どうでもいい日記

なんとなく、政治や経済、英語のことなど。
夢は海外移住…か?

モノポリーに例えると,

2008年11月17日 21時37分51秒 | 海外投資
たぶん,世界経済は今,
複数の通貨が流通するモノポリーになろうとしているんだな。

今までは,一人のジャイアンが印刷機を持ってた。
今は,プレイヤーが各々,自分が持ってる印刷機を使い,
自分が発行する紙幣で取引しようとしている。

なぜそうなったかと言えば,
おそらく,軍事力と経済力が均衡してきた結果だろう。
そういう漠然とした答えしか,思いつかない。

カネと力を持った新規プレイヤーがどんどん入ってきている。
軍事力を背景に,自分の発行する紙幣の受け取りをゴリ押しする。
本当にヤバくなったら,たぶんゲーム盤をひっくり返そうとする。
そういう連中が参加してきてるわけだ。

今までは,米国のゲームだった。
流通紙幣(:基軸通貨)を握る者は,ゲームを制したも同然。
カネが足りなきゃ印刷すればいいんだから,そりゃ最強だ。
ついでに,というか,それゆえに,米国は軍事力も備えてた。
ルールを守らない連中に制裁を加えることができた。

でも,そういう状況は,変わろうとしている。
米国主導のゲームに参加してりゃいいという時代は終わりつつある。
米国にはもう,ルールを決める力もなければ,
他のプレイヤーにルールを守らせる力もないんだ。

外交というのは,どんなルールでゲームをするか,それを決める争いだ。
その争いは,軍事力と経済力で勝敗が決定する。
今後は,国益むき出しの主導権争いが展開するだろう。
軍事力が背景にない通貨は,流通範囲が狭まり,下落していくはずだ。

そういう意味では,日本円の将来は暗いと言わざるをえない。
日本円での支払いに応じてくれる国を増やすには,
一定の経済規模を保ち続けることと,軍事力を保持すること。
たぶん,この二つが必要になる。

この状況が進展した結果は,ほぼ見えている。
混沌。カオス。それしかない。
世界はたぶん,そういう方向に向かっている。
世界は,弱肉強食の時代へと逆行しているんだ。
それに気づかずに手を打たないと,いつか痛い目に遭うかもしれない。
その時に泣いても,もう遅い。

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