、

そこに馳せられたらいいなあ。


『今日の名言』

「いままで」

より

「いまから」

by 福島正伸さん


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素敵な一日を★



神さまの、「もーいーかいっ」

2011-06-18 09:45:30 | 心のおはなし
そうじ力研究会の

枡田光洋さんがこんなお話を書いていました。


↓↓↓


中学時代に買ってもらった14インチの小型テレビを、

ずっと使っていたそうです。

でも、そろそろ、かっこいい大きいテレビが欲しいと思い

奥さんに提案しました。


しかし、

「使えるのに何で、借金してまで買わなければいけないの?」と言われ、

それもそうだと、その時は断念したそうです。


でも数ヵ月後、

そのテレビが壊れてしまいました。

さすがの奥様も、テレビを買うと言うだろうと思い

「壊れちゃったね。テレビ買わなくちゃいけないね」と言ったそうです。


すると奥さんは

「必要なものは必ず与えられるんだから、買わないよ」

と一言。


しかし・・・

次の日ハウスクリーニングのお仕事で出会ったお客さんに、

「今度引っ越す新しい家は、テレビが備え付けになってるから、

このテレビ使う?」

といわれ、テレビをもらえたそうです!!!


あ、、、、ありえますか?そんなことって・・Σ(・ω・ノ)ノ!


でも、あるのかもしれないなあ。

必要なものは、

与えられるのかもしれないなあ。


「そろそろこの人には、こういう人との出会いが必要だな」とか

「この人には、こういう経験が必要だな」

そーんな風に、神さまはじーっと見ているのかもしれない。


今なかったらそれは、今は必要でないからかもしれない。


「人にはね、神様がきめた特定時間、特定日っていうのがあるんだよ」

というのを、仲良しさんから教えてもらったと

以前、記事に書いたことがあります。


出会うべくして出会う人。

気づくべくして起る出来事。


何事も、神様がちゃーんとそのためにぴったりの

日にちや時間や出来事を決めてくれてる。


まだ来ないのかと、焦る行為は、

時速20キロの河を、

時速20キロで逆流して必死に漕いで、

結局止まって見えてしまうのと同じかも。


本当に必要なものは、

地球の裏側からでも

びゅ~んって

やってくるのかもしれないね。


神さまの「もーいーかいっ」を

「もーいーよ」

っていえる日まで、

笑って待っていられたら、いいな。


そのときはきっと、

「ほんとに、これかなあ」

でなく、

「これだ!」って

心が大きなYESを出してくれるはずだよね^^


『今日の名言』

(弟子に、一生を通じてやらなければいけなことは
なんですか、と問われ)

己の欲せざるところ

人に施すことなかれ


それをすなわち「恕」(思いやり)という

by 孔子さん

この前の3月に配られた、
小5のさよなら文集の最後にあった、先生からの言葉。
心に、残りました。

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Use your china~あなたの一番のお客様

2011-06-16 09:40:43 | 心のおはなし
(この記事は、6月2日にアメブロ(http://ameblo.jp/hirohappy70/)に
UPしたものです。)

今日も雨ですね

今日は新月だそうです☆


私は新月近くのオフの日は、

手帳を持って、

いそいそと

お気に入りの喫茶店へ行きます。


そこでおいしいコーシーを頼んで、

ゆっくり手帳を開く。


「先月の新月、何を書いたかな~」と

ちょっと嬉しい瞬間です。

(にわとり頭、ほぼ先月の願い事は忘れています^^;)


今日も夕方、

「あー、そうそう、今月は手放し月間だったっけ」とか

「頼まれた仕事を一生懸命しようって思ってた」とか

手帳をみながら今月を振り返りました。


これはちょっとだけ出来たから、1まる◎

これはまあまあ出来たから2まる◎◎

と、先月の願い事の横に書き、

それを踏まえ、

「あーこれは今月も強化だな」と思うものを

今月のお願いごとに書きました。


1か月に一度、

自分の行動や心を静かに振り返る時間。


心が、その時間を吸収して、

とても満たされました。



本にこんなことが書いてありました


アメリカの新聞の身の上相談欄のお話です。

「50歳主婦です。

子どもも巣立ち、夫婦関係も倦怠気味で、

趣味もなく、毎日張りがありません。どうしたらいいでしょうか。」


このお悩みにあったのが、こんな答え。

「『Use your china』

お客様のために用意した食器を

自分のために使いなさい」と。

(chinaとは、陶磁器のことだそうです)


