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下肢静脈瘤の直し方 : 手術前日

2012年04月26日 | からだのこと
 明日下肢静脈の手術をします。
 下肢静脈瘤についての詳しいことは web でチェックしていただくとして、私の場合10年位前から左ひざの内側などに静脈瘤ができ、年を追うごとにだんだん大きくなってゆきました。下肢静脈瘤は痛みなどの自覚症状が出なければ放置しても良い、ということで放っておいたのですが、そのうち左足首付近にかゆみを伴う赤黒いあざのようなものができてきました。これはうっ滞性皮膚炎という、下肢静脈瘤が原因でできるもので、進行すると潰瘍になるといいます。それから数年経った昨年、ついに左ひざ内側にある最も大きな静脈瘤に痛みを感じるようになったのです。これはヤバイかも、とあわてて治療方法を調べ、レーザー治療という治療効果が高く、日常生活の支障が少ない方法を知りました。悪い静脈を引っこ抜くという、従来の一般的な手術は病院に2泊はしなくてはいけませんが、レーザーなら日帰り治療でOK、翌日から仕事に復帰できます。昨年の1月から保険適用になったそうで、ナイスタイミング! これを待っていたんだぜっ! と、レーザー治療ができる施設を探してみると、なんと半径3キロ以内に発見。半ば運命的な出会いを感じて、クリニックの門をたたいたのでした。
 私の下肢静脈瘤は左ひざ内側のものが最も大きいと思っていたのですが、エコーで調べてみると、実は外から見えないところ、足の付け根(鼠径部と言いますが)にある静脈弁が破壊され、そこに形成されされた巨大静脈瘤が諸悪の根源だということがわかりました。しかもそれと同様の大きさのものが右の鼠径部にも発見されたのです。右は全く健康だと思っていたのに・・・。鼠径部の静脈版が破壊されたために、それれより上位の静脈血が脚の静脈圧の弱いところ(浅いところを流れる静脈)へ逆流していたのでした。椅子に座り指を鼠径部にあてた状態で下腹部に力を入れると、ジュルジュルと血液が下肢の方へ逆流するのがわかります。
 医師にとっては右も左も同程度の状態のようで、両方一度にはやらないと釘をさされたうえで「どちらをやります?」と聞かれたので、間髪を入れず「(痛みのある)左をお願いします」と返答しました。昨年2月のことでした。治療は7月に行いましたが、治療の詳細は明日行われる右側の治療でお伝えしようと思います。

 


右太もも内側です。帯状の静脈瘤がお分かりになるでしょうか。
きたない写真ですみません。


 現在左の下肢静脈瘤はほぼ完ぺきに消え失せました。なかなか効果的な治療です。右側の脚については、目に見える静脈瘤はありますが、かつての左側のものほど大きくなく、うっ滞性皮膚炎も痛みもありません。なのになぜ治療を受けるのかというと・・・




・・・これは現在の私の足。写真ではわかりにくかと思いますが、左右で色が違うのです。治療をした左側に比べ、右側のほうが黒い・・・どす黒いと言いましょうか、それに表面の静脈の太さもちがいますね。それだけ右のほうが血流が悪いのです。この左右の差を目の当たりにすると、やはり積極的に治療を受ける気になります。

 続きは明日・・・



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