★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「レスラー」

2009-06-17 01:38:15 | 映画(ら行)
<T1010/2009/A103/S047>

今週の平日休みは「TOHOシネマズららぽーと横浜」で2本。
その1本目。
スポーツ新聞の一面がここ連日、プロレスラー三沢光晴さんの死亡を伝えてるけど、
この作品にも注目が集まりそう・・・
なので、平日なのにお客の入りはまあまあな感じ。
まあ、昨年のヴェネチア国際映画祭ほか、どっさり賞を取ってる作品なので、
注目度はもともと高いよね。
原題も「THE WRESTLER」。
「映倫 R-15」指定。
2008年製作のレスラー系人生ドラマ、109分もの。

あらすじ・・・今回はAllcinemaさんから引用させてもらいました。
ランディ・ロビンソン(ミッキー・ローク)は80年代に大活躍したプロレスラー。しかしそんな栄光も今は昔、それでも彼は老体に鞭打ちながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。ひとたびリングを降りれば、トレーラーハウスに一人で住み、スーパーマーケットのアルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々。そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れたランディは、ついに引退を余儀なくされる。プロレスなしの人生など思い描けない彼は、馴染みのママさんストリッパー(マリサ・トメイ)にその戸惑いと不安を打ち明け、長らく疎遠となっていた娘(エヴァン・レイチェル・ウッド)とも連絡を取り修復を図ろうとするのだが…。

              

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
●ランディ・ラム・ロビンソン・・・
得意技は「ラム・ジャム」・・・コーナーロープ最上段からのダイビング・アタック。
●満身創痍でクスリ漬け・・・
家族もかえりみず、20年前の栄光に引きずったまま、プロレスのドサ回り生活。
●試合前の控え室での「段取り」が痛快っ。
試合会場ではメインを張ってて、後輩からもリスペクトされてるラム。
●こっそりカミソリ隠し持って、凶器にするのかと思いきや、
いい時に自分の額を切って出血させたり・・・
なかなか芸達者なメイン・イベンター。
●筋書きできてても、試合のシーンはなかなかハード。
何でもありの「ハード・コア・デスマッチ」は壮絶だったね。
ホッチキス攻撃は痛そうーーーー。
長脚立の上からのバックドロップもリアル・・・
WWEの試合を見てるようなエンタメ・プロレスだよーー。
●でも試合後、心臓発作でバイパス手術・・・
引退を余儀なくされ、ちょっと気弱に・・・
昔なじみのストリッパー、キャシディの助言で娘との仲直り作戦・・・
最初は超冷たくあしらわれるけど、

プレゼント作戦が功を奏して、仲直りの兆し。
●調子に乗ってキャシディに言い寄るが・・・

子持ちの彼女・・・一線を越えられず。。。
●またまた調子に乗って、レスラー仲間の飲み会で羽目をはずし・・・
コカ吸って、女とトイレでイッパーーーーツ。
そのまま寝過ごし、娘との食事をすっぽかし・・・
娘は絶縁宣言。。。
●スーパーのバイト時間を増やして、新生活をスタートしようと思ってたのに、

とうとうブチ切れて、店内で大暴れ・・・
●やはり自分の居場所はリング・・・と、
20年前のライバルとの再戦企画を引き受けるラム。
●その気が無いわけじゃなかったキャシディ・・・
ストリップショーの舞台を切り上げて、プロレス会場へ・・・
●支えをなくしたラムはキャシディの引止めよりも、
会場の声援に後押しされてリング・イン。
●マイク・パフォーマンスは、ラッシャー・木村ばりっ。
●発作を起こしそうになるけど、
相手もレフリーも気を使ってるぅぅぅ。
声援はラムの必殺技「ラム・ジャム」を要求・・・
●フラフラになりながらも、コーナー最上段によじ登って、
技を繰り出すラムなのでしたぁぁ。

とまあ、こんなお話。
●近所の子供にも人気者のオッサンだったラム・・・
その近所の子供の一人がキャシディの息子だったのね。
●結末は言わずもがな・・・だけど、胸に沁みる・・・とはこういう結末。
途中のサイン会を開いた時の場末感も、痛かったねぇ。
●エンディングの曲はブルース・スプリングスティーンらしいけど、
聴いてるときは気づかなかった。
●子供の頃はよくプロレスを見ていたひらりんとしては、
年老いてゆくレスラーが生涯現役・・・
みたいな人生を選ぶのもわかる気がするけど、
酷使してきた体だけは、充分気を使ってってほしいですね。
●ミッキー・ロークの若い頃の作品はよく知らないので、
彼の転落人生とこの主人公の生き様がリンクしてるのかはよくわからないけど、
落ちぶれブリが見事な演技???だとは言えるでしょうね。
●ひらりん的にはあの歳で崖っぷちストリッパーを演じたマリサ・トメイもすごいと思う。
この人・・・オスカー女優でしょ。
目立った役が回ってきそうもない人だけど、女優根性は持ってるよね。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
プロレスものといえば「イカレスラー」「ホネツギマン
 
この2作が関連作になるとは思いもしませんでしたぁ。

という事で今回は・・・
崖っぷち度・・・
コーナー最上段から飛ぶ勇気・・・
いつまでも持っているのがレスラーなんですね。


●文末にブログランキングの宣伝を・・・・・・・・・・・
最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を観てひらりん同様「ミッキー・ロークは猫パンチの汚名を晴らせたっ」
と思ったあなたーーーっ、
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4 コメント

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宿命。 (BC)
2009-06-20 14:46:11
ひらりんさん、こんにちは。
トラックバックありがとうございました。(*^-^*

ランディは生涯現役レスラーであり続ける宿命を背負ってしまった男なのかもしれないですね。
返信する
復活 (にゃむばなな)
2009-06-20 17:16:31
ミッキー・ロークもマリサ・トメイも一時はフューチャーされた俳優人生を送った人たちでしたからね。
そんな2人がこの映画で輝いていたのは、オールド映画ファンとしては嬉しい限りでした。
返信する
Unknown (かからないエンジン)
2009-06-22 23:40:07
TBありがとうございます。

1シーン1シーンがどれもこれも
素晴らしく、心から感動させられ
ました。
ミッキー・ロークやマリサ・トメイ
の熱演に目がいきがちですが、個人
的には監督のダーレン・アロノフ
スキーの金獅子受賞にも驚かされ
ました。
返信する
自由に生きる (de-nory)
2009-07-02 19:14:55
ひらりんさん。こんばんは。

こんなに自由に、やりたいことで生き抜けたらどんなに幸せか。
何があっても、「俺にはプロレスしかない。」なんて思えることがすごい。
返信する

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