「今まで、家族のため、子どものため、生活のためと、

自分のことを後回しにしてしまったのでしょう。

お客様のために取ってある食器を、

今度は自分のために使ってみませんか。

お客様をもてなすように、自分におもてなししてみるのです。

自分のために新品のスリッパを買う、お花を飾る、そういう行為が

心をHappyにして、日々の生活を豊かにしてくれますよ」と。


とても響きました。


そういえば・・・

ワタシも、お客様用の食器は、いつも食器棚に陳列されたまま、

ほとんど使われないでいます。

自分は、何年も同じ、シンプルなものを使っている・・


でもたまには、

そういうものを使ってみたら、

とても嬉しく新鮮な気持ちになるかもしれないな。


新月の日の恒例の喫茶店も、

私には、

Use your china

なのかもしれません。


自分とのアポする、

特別な時間。

嬉しい^^


ちなみに今月の私のお願いは・・

去年、あいのひろの、個人アートセラピーコース
(詳細はこちら→http://www.maroon.dti.ne.jp/hirohappy70/sub5.html )

を受講してくれたNさんが、

親子20名が集まる会に、
アートセラピーの講師として
お声を掛けていただいたそうです!!

話の聴き方講座で受付のお手伝いをしてくれた時、
「これから講師のお話来るかもしれないから、後ろの席からイメトレしててね^^」
なんて言ってから2週間後、本当にお話が来て、びっくりーー!

Nさん、嬉しいね♪

Nさんの講座が無事終わりますように。

これも、私の今月の新月のお願いです。


『今日の名言』

自分の笑顔が

大好きな人が居てくれる。

それだけで人生が、

楽しくて、うれしい

by ひろはまかずとしさん


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【夏休み特別企画】親子で♪描いた絵で分かる深層心理

2011-06-13 09:57:51 | 講演会・セミナー
(追記・おかげさまで残3組です。6月14日9時現在)

3~4歳が描いた絵でわかるんかいな?」

私はアートセラピーの授業を受けた時、

じつは、そう思っていました。


当時の娘の絵は、

○←ママ。

◎←自分。

●←石。


うーん、難解(;^_^A


で、家に帰ってさっそく、娘に描かせてみました。

「まずね~、山ね。」

で、「じゃあ最後は、動物ね」


そこで娘が描いた動物は・・・

お首の長~い物体

(↑娘いわく、キリンさんだそうです)


えっと、キリンを描くのはどんな時だっけ?

と、テキストを見ると・・・

「首の長い動物は、甘えたいときに描く」

どひゃー!まじ??Σ(・ω・ノ)ノ!


実はそのころ、

娘は幼稚園に入りたてで、

私は資格のための学校に通い、忙しくしていました。


甘えたかったのかな・・・

娘に「もしかして、寂しかった?ごめんねー」と言うと、

「うん!」と元気なお返事が返ってきました^^;


小さな子どもは、自分の気持ちを上手に言葉にすることが

あまり上手に出来ません。

なので、

腕を使って自分の気持ちを絵で表現することで、

気持ちが発散されることが多々あります。


先日の一年生の図工で、

「太陽を描きましょう!」の時間。


元気な赤やオレンジの太陽を書く子が多い中、

真っ黒な太陽を描いた子も何人かいました。


アートセラピーでは、

太陽は父親像の象徴とも言われます。


でももちろんそれを、決めつけるということではなく、

黒い太陽を描いたことが、

いけないということでもなく、


その絵を通して、自分を表現できたことを、

褒めてあげたいなと思います。


そしてその子を知って、

もっと大好きなるための、

何かのヒントになったら

いいなあと思います。


そんなこんなで、

お待たせしました!!


春休みに震災で延期になっていた親子人気講座、

夏休みに行うことになりました^^


夏休み親子特別企画
描いた絵で分かる!ママと子供の深層心理
@井の頭公園駅前のお知らせです


先ほど娘に描かせたというものが、

箱庭療法を絵で描くという、アートセラピーです。


「一枚の紙」という箱の中に山、川・・など11個のアイテムを描いてもらい、

一つの風景にしてもらうと、

そこから、いろんなことが分かります!!

(というと、「怖~っ」と言われますが 汗

そんな変なものは出てこないので、ご安心くださいまし:*:・( ̄∀ ̄)・:*:)


例えば、川。

川は「自分の心の状態」を表します。


急流の川、穏かな魚が泳ぐ川、小石が埋まった川。


それぞれ意味合いがあり、おんもしろ~いのです^^


さ~ みなさんは、どんな絵を描くでしょうか!


