この領域の撮影のリベンジが意外に早く実現しました。遠征地は光害マップによると広島県ではもっとも闇夜が期待される場所です。
25日(土)の晩に2時間弱かけての遠征です。上弦の月の月没が0:48ですので22時頃から準備しての撮影となりました。
結果はご覧のとおり、リベンジ花丸です。光害によるカブリ補正がほぼいらない環境は素晴らしいと実感しました。
2015.04.26 00:30~撮影 撮影地:syoubarasi takanotyou 光学系:SIGMA APO MACRO 180mmF2.8(絞りF4.0) + EOS60D SEO SP4
露出:4分×27コマ(108分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+QHY5L-Ⅱ PHDガイディング にてオートガイド
画像処理:DNGconverter経由,RAP2にてdalk5コマ, flat10コマバッチ処理、IYMGにてコンポジット、stellaImage7でレベル補正・デジタル現像他、canonDPPにてトーンカーブ調整・周辺フレームずれカットのためのトリミング他による処理
天体写真熱が再発して約2年が来ようとしていますが、考えてみればデジタルになってからの天体写真では最高の出来と思います。
赤道儀、オートガイダーの購入や改造カメラの投入などハード面での恩恵はもちろんですが、この夜の撮影地と天候はほぼベストとであったことが勝因です。
いままで見上げていた夜空はなんだったのだろう、これが本物の星空だぁ~って実感しました。もちろん日帰り可能な遠征地での話です。そして天文薄明開始までの3時間はあっという間に終わりさそり座が南西の空にきえていきました。
誘ってご一緒された星友Uさんも大感激の至福の時間だったようです。
帰宅後に国土地理院の地図閲覧サービスで確認したところ、標高790m辺りで眼下の高野町よりも250m登った地点でした。広島県では比較的高所となります。霧が多く発生するこの地方では貴重な場所と言えそうですが。欠点は山である事もありあまりにも暗くて怖い!事であります。二人で居て車があるから我慢できる(笑)。
話しは画像処理をしてみてですが、前回が暗いとはいえ光害の影響が否めない場所での75分露出と比べれば、今回は真暗な場所で108分露出でしたので、強調処理もずっと緩めで滑らかな仕上げにし、ご覧のS/Nを表現することができたと感じます。
つぶやいたのは「やはりあの空の下でないとダメなんだろうなぁ~」でした。
【補足】
このレンズはSIGMA APO MACRO 180mmF2.8ですが、周辺減光・周辺星像とも完成度が高い製品と思います。ただ、逆光に弱く輝星の対角にゴーストが発生します(今回もアンタレスや2等級の20番星で発生)ので、嫌われる方には不向きです。輝星を含まないフレーミングとするか画像処理でレタッチ消去で対処する必要があります。輝星が周辺で口径食による割れもほぼありませんし星像自体は極めてシャープな優秀な光学設計と評価しています。
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25日(土)の晩に2時間弱かけての遠征です。上弦の月の月没が0:48ですので22時頃から準備しての撮影となりました。
結果はご覧のとおり、リベンジ花丸です。光害によるカブリ補正がほぼいらない環境は素晴らしいと実感しました。
2015.04.26 00:30~撮影 撮影地:syoubarasi takanotyou 光学系:SIGMA APO MACRO 180mmF2.8(絞りF4.0) + EOS60D SEO SP4
露出:4分×27コマ(108分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+QHY5L-Ⅱ PHDガイディング にてオートガイド
画像処理:DNGconverter経由,RAP2にてdalk5コマ, flat10コマバッチ処理、IYMGにてコンポジット、stellaImage7でレベル補正・デジタル現像他、canonDPPにてトーンカーブ調整・周辺フレームずれカットのためのトリミング他による処理
天体写真熱が再発して約2年が来ようとしていますが、考えてみればデジタルになってからの天体写真では最高の出来と思います。
赤道儀、オートガイダーの購入や改造カメラの投入などハード面での恩恵はもちろんですが、この夜の撮影地と天候はほぼベストとであったことが勝因です。
いままで見上げていた夜空はなんだったのだろう、これが本物の星空だぁ~って実感しました。もちろん日帰り可能な遠征地での話です。そして天文薄明開始までの3時間はあっという間に終わりさそり座が南西の空にきえていきました。
誘ってご一緒された星友Uさんも大感激の至福の時間だったようです。
帰宅後に国土地理院の地図閲覧サービスで確認したところ、標高790m辺りで眼下の高野町よりも250m登った地点でした。広島県では比較的高所となります。霧が多く発生するこの地方では貴重な場所と言えそうですが。欠点は山である事もありあまりにも暗くて怖い!事であります。二人で居て車があるから我慢できる(笑)。
話しは画像処理をしてみてですが、前回が暗いとはいえ光害の影響が否めない場所での75分露出と比べれば、今回は真暗な場所で108分露出でしたので、強調処理もずっと緩めで滑らかな仕上げにし、ご覧のS/Nを表現することができたと感じます。
つぶやいたのは「やはりあの空の下でないとダメなんだろうなぁ~」でした。
【補足】
このレンズはSIGMA APO MACRO 180mmF2.8ですが、周辺減光・周辺星像とも完成度が高い製品と思います。ただ、逆光に弱く輝星の対角にゴーストが発生します(今回もアンタレスや2等級の20番星で発生)ので、嫌われる方には不向きです。輝星を含まないフレーミングとするか画像処理でレタッチ消去で対処する必要があります。輝星が周辺で口径食による割れもほぼありませんし星像自体は極めてシャープな優秀な光学設計と評価しています。
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「暗い夜空はSN比が高い」この一番大事なことを実現するのが一番難しかったりしますよね。
怖いのはクマですかね。ラジオを鳴らして武器を携帯(笑)
自分の中ではリベンジ出来たつもりですが、課題が見つかると欲がでます。
あの夜空を求めると、距離も時間も体力も倍以上ですから難しいですよね!でも素晴らしい体感です。
森のクマさんは月の輪熊ですから強力です。北広島方面が多いらしいですが、比婆方面もいるらしいですから恐怖心が増幅します。
CDを大音で鳴らしたり・・・です。
素晴らしい夜空を十二分に堪能できてよかったです。
同じしんどい思いをするのなら、ここの方がいいですね。他はもう行きたくない気がします。
さそりの東部は素晴らしい絵ですが、上の方の黄緑のゴーストが目立ちますね。
PSEで修正されてはいかがでしょうか。
すばらしい作品になると思います。
良いライト画像を手に入れるにはもうそこしかないかもしれません。特に広角写野の撮影は南部では撮りたくなくなるでしょう。
県北のGPV気象予報も気になりだしました~(笑)