★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

「スタンドアップ」

2006-11-15 03:38:10 | 映画(さ行)
シャーリーズ・セロン主演。
どうも、炭鉱労働者の話らしく、寒いところで過酷な・・・みたい。
原題は「NORTH COUNTRY」。
2005年製作の炭鉱系ドラマ、124分もの

あらすじ以下ネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
ほんと、原題が「北国」だけに、映像が寒そう。
主人公のジョージーは、夫の暴力に耐えかね、ミネソタの実家に帰ってくる。
しかし、炭鉱労働者の父には、冷たくあしらわれる。
出戻りだし・・・高校時代から、素行が悪いと思われてたから。
しかし、子どもを育てる為に仕事探し。
手っ取り早く高収入・・だと言われ、炭鉱で働くことにするが・・・。
当時は、男女雇用均等法?最高裁判決?が出たばかりで、
やっと炭鉱でも女性が働けるようにはなったけど・・・・
力仕事できついし・・・汚くて・・・危険・・・いわゆる3K。
父親も露骨に反対・・・男の仕事場が減っちゃうし・・・。
そんなこんなで、就職しても、辛い事だらけ・・・
女性従業員は、ただ、イジメ・・・セクハラに耐えるだけ。
就職初日に、社長に出くわし、なんかあったら、相談しなさい・・
なーーんて甘い言葉をかけられた・・・けど・・・リップサービスだし。
ここで事件発生・・・
高校時代の元カレが同じ職場にいて、そいつにレイプされそうになる・・
もう我慢できないと・・・社長に抗議しようとしたが、上司に阻止され・・・
ジョージーを炭鉱に誘った労働組合の女幹部グローリーも病に倒れ・・・
ついには裁判に・・・
ここで弁護を引き受けてくれたのが、
地元出身の元ホッケー選手で、離婚したての男、ビル・ホワイト。
グローリー夫妻の紹介で知り合ったけど・・
狭い町なので、何かとめだってしまってたジョージー親子。
しかし、今までになかったセクハラ裁判という事で・・・
ちょっとやるきになっちゃったビル・・・
しかし、個人だと負けるに決まってるので・・・
女性従業員たちの集団訴訟に持ち込もう・・って事に。
しかし、尻込みする女性従業員。
労働組合の総会でも、意気軒昂な男性社員・・・嫌がらせもエスカレートしてるし。
しかし、ここで今まで娘を嫌っていた父ちゃんが娘を擁護・・・。
理由は、妻が家出しちゃったから・・・だけど。
でも、自分の娘は信じて守ってやろう・・という気持ちになったんですね。
裁判では、ジョージーの高校時代の教師とのセックスを暴露するなど・・・
徹底的に落としめられ、泥沼化していくが・・・
実は気弱な元カノから教師のレイプを告白させ、形勢逆転。
弁護士が、今こそ勇気を持って立ち上がろう(スタンドアップ?)・・・って言って、
傍聴席の女性従業員らを立ち上がらせる・・・。
そんなこんなで裁判は勝利・・・
女性のセクハラ裁判の前例となったのでした・・・・というお話。

いやいや、シャーリーズ・セロンは何でもやっちゃう・・・いや、出来ちゃう女優さんだね。
夫の暴力で青タンできるし・・
ヘルメットに防塵グラスしても似合ってる。
貧しい時には、貧しそうな表情だし・・・
裁判勝った後のすがすがしい笑顔は、超美しいし・・・。

この映画・・・セクハラ裁判モノだけに・・・
主人公以外にも、いろんな立場の女性がいい味出してました。
ジョージーの母も、陰ながら彼女を支えてたし・・・
グローリーは、病魔に犯されながらも、最後まで女性の権利獲得に頑張ってたし・・・
会社側の女弁護士も、集団で訴訟起こされたら、勝ち目は無い・・・と知っていたっ。
実話だけに、説得力のあるお話でした。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的子の映画の関連作は
炭鉱モノ・・・といえば、最近見た「フラガール」・・・こちらは炭鉱町再生映画。
シャーリーズ・セロンの代表作は・・・「モンスター」なのかなっ。
共演者も知ってる人がゾロゾロ。
グローリーの夫役は「フライトプラン」に出てたショーン・ビーン
弁護士役は「ダイヤモンド・イン・パラダイス」に出てたウディ・ハレルソン
父親役は「SHALL WE DANCE?」に出てたリチャード・ジェンキンス

という事で今回は
スタン度・・・
くらーーい陰湿なお話だったけど・・・
裁判に打って出る勇気は、
子どもを守る為、育てる為に出てきた勇気だったようです。
なかなかいい話でした・・・さすが、シャーリーズ・セロン。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
セロン (kimion20002000)
2006-11-22 09:13:35
TBありがとう。
セロンは明確に出演作を選んでいますね。
殺人犯から、炭鉱労働者へ、そして近未来の革命戦士へ。感心しますね。
返信する
告訴 (マダム・クニコ)
2006-11-23 23:24:37
>裁判に打って出る勇気は、子どもを守る為、育てる為に出てきた勇気だったようです

実際には、裁判が12年も続き、彼女に「告訴しなければよかった」と言わしめるほど迫害を受けたそうです。

TBに感謝!
返信する
Unknown (ひめ)
2006-11-26 01:55:29
シャーリーズ・セロンのお父さんに泣かされちゃいました。
男性陣も隠し味でいい味出してましたよね。
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Unknown (mahalo)
2009-02-12 19:04:42
いい映画ですよね~!
シャーリーズ・セロンの演技に感動です。
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