描いた場所や描き方で、

過去のトラウマ、今思っていること、未来の自分が

分かります。


小学校の教室の後ろに貼られている、図工で描いた絵。

自分の子の絵をママがみたとき、

もしかして、今、こういう心の状態かなあとなんとなく分かるようなポイントも

講座中に説明していきたいと思います。


終了後のアンケートでは、

・子供が集中して絵を描いている姿を見て、私の気持ちがなんだかホッとしました。

・自分の知らない密かな悩みが分かりました。

・愛は昔にあったんだなあと改めて思いました^^;

・怖かったけど、やってみたら面白かった。

・子供たちとあーでもない、こーでもないと分析しながら話せて楽しかったです。

そんな声がある講座です。


ろ~んぐな夏休み★

時間があるときに、じっくりと、お子さんの心と対話してみませんか?


夏休み特別企画♪
描いた絵で分かる!ママと子供の深層心理


日時 : 7月26日(火)10:30~12:00

場所 : 井の頭コミュニティセンター(吉祥寺駅より徒歩10分、井の頭公園駅より徒歩5分)

会費 : 親子で1500円 (親とお子さん二人でご参加の場合、+500円)

対象 : 4歳以上のお子さんと親

定員 : 親子10組(先着順)

持ち物 : 黒サインペン(一人一本)、色鉛筆又はクーピー。

講師 : あいのひろ
     (アートセラピスト、チャイルドセラピスト、小中学校メンタルサポーター)


企画 :子連れでおけいこ Puppen Puppe

お申し込みフォームはこちら→http://form1.fc2.com/form/?id=667688

または、親子のお名前、当日連絡先、メアド、お子様の年齢を書いて、
soukenbikai@yahoo.co.jp (Puppen Puppe) あるいは あいのひろメッセにメールください。

■お知らせ■
同講座はたまじょ企画で、6月25日(土)の多摩市2011フェスティバルでも行います。
そちらでは、普段の講座と違い、ご家族参加、パパと子参加もOKです。
ご興味のある多摩市近辺の方は、6月5日広報紙一面または、多摩市HP をご覧ください^^


☆いつも読んでくださる方々へ、ついしん☆

お陰さまでロンくんは、さいごのときを、
穏かに、静かに、過ごしています。
心配して心温まるメッセージをくださった方々、
静かに見守ってくださった方々、
本当にありがとうございました。

いつも、どうもありがとう♪


鶴に問う、恩返しの仕方

2011-06-12 15:31:24 | 心のおはなし
最近響いた言葉。

それは、

「受け取ることだって、与えるってことなんだよ」

の、一言。


与えることがどれだけ尊いか、

それはよく分かっている、、、

でも、

わたし、もらってばっかりで

ぜんぜん返せてないじゃーん!!!


と、常々、いつもいつも、毎度毎度、

思うのです。


仕事について、

たくさんのことを教えてくれた方や、

手伝ってくれた方、

子育てでぼろぼろの時に助けてくれた戦友たち、

凹んでいる時に優しい笑顔で包み込んでくれる方々、

いつも励ましてくれるブログの方たち


もうほんと、数えきれないものを

両手両足いっぱいにもらいつつ、

ぜんぜん返せていないーーーーーーーー!!(iДi)



・・・なるべくお返ししたいなと思っているんだけど、

絶対に、足りてない。


鶴だって、

開かずの部屋で

恩返しとばかりに

夜なべしながらせっせと反物を織ってたはずだよ。


わたしは、一体・・・・・

何を返せているんだろう・・・・


そう思っていたときに、

ふともらった、

この言葉。



『受け取ることだって、

やってあげられることの一つだよ』


なるほど・・・・

そんな風には思ったことなかったけど、

「どうやったら返せるの?」って

思っている暇があったら、

『ありがとう』って、

『本当にすっごく嬉しい』って、

素直に受け取らせて頂くのも、

大事なことなのかもしれないな。


よく、「自分が成長することが、恩返しだよ」

とも言われますが、

それだけではない何かを、

生きているうちに、返したいな。


この御恩、

いつかお返しできたらと思っています。


いつか、でなく、

今から。


あ!私だけが特別たくさんもらっている、とかじゃなくて、

みなさん、きっときっと、たくさんもらっているんだと思うんです。

だから、聞いてみたくなりました。


みなさんはどうしているんだろう。。。?


どなたか、いい恩返しの仕方があったら、

おつむの弱いわたしに、

おせーてくださーい(涙)


『今日の名言』

かんがえてばかりいると

日が暮れちゃうよ

by 相田みつをさん

あはは。 ぼやぼやしてたらしんじゃうねσ(^_^;)

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神様が、そっと、肩に手をおいた~愛犬ロンへ

2011-06-09 15:27:10 | 日々のつぶやき
うちの実家には、「ロン」という18歳のワンコがいます。


出会いは、短大時代。

当時、私はそんなに英語が好きでもないのに、

なぜか英文科に通っていました。

周りは、帰国子女や、英語が得意な人ばかり。

劣等感と英語漬けの日々でアレルギーになりそうでした。


そんな中、いとこがイギリスに住んでいると聞き、

なんとかしなきゃ・・・と、

1ヶ月間そこでお世話になることになりました。


そこに2匹のワンコがいました。

「将軍」と「ケンジ」

日本好きなイギリス人のご主人さんと、

ジュリー好きなイトコが名づけたそうです。


実は私は小学生の頃、のらワンコに追いかけられた経験があり、

それ以来、ワンコとは目を合わさないように生きてきました。

「はじめまして」と家に入った瞬間、

2匹のわんこに飛びつかれ、

「マジか!」と倒れそうになりました(@ ̄Д ̄@;)


でも人懐っこいワンコたちと次第に仲良くなり、

帰ってくると、親に「ねえ、犬飼いたいよ」とお願いしていました。

でも、「ダメよ、ダメ」と言われ諦めていました。


その一ヵ月後のある日。

母の腕の中に、生まれて1ヶ月半の、

コーギー&柴犬のmixの赤ちゃんワンコが

抱かれて帰ってきました。


「???????????????Σ(・ω・ノ)ノ!」

「今日、お買い物に行って、ナスを選んでいたのよ。

そしたら突然

『あの、、、、犬を飼いませんか?』って声をかけられたの。

『ワンコが6匹も生まれてしまって、、、、で、あなたを見ていたら、

かわいがってくれそうな気がしたので、つい、声をかけました』

て言われて、ついね、連れて帰ってきちゃった。あはは^^;」

この衝動的かつ大胆な、行動により、私とロンは出会いました。

イギリスで出会ったワンコがきっかけで、イギリス犬が来てくれるなんて、、、、

なんだか運命的なものを感じ、

ワンコはロンドンから、「ロン」と名づけられました。


それ以来、

元気一杯に、

いつも吠えるすぎなほど吠えて、

ジャンプしすぎなほどジャンプして、

1メートルほど先に私をリードしながら散歩し、

うちの子たちには、元気に飛びつきすぎて恐れられ、

16歳で市から長生き賞をもらい、

そんな風に自由に楽しく過ごしてきました。



でも18歳になり、人間的には126歳を超えたころ、

後ろ足がもう利かなくなりました。


最近は大好きなお散歩も、

大好きなジャンプも、

大好きな飛びつきも、出来なくなりました。


ロンは、一つずつ、出来なくなりました。


先週、実家にロンを見に行ったら、

食事も受け付けず、

ほどんど寝たままでした。


どこかで、、分かってしまいました。


ああ、神さまが、そっと、ロンの肩に手をおいたんだなって。

「お迎えに来たよ。

準備はいいかな?」

そう、言われてるんだな、

と思いました。



骨に触れられそうな痩せてしまった体を

たくさんなでながら、

「もういいよ、

がんばったもんね。

たくさん、ありがとう。

一緒にいてくれて、ほんとうに楽しかった。

今まで父と母を守ってくれて、どうもありがとう。

また、会おうね。」

そう伝えました。


その時は、

頭では

「もう、

18歳だし、

そろそろお迎えがきても、仕方がないのか・・。

たくさん楽しい時間を過ごせたね。」

そう納得していました。

悲しいいけど、笑ってバイバイしよう。そう、思っていました。


でも昨日、母から電話があり、

「そろそろ、、、だね。

痙攣がおこってしまっているから、

明日か、、、、あさってか、、、」


頭では分かっていた。

泣かないかもって思っていた。


だけどそれを聞いたら、

涙が溢れて溢れて止まらなくなりました。


頭と心は、

つながっているようで、

べつなんだ。


心は、

自分の知らないところで、

もっと深く、

もっとたくさんのことを感じていているんだ。


自分の意思とは裏腹に

止めらない涙に、

そう思いました。


息子と娘にも伝えました。

「明日、ロンくんに、ありがとうと、また会おうねをいいに行こうね」

娘はしゃくりあげて泣きましたが、

「ロンくんは、神さまがね

『そろそろ、帰ってきていいよ。

いままでがんばったよね。

もうこっちで、ゆっくりしていいよ。

また生まれ変わってみんなに会おうね。』

って言ってるんだよ」って言いました。


まるでそれは、自分に言い聞かせるように。


一つの出会い、

一つの別れ。


ロンくんからもらったものは

はかり知れないけど、

ぜんぜん、返せてないけど、


ロンは、そんなの何も知らないふりをして、

笑ったまま、風になるような、

そんな気がしています。


ありがとうを、

子どもたちと今日、

伝えに行こうと思います。